会山行紀行文 2014年
 11.05(水)
晴れ・温暖
(ながいはやま)
長井葉山
  1264m
参加者 (紀行文) 2190 T/A 
31名
(男性9名・女性22名) (写真) 1866 S/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:05)=関川村=飯豊道の駅(8:40)=草岡登山口(9:15)…大石大明神(9:25)…オケサ堀(10:50)…嘉永堤(11:40
…勧進代分岐(11:45)…昭和堤(12:00)…白兎分岐(12:27)…葉山神社(12:30)…朝日分岐(12:40)…奥の院・展望台(12:50-13:30)…葉山神社(13:40)…葉山森林公園(14:00)=入浴=新潟駅南口(20:10)
≪紀行文≫
                             〜〜〜お天気最高、至福の笑顔が一杯〜〜〜

 戦国時代、直江兼続によって建設された「朝日軍道」は、全長65kmにのぼる日本の歴史の中でも有数の山岳縦貫路である。しかも、2000m級の朝日連峰を通る軍事道路である。
 今回は、その朝日軍道の始点である草岡登山口から葉山・1264mに登る。

 「朝日軍道」については、以下のページを参照。
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E6%97%A5%E8%BB%8D%E9%81%93

 雲一つない青空の新潟を予定通り出発。前日、リーダーより「先週の降雪が頂上付近に残っている可能性あり、軽アイゼン等の滑り止め用意」とのメールに、不安ながらも総勢31名揃ってガスに覆われた草岡登山口より登山開始。

 大石大明神を通過する頃、ガスも消え眼前の青空に紅葉した美しい山容が眺められて「ワアー綺麗!」と感嘆の声。
 後ろを振り向くと長井市街地は大雲海の下、私達一行は雲上の人となり感動の体験。 
草岡登山口、深いガスの中で準備 大石大明神、草に埋もれてる・・・ 長井市街地は厚い雲の下

 日本史有数の山岳縦貫路である朝日軍道は、幅も広く緩やかな登りの折り返し、赤や黄色の綺麗なフカフカした落ち葉の道、谷川を渡り豪雨で傷んでロープもある変化の道中を、リーダーの配慮で時々休憩を挟みながら楽しむ。
昨年の豪雨か?橋が流されています 一部崩れトラロープが張られています 心地よい落ち葉道
楽しいジグザグ道を行く 爽やかな空気を感じながら 紅葉はすっかり終わっています
快調に登り続けます 青い空にカラマツの黄葉が美しい 蔵王連峰が白く望めます

 オケサ堀、嘉永堰、勧進代分岐等、歴史深い標識を見ながら3時間ほど過ぎた昭和堰通過時に、薄っすらと残雪発見!、この先の雪の状況に一抹の不安を持ちながら進むも、最後までアイゼンを付けるほどではなかった。
 紅葉も終り、すっかり葉を落とした白い木肌が美しいブナの林にうっとり、又残雪を吹き抜けてくる冷たい風が汗ばんだ体に心地良い。
嘉永堰 昭和堰 積雪が現れました

 ほどなく葉山神社着も残雪あり、この先のピーク奥ノ院展望地目指して僅かな急登を頑張る。      
 温かい陽射しの360度大パノラマ。

 先の尖った形良い立派な東北のホルン「祝瓶山・いわいがめやま」の雄姿が望める。

 飯豊連峰や安達太良、蔵王連峰も眺望最高、お天気最高、至福の昼食で笑顔が一杯。
 
葉山神社到着、右は避難小屋
奥の院展望台。祝瓶山の雄姿
奥の院にて集合写真 飯豊連峰も白く輝いて見えます

  集合写真を撮影後、葉山森林公園に向かっての下山の前に、リーダーより「急坂なので、兎に角怪我の無い様ゆっくり」との注意を受けてから下山。

 V字の急坂斜面の細い道にたっぷりの落ち葉の海、滑り、転び、声を上げながら緊張の一時間程を過ぎて、漸く夕日に映える紅葉黄葉白葉の味わい深い晩秋の森林を堪能しつつ全員が無事揃って、森林公園広場に下山。
葉山神社、右の社は「葉山宮式年お建て替え中」  落葉の積もった急坂を下ります  白兎森林公園に無事下山  
 素晴らしい紅葉色  

 しらさぎ荘にて茶色の透明な湯に身も心も癒され、一路新潟へ。
 山行参加させて頂く度に、何にも代えがたい宝物が増えていくような幸せと感謝の気持ちで一杯になります。
 この度もリーダー様はじめご一緒の皆様お世話様でした。これからもよろしくお願いします。 
                                                                 (おわり)