会山行紀行文 2014年
 06.08(日)〜09日(月)
曇り時々雨  晴れ  
(まみね)(こんごうすぎ
間峰・金剛杉
  907m
  900m(連結杉)
参加者 (紀行文) 1972 F/N 
16名
(男性6名・女性10名) (写真) 1630 S/O
≪コースタイム≫
≪6月8日(日)≫
佐渡汽船新潟港(6:00)〜佐渡汽船両津港(8:30)=かわぐち荘(10:00)=間峰登山口(11:15)…間峰(13:15−14:00)…間峰登山口(15:00)=かわぐち荘(15:30)宿泊
≪6月9日(月)≫
かわぐち荘(7:00)=林道終点(8:00)…関の大杉…金剛杉…仁王杉…連結杉…王様の小路…大王杉…関越の仁王杉…林道終点(13:05)=かわぐち荘(14:10)=大野亀(14:25−14:40)=佐渡汽船両津港(15:30−16:15)〜佐渡汽船新潟港(18:35)
≪紀行文≫
                        〜〜〜厳しい風雪に耐えて生き続けた巨木奇木を見ると〜〜〜

≪6月8日(日≫
   朝早い5時30分集合にもかかわらず 早めに全員集合。 
 6時出航の船で両津へ、出迎えの民宿のバスで佐渡市関の民宿「かわぐち荘」に寄り、不要の荷物を置き小さいマイクロに乗り換えて、細い林道をどんどん登り標高約400mの林道終点へ。

 少し歩くとすぐに左側に山の神の祠がありそこが登山口となり弱い霧雨の中やや足元の悪い登山道を登り始める。

 間峰麓の高千在住の会友N氏が御仲間3人とで枝の刈り払いを朝からしてくださっているという。
 登るに従い小雨もやや強くなり頂上直下では登山道が判らなくなるほどに枝が繁茂しており、前の人との間をつめて離れない様にして歩きようやく頂上到着です。
両津港に入港 
間峰登山口 登山口の石仏 Nリ−ダ−と勇士3名で藪を
刈り払ってくれたがキツイ藪が続く

 頂上にはN氏と御仲間が待っていてくださりました。
 いいことに昼食時には雨もかなり弱まりいまにも木々におおいかぶされそうになっている祠をみたりして早々に下山しました。

 頂上での満開のしゃくなげと頂上からの郷愁をかんじさせる高千の集落、田んぼ海岸線の美しさが印象に残っております。

 「新潟ファミリー登山」に載ってるのですがとてもファミリー登山には向いていない様に思います。  
 枝の刈り払いがなければもっとかなり難儀をしたことでしょう。Nさん有難うございました。  
間峰山頂からの展望、外海府の集落を望む 山頂のツツジ 山頂のレンゲツツジ

≪6月9日(月)≫
 朝6時前に朝食を食べ始め、昼食のおにぎりを頂き、ゲートの先の林道終点まで送ってもらう。
 7時40分標高約500mの辺りからガイドさん3人と共に歩き始める。
民宿かわぐち荘にて
ビデオによるレクチャ−スク−ル
ガイドの説明 林道終点にてストレッチ
残念クマガイソウは終わっていた エビネ フランギの観音様

 道は外海府と両津を結ぶ生活道路であったためしっかりしている。
 45分程歩くと「関の大杉」さらにその先45分程で標高785mにある洞爺湖サミットで有名になった「金剛杉」がある。
見事な金剛杉 
オダマキ 金剛杉の前で集合写真 

 その先少し行くと林道歩きとなり今日の最奥部標高約900mのところにある「連結杉」を見て、来た道を戻り王様の小径と名付けられたところを迂回し「大王杉」さらに林道を戻り関越の仁王杉の所で昼食をとり下山した。   
関越の仁王杉  連結杉  マンモス杉
JR杉  タコ杉 ヤマシャク 

 この地はかつては幕府直轄地であり、その後皇室御料林大正13年に県有林となり、その一部が新潟大学演習林となった経緯から、伐採からまぬがれ樹齢500年以上の杉の大木が数多く残っているのだそうです。
 その長い年月にわたって厳しい風雪に耐えて生き続けた巨木奇木を見ると人間の一生なんてはかないものに思えてきます。

 この原生林に立ち入れるのは1日16人年間1200人までと決められており絶対に1日16人までしか入れないそうです。
 入山料は1人8000円で(我々は団体で6500円)必ずガイド付きです。
 又この佐渡エコツアーガイドになるには新潟大指定の研修を19日間にわたって受けるのだそうです。
 さらに入山に際しては入山前に1時間程のレクチャーを受けてもらうのだそうです。(我々は帰りの時間の都合で省略)  


 帰りは大野亀のカンゾウを見て16時15分発の新造船ときわ丸で帰途につきました。



 損得勘定のない親身のおもてなしをしてくださった「かわぐち荘」さんにはありがとう!
                                                 おわり
大野亀より二ツ亀を望む 大野亀のカンゾウが満開