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ようやく雪渓に降り立てました、暑かった! |
石転び沢出合から沢の奥を望む |
中の島でお茶飲みしてゆっくり過ごしました |
とりあえず、石転び沢を登り、その日は梅花皮小屋に泊まる。それからどうするかは、小屋に着いてから考えようということで、2泊+予備1日分の食糧をザックに詰めて出かけて来ました。
足の松尾根から来た人は、歩く箇所に雪が無かったとの話。三国方面から来た人は、御西からはほとんど雪の上を歩いたとの話。この話を聞いて私の行動計画は確定しました。明日2日目は、雪の上の歩きを楽しみに大日岳をピストンする。3日目は、頼母木山周辺でお花を見ながらブラブラし、丸森尾根から下山することにしました。
小屋からは目の前に梅花皮岳の斜面が見えていますが、もともと雪が付かない場所なので、雪はひとかけらもありません。斜面一面にお花が群れ咲いています。 |
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行く手の梅花皮岳 |
梅花皮岳の斜面はこのお花が主体です |
お花が群れ咲く梅花皮岳の斜面 |
大日岳は梅花皮小屋からずーっと見えています。いつも思うのですが、梅花皮方面から見ると大日岳の右側にある西大日岳のほうが高く見えます。両者の標高や位置関係を知っていますから間違うことはないのですが、そうした知識が乏しかったら、きっと西大日岳をあれが大日岳だと思ってしまい、ずいぶん遠いなどうしようと悩んでしまうと思います。 |
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梅花皮岳の先からの大日岳 |
天狗の庭から来し方、北股岳方面を振り返る |
天狗岳近くから御西小屋 |
御西に近づくと、大日岳の様子が良く見えるようになります。山頂下部の雪が付いている部分が、この時期の大日岳の難所になります。上部から雪の中に尻尾のように細く下がっている部分は、雪が消えた尾根の背の部分です。この尻尾のような部分の左側、雪の下に登山道があります。大日岳の上部は傾斜が急です。尾根に雪が見える時期に大日岳を上り下りするには、アイゼンの携行が不可欠で、かつアイゼン歩行に慣れていることが必要です。
ただし、尻尾のように見える雪が解けた尾根の背の部分には、人が歩けるように、迂回ルートが付いています。自信が無ければその迂回ルートを辿ることも可能です。また、傾斜は石転び沢よりも緩いと思いますので、石転び沢を上り下りできる人なら何の問題もありません。
2年ほど前に大日岳の山頂に標柱が立ちました。某氏が一人で立てたもので、当初は物が石柱と聞いていたので、見かけもすごいが、やることがさらにすご過ぎると思いましたが、その後うわさは木柱だと訂正されたので、何となくほっとしました。今年2月に某氏に会う機会があり、この件についていろいろ確認しようと思っていましたが、私の入院騒ぎで確認できませんでした。
山頂の写真奥の赤茶色の木はさくらで、3年前の5月5日に私の初孫の初節句のお祝いに、折り紙で作ったこいのぼりを吊るした木です。もちろん今は何の残骸もありません。 |
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天狗岳近くからの大日岳 |
大日岳山頂 |
大日岳山頂、奥は西大日岳 |
御西小屋と大日岳のルートには、いろんなお花がいっぱい咲いていました。かなりガスっていたので、いまいちピリッとしない写真で残念です。現物はとても綺麗でした。
花の名前にはとても疎いほうなので、名前については、いっさいコメントを差し控えさせていただきます。 |
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御西~大日ルートの花① |
御西~大日ルートの花② |
御西~大日ルートの花③ |
3日目は、朝からずーっとガスっていました。 |
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北股岳山頂 |
門内岳山頂 |
地神岳山頂近くの池塘、カエルの卵がいっぱい |
地神山を越えると周囲が大きく開けます。この日は、残念ながらガスがかかることが多い日でしたが、時折ガスが切れると、素晴らしい景色が瞬時に眼前に出現します。
頼母木山周辺は飯豊の中で一番好きな場所で、今年はまだでしたが、毎年来ています。地神北峰からの頼母木山、朳差岳の稜線、頼母木山と地神北峰との途中から見上げる地神山、これらは大好きな景観です。
頼母木山と地神北峰との間には、いろんなお花が咲いています。群れ過ぎず、まばらずぎず、絶妙な密度のバランスが気に入っています。 |
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奥は朳差岳、中は頼母木山 |
頼母木山方面から見上げた地神山 |
地神北峰の斜面のお花 |
丸森尾根の上部にはまだたくさんの雪が残っていました。降り始めた時、ガスっていて下場が良く見えなかったので、雪の量はたいしたことないだろうとアイゼンを付けずに降りましたが、失敗でした。滑ったり、転げたりしたわけではありませんが、けっこうひやひやものでした。
丸森尾根は風化し易い地質のようで、崩壊している箇所が時々あります。そうした崩壊箇所の中で、一番大きな崩壊箇所を迂回しようと脇の藪に入ったらヒメサユリが咲いていました。つぼみは何度か目にしましたが、咲いているのを見たのはここだけでした。
丸森尾根はツツジとドウダンが盛りでした。ドウダンは場所によっては並木のようで、これほど多くのドウダンが在るとは、初めて知りました。
(おわり) |
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丸森尾根上部の残雪 |
一番大きな崩壊地、左の藪を通過 |
藪の中のヒメサユリ |
<おまけの写真> |
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