妙義山は、上毛三山の1つに数えられ、日本三奇勝の1つです。
妙義山と言うピークは無く、白雲山、金洞山、金鶏山の三峰で構成されています。しかし、それとてどこがピークか分からないほどのまるで鋸の歯のようなギザギザの山塊です。
山麓には、石門群や大砲岩等の奇岩怪石が林立し、そこに春は桜、秋は紅葉が彩りを添えてくれるのです。まさに天下の名勝と言えましょう。
総勢29名、妙義山中間道の中之嶽神社から妙義神社に至る全長約5Kmのコースを歩きます。
起点の両方に、妙義神社、中之嶽神社という立派な神社があります。どちらから出発しても良いのですが、高低差を考えると今回取った中之嶽神社起点の方が楽だと思います。
また、1500年の歴史を誇る国指定の重要文化財の妙義神社をゴールとすると、ゆっくり落ち着いて鑑賞でき、妙義全体に愛着と名残を醸してくれるのです。 |
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中之岳駐車場からいきなり眼前に金洞山の岩壁が見えました。左の岩の上には人の姿も。 |
中之岳駐車場に着くやいきなり眼前に金洞山の岩壁がそそり立っていました。
でも、今日はここを縦走するのではありません。
山腹の中間道を歩くのです。やれやれです。
まずは、中之嶽神社にお参りなのですが、その石段のなんと急で長いこと。
息を荒げながら必死で登りました。これだけでも立派な登山です。
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過去3回、表妙義を縦走しましたが、この光景にはいつ見ても身が引き締まります。 |
中之嶽神社の鳥居をくぐれば中間道歩きの始まりです。大きな黄金のだいこく様、高さ20m、日本一だそうです。どんな御利益があるのでしょう。 |
社殿を望む中之嶽神社参道石段、すごく急で長い。ここでへばったらダメよ! |
しばらく山道を登りますが、天気の良い土曜日とあって登山者だけではなく、一般の観光客もたくさん歩いていました。
すぐに見晴台に着きましたが、そこからの岩峰群はさすが妙義とうならされるものがありました。
第4石門の雑踏を過ぎると、“天狗のひょうてい”と呼ばれる岩場に出ます。
ここが大砲岩等奇岩怪石の中心部、コンパクトながらも痩せ尾根、鎖場とスリルを味わいました。
ただ、いかんせん狭いうえに大勢の人波、行き帰りするのにかなり時間がかかりました。 |
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第4石門で〜す! 穴のずっと奥に“大砲岩”が見えますよ。 |
見晴台に行くには順番待ちです。とにかく狭いうえに大混雑。 |
怖い鎖場を登ると“天狗のひょうてい”。評定?天狗さまはここで何をしたのでしょうね? |
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“天狗のひょうてい”からのビュー! 苦労してでも来た甲斐があると言うもの。 |
目を転ずれば白雲山の雄姿。遠くに集中登山で登った赤城山が見えました。 |
大砲岩にすっくと立つ御仁、この方、裏妙義の“丁須の頭”のてっぺんにも昇った会の猛者です。 |
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少し歩くと、金洞山の核心部“鷹戻し”が頭上にそそり立っていました。
時刻も調度12時、ここで幸江姉の霊に献花し全員で黙とうしました。
みんなで来ましたよ、どうか安らかにお眠りください。
昼食後も中間道をどんどん進みますが、赤や黄色の紅葉が岩峰に映えてすごくきれいでした。
11月の妙義は実に紅葉のきれいな所です。 もう1週間早かったら最高だったと思います。
途中、“本読みの僧”なるおかしな自然の造形を見たり、黒部の下の廊下のような岩壁をヘツったりとなかなか面白いコースです。
第2見晴でまたまたスリルをちょいと味わって、縦走路への分岐、奥ノ院・大の字への道を分けるとすぐに妙義神社の大きな屋根が見えて来ました。
東照宮にも似た荘厳な神社で、江戸時代中期の繊細で優美な彫刻の数々に目を奪われました。聞きしに勝る立派な佇まいでした。 |
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“鷹戻し”の下にやって来ました。皆で黙とうしました。 |
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狭いながらも楽しいランチ。陽射しが暖かく、まるで春のようでした。 |
岩壁のヘツリ道、まるで黒部の下の廊下みたいだね。 |
おーい! 頭に気をつけろよー! |
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紅葉は終盤でしたが、まだまだ見頃でした。 |
どうです!この圧巻!岩壁と紅葉は実にマッチするのです。 |
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自然の造形の妙「本読みの僧」、自分的には、飾りは本一冊だけで良いと思うのですが。 |
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妙義神社、歴史を感じます。 |
決して忘れていた訳わけではありません。ここで集合写真を撮りましょう。 |
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“大の字”がくっきりと見えます。少し奥に“奥ノ院”、その上からは長〜い鎖場が続いています。 |
「もみじの湯」露天風呂からの妙義のシルエット、白雲山の岩峰群です。 |
最後に、下仁田の葱など地場産の野菜をお土産に買いこみ、妙義温泉「もみじの湯」で汗を流し帰路につきました。
帰りのバスがまた賑やかなこと。昔の美男美女達が「唄のしおり」を片手に、山の歌や思い出の歌に興じておりました。
修学旅行さながら最後まで楽しい山行でした。 |
妙義山秋景、背景は金洞山です。 |
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おわり |