会山行紀行文 2014年
 10.23(木)
曇り

糸魚川大所のしら池

参加者 (紀行文) 1861 K/Y
24名
(男性7名・女性17名) (写真) 1861 K/Y
≪コースタイム≫
新潟駅南口(7:10)=糸魚川IC(9:40)=ヒワ平(10:40〜10:55)…五月池・しら池散策(11:30〜13:00)=塩の道温泉(14:00〜15:00)
=新潟駅南口(18:00)
≪紀行文≫
                                〜〜〜紅葉に包まれてながら〜〜〜

 天気予報が二転三転、悩まされました。前日・前夜、22日午後7時の気象情報では、糸魚川方面は絶望的な予報でした。しかたなく、雨に降られる心配が無さそうな山形庄内方面に狙いを付け、羽黒山に行くことにし、夜中まで羽黒山の情報収集と資料整理をやりました。

 23日は5時に起き、パソコンでウェザーニュースの気象情報を確認したら、何とお日様マークが並んでいます。一晩でコロリとお天気が変わったようです。念のためにと、気象協会のホームページを見たら、昨夜同様糸魚川方面は雨マークが並んでいました。これってどっちを信じればいいの!!と困ってしまいました。でもこうした場合は、気象庁の外郭の気象協会はデーター更新の反応が遅いので、たいていウェザーニュースの情報を信じた方が無難です。案の定5時30分頃には気象協会のホームページは書き換えられました。ウェザーニュースほどにはお日様マークが並んでいませんが、雨マークが無くなり、ポツポツお日様マークも入りました。

 こうなれば山行を計画通りに実行できます。前夜の、羽黒山の情報収集やバス会社との交渉は、から騒ぎに終わりました。

 糸魚川インターを降りたら、日が差していました。こうなると何となく気分も上向いてきます。でもそれは木地屋集落辺りまででした。
 標高が上がるに連れて雲が空を覆い、日差しも無くなりました。

 ヒワ平から見る栂海新道の峰々は、雲に覆われています。本来ならば、たぶん冠雪した雪倉岳が、真正面にどっかりと見えるはずです。
 残念ながら、かろうじて頂きを見せているのは、栂海新道の尾根より手前にある五輪山と黒負山でした。
道路はヒワ平で冬季閉鎖です ヒワ平、栂海新道の峰々は見えません 展望台に登っても見える範囲は同じです

 ヒワ平からの眺めは今一つですが、周辺の紅葉は真っ盛りです。空は雲に覆われていますが、雨には降られずに済みそうです。
 気を取り直して、車の通りのない道路を、紅葉に包まれてながら、五月池・しら池に向けて歩きました。
 道路は下りなので、皆さんとても元気です。ぐんぐん進みます。
 バスは500m程度ごとに停車して、私たちが到着するのを待っていてくれています。疲れても最大500m頑張ればバスに乗ることが出来ます。
さぁ、五月池・しら池に向けて出発です 道路周囲の紅葉もスバラシイ 車は来ません、道の真ん中を歩きます
                   
 蓮華温泉に向かうこの道路は、毎年10月20日にヒワ平のゲートが締まり、閉鎖されます。以後、車の通りはほとんど無くなり、雪に閉ざされるまでの一時、道路はハイカーのものとなります。
 道は一本道で、迷子になる心配が無いので、隊列は組まず、各自勝手に好きなように歩きました。
 進むに連れ、みなばらけて先頭と最後尾の間はどんどん開いて、見えなくなっています。
先頭はもうあんなに先に行っています 黄色い紅葉も綺麗です 道路脇の紅葉も見事です

 道路脇には、滝があったり、沢があったりして、景色に一層の彩りを添えてくれています。
道路脇の滝、木の間越しがまた良い 紅葉の沢、奥入瀬にも負けない? 道路脇のウド川

 五月池・しら池に到着しました。五月池・しら池の遊歩道入り口には、駐車場と緑屋根のトイレがあります。
 遊歩道は湿っている感じがしたので、食事は入り口のスペースで摂ることにしました。
 しかし、雲がますます厚くなり、気温も下がって寒くなったので、根性無しの私は、バスの中で食事をしました。
 多くの方々は、悠然と外で食事を摂っていました。
五月池・しら池の遊歩道入り口 テーブルはご馳走で埋もれています 紅葉を眺めながらのお食事

 五月池はしら池に比べると、とても小さな池です。でも、景観がぎゅーっと濃く凝縮された感じで、とても綺麗な池です。
 身が洗われるとでも言うのでしょうか、とても静かな清々しさを感じます。
五月池を周回します 五月池@ 五月池A

 五月池の周囲の遊歩道は、手入れがされたようで、良く整備されています。
 2年前に来た時には道幅が狭く、草の背丈も少々高かったように記憶しています。
五月池の遊歩道@ 五月池の遊歩道A 五月池からしら池へ

 しら池は丸い大きな池です。池を一周することはできませんが、遊歩道で三分の二ほどを回ることが出来ます。
 遊歩道は周囲に比べ、低い位置に付けられているようで、雨降りの後には路面に水がたまった箇所があります。

 2年前に来た時には、池に張り出して作られたウッドデッキで食事をしたのですが、今回は、ウッドデッキを連結している木道部分が水没していて、ウッドデッキ上に乗ることはできませんでした。  (おわり)
しら池 しら池周りの遊歩道  遊歩道の終点間近