会山行紀行文 2014年
 05.06(火)
雨後晴れ
(おさびやま)
大佐飛山
1908m
参加者 (紀行文) 1861 K/Y
4名
(男性1名・女性3名) (写真) 1861 K/Y
≪コースタイム≫
新登山口(5:15)…主尾根合流点(5:40)…三石山(6:10)…さる山(6:45)…山藤山(7:20)…黒滝山(8:10-8:20)…西村山(8:45)…大長山(9:50)…大佐飛山(10:55-11:30)…大長山(12:20)…西村山(13:25)…黒滝山(14:00)…山藤山(14:45)…さる山(15:10)…三石山(15:40)…百村山(16:05)…新登山口(16:25)
≪紀行文≫
                           〜〜〜庭園のような景観を楽しみながら〜〜〜

 山行含みで5月3日、4日と幕営し、5日はお天気不良で観光スポット等を軽めに巡り、6日の大佐飛山に備えて白河のビジネスホテルに泊まりました。
 ネットで探ると、大佐飛山は栃木百名山で「栃木で最も遠くて深い山」なのだそうで、登山者が最も多いのは4月中旬だそうです。
 ルートは、最も時間を短縮できる巻川林道の新登山口から取り付くことにしました。
 巻川林道は、通常の林道同様道幅は狭いのですが、全線舗装されており、走り易い林道です。

 登山口の周辺は、車寄せ的に路幅が広くなっていて、3台ほど駐車しても通過車両に支障を与えないようになっています。
 登山口にはネット情報どおり、山肌の急斜面にアルミのハシゴが設置されていました。新登山口からの登山道は主尾根に合流するまでの間、急で滑り易い道でした。
 巻川林道の新登山口 新登山口からの登山道、急で滑り易い 主尾根、広くて緩やか、歩き易い

 主尾根を少し進むと次々とピークが出てきます。さる山を過ぎると所々で雪が現れるようになります。
 三石山の標柱  さる山 山藤山周辺のダケカンバの林

 登山道は周りを木々に包まれていて、木々にまだ葉が無いにもかかわらず、周囲の見晴らしが利きません。
手前は山藤山、奥はさる山 黒滝山山頂 黒滝山南側の眺望

 黒滝山を過ぎて、西村山が近付くと雪が多くなります。雪の上では周囲の見晴らしが開け、景観を楽しみながら気持ちよく歩けます。
 登山道は黒滝山までなのですが、黒宅山から西村山の間は、明瞭な踏み跡はあります。
 雪が切れた箇所でもさほど苦労せずに歩くことが出来ます。
西村山山頂   西村山から黒滝山方面を振り返る  雪の尾根から那須方面の眺め

 西村山を過ぎると踏み跡は薄くなり、雪が切れると歩き辛くなります。でも、笹薮が中心で、たまにシャクナゲ藪がある程度なので、新潟の藪に比べれば薄い藪です。

 大長山からは雪がしっかり安定して付いている緩やかな起伏の尾根が続きます。周囲の眺望も開け、木々の造形がこれまた見事、まるで回廊の庭園を巡っているようです。
大長山を振り返る、雪の回廊が続いている 雪の尾根から那須の眺め ダケカンバの巨木の林

 庭園のような景観を楽しみながら回廊を進むと、目指す大佐飛山が大きく見えてきます。

 大佐飛山の山頂周辺は雪が少なく、雪を拾うために、斜面を上がったり下がったりしながら山頂に向いました。
 山頂にはあちらこちらの木々に銘板が取り付けられていました。
庭園の景観を楽しむ 大佐飛山 大佐飛山山頂

 関東の山は概して花が少ないのですが、大佐飛山も多くはありませんでした。
                                                         (おわり)
ウメバチソウ 白いカタクリ キジムシロ