会山行紀行文 2014年
 09.07(日)
晴れ
第28回浦佐温泉
耐久山岳マラソン

参加者 (紀行文) 1854 M/T
2名
(男性2名) (写真) 1854 M/T
≪コースタイム≫
≪紀行文≫
                           〜〜〜炎天下の山岳耐久マラソン奮戦記〜〜〜

 1年中山三昧〔仕事も少し〕なのですが、残暑は厳しく、花は終わり、紅葉には早い9月第1日曜日は登山靴をスニーカーにはきかえ、マラソンにチャレンジしています。
 この大会は「耐久山岳マラソン」の名のとおり、旧浦佐スキー場を駆け抜けるかなりハードなもので、400Mのアップダウンと「暑さ」との戦いです。1周21qのコースに1500人がエントリーしました。そのうち200名は2周〔フルマラソン〕に挑む(もちろん私は1周)強者です。
スタート前の準備風景。緊張の中にも和やかさが漂っています。 レースでありながら郷土のお祭りでもある。
愉快なパフォーマンスランナーが
場を盛り上げました。
スタート地点に続々と集まってきます 一丁前に選手宣誓も行われました

 8:30スタート。3Kの平坦コースののちいよいよ登りが始まります。山は任せろと言いたいところなのですが、マラソンと山登りでは全く勝手が違います。不断走りこんでいる「ランナー」には歯がたちません。せめて「歩く」だけはしないぞと開き直るしかない。
 給水所で水分を補給して、バナナを1切れ口に入れ、「33曲り」という最大の難所にかかる。ここではさすがにそれらしきランナーのペースも落ちるようです。

 照り付ける九月の太陽のもと、なんで4500円も出してこんなところを走っているのかと、深い「後悔」の念が湧くものの、今更どうにもならないわけで、ひたすら登る。ようやく登りから解放され一息つくも、次は1kの砂利道がつづく。
 給水所に寄る毎に、頭から水をかけてもらいレモンをなめて気合を入れる。15kもすぎると「後悔」が「諦め」に代わり、さらに行くと頭が真っ白になり「惰性」になる。これがランナーズハイの心境か?少しの登りののちはいよいよ5k以上の下りが続く。
 ベテランランナーはここでタイムを稼ぐのだそうだが、素人が無理をして膝を痛めて山登りに支障をきたしてはと、ひたすら自重する。
 下りきっての2Kは、沿道の大勢の人達の温かい「頑張れ」の声にひたすら励まされ、何とか無事にゴールすることが出来ました。

 ゴール横に並べられた、名物の八色スイカを御馳走になるころには、さっきの「後悔」などすっかり忘れてしまい、達成感いっぱいの充実した気持ちになれました。
 温泉に浸りビールを飲んだころには、来年もまた参加できたらと思うところは「山登り」と一緒ですね。「タイムは?」「着順は?」・・・野暮なことは聞かないでください。オリンピック精神あるのみです。
さあスタートです。
みなさん自信たっぷりですね。
戦い終えたらおいしい八色スイカが待っています。地元のかーちゃん達は大忙し。 「 さてどれにしようかな!どれも甘いよ! 」
完走した楽山会の大御所、満足げな表情ですね。ところでおいくつでしたっけ? 男子の表彰式、この辺はもうセミプロです。 花を添えた女子の入賞者。
実力もあるんですよ、甘く見ないで。