会山行紀行文 2014年
 11.05(水)
快晴
(ひるばやま)
蒜場山
1363m
参加者 (紀行文) 2216 S/K
3名
(男性3名) (写真) 2216 S/K
≪コースタイム≫
 自宅=加治川治水ダム登山口(6:50)…岩岳(8:50−9:00)…烏帽子岩(9:45−50)…山伏峰(10:55)…蒜場山(11:05−11:55)…山伏峰(12:05)…烏帽子岩(12:55−13:00)…岩岳(13:40−13:50)…加治川治水ダム登山口(15:10)=自宅
≪紀行文≫
                           〜〜〜近いところに、こんなに良い山があった〜〜〜

 山行の前日に10月の会山行(安達太良山)でお世話になった先輩会員の方からお誘いの電話をいただき喜んで参加。

 蒜場山は自宅から1時間と近い距離にあるものの、名前を聞いたことがある程度で登るのは初めて。
 加治川治水ダムを取り囲む木々は紅葉のピークをむかえていたが、陽が当たらず鮮やかさはまだ眠りの中。

 高度を上げるに連れて、目を覚ました紅葉が輝き出す。
 左側には、モッコリと特長的な姿の俎倉山(まないたくらやま)、キノコと紅葉狩りを楽しみながらゆっくり2時間かけて岩岳へ。
 岩岳から見える蒜場山の頂上は、まだ遠くて高い。
紅葉が目覚め出す 特長的な姿の俎倉山 岩岳から見る蒜場山と途中の烏帽子岩

 頂上までのコースタイムは2時間、「簡単に登られない山だから喜びが大きい」との言葉に気持ちを引き締め頂上へ向かう。

 烏帽子岩で展望が大きく開け、五頭連峰の端から端までを俯瞰。紅葉の赤が染みた五頭の後ろ姿が実に良い。

 白山、粟ヶ岳も綺麗に望め、最近登った守門岳と浅草岳は冠雪のため白く光る。
岩岳から一度下って頂上を目指す 烏帽子からの展望(中央後方が五頭連峰) 遠く白山、粟ヶ岳、守門岳、浅草岳(右から)

 烏帽子岩周りに残った紅葉や冬支度で葉を落とした枝の白い曲線に励まされる。
 ミニ岩登り、ミニやせ尾根など変化の多いコースが登りを飽きさせない。左に二王子岳が姿を現す。
烏帽子岩を越え尾根を行く(左が山頂) 紅葉の中を登る 二王子岳が姿を現す

 山伏峰まで登り飯豊連峰最高峰の大日岳を右に観て頂上へ。

 頂上では飯豊連峰の大パノラマが待っていた。「素晴らしい!」「さすが飯豊!」「飯豊はイイで!」と感嘆の言葉が止まらない。
 飯豊連峰と向かい合って昼食を食べ、去りがたい気持ちを「また来ます」の言葉で納得させて下山。
大日岳を右に見ながら頂上を目指す 飯豊連峰の大パノラマ

 粘り強く色を付けている烏帽子岩の紅葉に足が止まる。振り返ると枝だけの木々をまとった蒜場山が冬の訪れを告げている。
烏帽子岩を目指し下る 紅葉が残る烏帽子岩 山容が冬の訪れを告げる

 ダム湖が見えるところまで下りると、純光を得た紅葉が一段と鮮やかさを増していた。

 下山した後も山の魅力にどっぷり浸かった脳みそはしばらく飽和状態。

 名残惜しくて帰路に蒜場山が良く観える上赤谷集落手前で車を止めた。

 近いところに、こんなに良い山があったのか。
色づいた木々の中を下る 鮮やかさを増した紅葉
紅葉のパノラマ 車を止めて観た蒜場山