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下山口の親不知天険口に車を置き、そこからジャンボタクシーに乗り換えて北又小屋に到着。ここがスタート地点です。登山届を提出し、気の良い親仁に見送られて出発しました。 |
朝日岳に登るには、ここイブリ尾根が最短ルートですが、結構きつい登りでした。もうじき朝日平なのですが、辺りは厚い雲に覆われていました。 |
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朝日平はまだ残雪もありましたが、雪解けを待つかのようにハクサンコザクラが可憐に咲いていました。 |
朝日岳はお花の宝庫です。チングルマが咲き、キヌガサソウ、イワカガミ、シナノキンバイなど沢山咲いていました。 |
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アットホーム的な朝日小屋に到着、平日のせいかこの日の泊りは極わずか、大広間を我々9人で独占でした。荷物を置いてまずは近辺の散策です。 |
ほんの一瞬でしたが白馬岳が姿を現しました。 |
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明日登る朝日岳です。朝日岳が見えたのはこの時と3日目の朝の2回だけでした。 |
開けて2日目、朝日小屋を出発します。睡眠も十分、皆元気です。 |
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ぴったり1時間で朝日岳に到着。残念ながらガス、大展望は望めませんでした。 |
30分ほど下ると吹上のコルです。蓮華温泉への道を分けて、日本海の矢印従っていよいよ栂海新道に入ります。全員初めて、未知のルートへの挑戦が始まりました。 |
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アヤメ平で一服。緩やかな起伏、池塘が点在する桃源郷でした。 |
残雪を楽しみ、はるかに見える犬ケ岳に向かって前進します。それにしてもうんざりするくらいの道のりですね。 |
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黒岩平もまたニッコウキスゲ(禅庭花)やハクサンイチゲ、チングルマが咲き乱れる天空の花園でした。 |
雪解け水が小川となって流れ、ミズバショウやリュウキンカが所狭しと咲いています。 |
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中俣新道を右に分けるとすぐに黒岩山の頂上に着きました。 |
犬ケ岳がだいぶ大きく見えるようになってきましたが、それにしても遠いな。台形の山が犬ケ岳で、右下の肩に今夜の塒の栂海山荘があります。 |
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山荘は無人の避難小屋で水場はありません。北股ノ水場でたっぷり水を汲みました。 |
犬ケ岳手前は急坂・痩せ尾根の連続です。水の重さも加わって大変でした。 |
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栂海山荘は40人泊まれる結構大きな避難小屋ですが、この日は、われわれ以外は3名のみ。予定より早く着きましたのでゆっくりとくつろげました。 |
さあ、3日目が明けました。今日も快調です。わずかに青空も見えましたが、曇天です。でも、長丁場を歩くにはかんかん照りよりもむしろ助かります。 |
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ずっと雲に覆われていた朝日岳が一瞬見えました。昨日はあそこから歩いて来たのです。 |
これから歩く稜線です。一番奥に白鳥山が大きく羽を広げていました。 |
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白鳥小屋に到着、屋上の展望台に登りましたが、残念ながら景色は見えず。本来なら、ここから日本海が見えるはずなのに。でもここまで来ると何故かほっとします。 |
辛い金時坂を下ると坂田峠です。ここまで車が入りますが、栂海新道縦走はまだまだ続きます。ゆっくり休んだのち、日本海に向けて前進しました。 |
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標高は670mほど、尻高山への道は落ち葉踏みしめるブナの森でした。癒されます。 |
日本海はもう間近、休み休みゆっくりと下りました。 |
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海抜0m、親不知の海岸で踏破した喜びを味わいました。疲れましたが、皆笑顔です。 |
以上 |