会山行紀行文 2014年
 12.03(水)
晴れ
(おにいしのふゆざくら))
鬼石の冬桜
593m(桜山)
参加者 (紀行文) 2135 K/W
36名
(男性4名・女性32名) (写真) 2135 K/W
≪コースタイム≫
新潟駅南口(7:05)=関越道藤岡IC(10:55)=桜山第一P(11:10-35)…桜山(12:25-13:25)…桜山第一P(14:20-40)=新潟駅南口(18:40)
≪紀行文≫
                           〜〜〜桜、桜、桜そして紅葉におもわず歓声〜〜〜

 今年最大の寒波で、雷と土砂降りの雨の中の集合。
 リーダーの「今日の山行の一番の難所は、集合場所へ来ることでした。」の挨拶。
 行く先の天気予報は晴れ。期待を胸に明るい笑顔の会員を乗せてバスは出発しました。

 高速に入ると間もなく大渋滞。途中、事故の車を見ながらトンネルを抜ければ快晴。
 予定より約一時間遅れて桜山の駐車場に到着しました。 車を降りれば、肌を刺す寒さ。

 今日は、昭和12年に国の名勝及び天然記念物に指定された冬桜7000本の鑑賞です。
 明治41年当時の三波川村長が、日露戦争の戦勝を記念して村民の協力で桜1000本を植栽したのが始まりで、たまたま冬桜の苗400本弱が混ざっていて、これが11月上旬から12月中旬までの紅葉の時期と花見の季節、年間2度にわたって咲き誇りました。
 その桜を、村民が大切に保存してきたものです。

 桜の鑑賞は、日本庭園からの登りとなりました。なだらかな道に冬桜が見え初めて、その内、長い階段を登り始めました。
桜山の駐車場で準備 出発点の日本庭園 冬桜が見え始め、遠くには御荷鉾山が。

 上州の空っ風のとおり、冷たい風が肌に突き刺さり、道には長い霜柱もありました。
 登る階段の道々、見渡す山は、桜、桜の連続で、桜と紅葉に歓声をあげ、遠くの御荷鉾山を望みながら、心行くまで景色を堪能しながらの山道でした。  
暖かい陽射しを浴びて長い階段を登ります 晴れていても冬、足元には立派な霜が。
紅葉と桜、遠望の山々、そして抜けるような青空、最高のトレッキングです

 山頂には、歴史ある南北朝時代の板碑が収められた覆堂が建っていました。
 お昼には風の当たらない場所で、抜けるような青空の上州の山々と見渡す限りの桜と紅葉に囲まれて、日向ぼっこしながらの昼食でした。

 下りは、俳句の里の道に向かい、道にはアザミの花なども咲き、途中の句碑を読んだりしながらの下山でした。
 途中Kさんが俳句を披露してくれました。

     まだ若き 山人に似し 山桜
寒い風を避け、山頂での楽しい昼食休憩 青空と桜も嬉しいおかずです
 南北朝時代の板碑が収められた覆堂 上州の山々と見渡す(名残は尽きません)  俳句の里に向かいます
登山中出逢えたアザミや可憐な花々  
 
 帰路には、藤岡市の道の駅で野菜などの買い物をし、堪能した冬桜と景色をまぶたに残しながら新潟に向かいました。

 トンネルを抜けて、新潟に近付くほどに朝に負けない程の激しい雨となりました。
 リーダーの穏やかなお別れのあいさつを受け、雨の中でのさよならとなりました。
 リーダー、参加の皆様ありがとうございました。