会山行紀行文 2014年
 06.04(水)~05(木)
   曇り 小雨後晴れ
(ひかげだいらやま)
宇津江四十八滝・日影平山1595m
参加者 (紀行文) 1866 S/T
24名
(男性5名・女性19名) (写真) 1866 S/T
≪コースタイム≫
(6/4・水)
新潟駅南口(6:00)=北陸自動車道=富山IC(9:10)=R41=花の森・四十八滝(11:05-13:20)=花の森(13:35-14:00)=高山市内観光(14:35-16:00)=御宿・霧氷館(16:30・泊)
(6/5・木)
御宿・霧氷館(8:30)=国立乗鞍青少年交流の家(9:35)…日影平山(10:05-10:15)…御岳展望台(10:20)…かぶと山(11:10-12:10)…飛騨高山スキー場(12:55)=ジョイフル朴の木・入浴(14:10-15:00)=安房峠=松本(16:30)=新潟駅南口(20:05)
≪紀行文≫
                     ~~~和気あいあい笑い声の絶えない楽しい山行となりました~~~
 西日本は梅雨入りし飛騨地方の天気も心配されたが、往きは北陸道・富山市経由、帰路は安房峠から松本経由の北陸~飛騨~信州の周回コース、二日間とも快適な天気に恵まれて、とても楽しく充実した山行となりました。

≪6/4(水)≫
 新潟駅を定刻に出発し、北陸自動車道を順調に走って富山ICで高速道を降り、一般国道を走ります。
 紅葉の名所である神通峡沿いに国道41号を南進し、順調に宇津江四十八滝に到着。
 「宇津江四十八滝」は13の滝が連続する県立公園となっており、渓流沿いによく手入れされた自然石の階段を登るコースですが、時々急坂もある登り40分、かなり歩き甲斐もあります。
 平日なのに、大型バスのツアー客も来ており、人気コースであることが窺えます。
 滝には名前が付いており、其々の命名理由が書いてあります。
(連続する滝の名称)
 1・魚返滝  2・朝霧滝 3・平滝   4・函滝   5・上段滝  6・梵音滝  7・王滝 
 8・銚子口滝 9・障泥滝 10・盌水滝 11・瑠璃滝 12・布晒滝 13・上平滝
スタート地点 時々渓流を渡ります 梵音滝

 中ほどの「王滝」前で班ごとに集合写真を撮って更に高みへ。
 途中に北アルプスが望める展望台もありますが、今日は曇りで視界は悪く遠望はできませんでした。
 みんな元気一杯に踏破して、最高部終点の広場で昼食の後、下山しました。
一番大きい王滝 最後は平坦な道となって終点へ 下山
大滝の前で集合写真(左:1班 中:2班 右:3班)

 全国自然100選地、岐阜県名水50選地に選定された約800ヘクタールの県立自然公園で、しぶきをあげて落下する滝群は四季折々に装いを変え、まさに秘境そのものです。
 名付けられた13の滝のなかでも王滝は高さが18.8mあり、訪れる人を魅惑します。
 滝の頂上にある上平滝までは約880mあり、園内は歩きやすいよう石畳等が整備されており、所要時間は約1時間です。
 標高900mの渓谷内は、ブナ、ナラ、クルミ等の大木が茂り、貴重な山野草も見られ自然観察が楽しめます。(高山市観光情報より)

 続いて訪れた「花の森」は、季節によってササユリやアジサイも見られますが、今は、正にクリンソウの群落が最盛期となっており、園内を散策しながら何色もが咲き乱れる様を堪能しました。
「花の森」今が盛りと咲き誇る15万本と言われるクリンソウの大群落の前で集合写真

 初日の最後は、一時間半ほど「小京都・高山市内観光」を楽しんでから、霧氷館へ。女性群は、いろいろな色が揃った”選べる浴衣”を着用。娘時代に帰ったような、艶やかな姿を楽しんでいました。
高山市内観光  “むかしみち“の散策が人気です  いろんな浴衣を楽しむ女性陣 
  

≪6/5(木)≫
 心配していた雨が夜半から二日目の朝まで降っており、合羽覚悟であったが、登り始める頃よりいい天気となり、暑さ涼しさもちょうどいい林間コースを楽しみました。

 「国立乗鞍青少年交流の家」の駐車場でマイクロバスを降り、トイレをお借りし身支度を整えて、まずは日影平山を目指して出発です。

  30分ほど登って十字路に出ます。まっすぐ進めば丸黒尾根を経由して乗鞍岳の登山道となりますが、我々は左に進んで10分、日影平山に到着。

 山頂は展望もないので、集合写真を撮って下山しました。 
  ツバメオモト
登り出しは緩い車道 
 日影平山山頂、展望はありません   日影平山山頂にて集合写真


 十字路に戻って、かぶと山方面に向かうとすぐに“御岳見晴台”ですが、生憎、御岳方向は雲に遮られて見えません。




 小休憩の後、カラマツ、シラカバ、ダケカンバなどの新緑が心地よく、鳥の鳴き声を聞きながら落ち葉の道を緩くアップダウンを繰り返して「かぶと山」へ。




スキー場リフトの山頂駅でもある「かぶと山」からは、乗鞍岳がすぐ近くに望め、目を転ずれば三角錐の笠ヶ岳、黒部五郎、北ノ俣、薬師岳などの名峰も見事でした。 
 鳥の声、木漏れ日、新緑 御岳見晴台、生憎展望はありません 
緩いアップダウンを繰り返します   最後の坂を登って“かぶと山“
青少年交流の家越しに笠ヶ岳  
黒部五郎岳、北の俣、薬師岳  かぶと山山頂にて、乗鞍岳をバックに 

 山頂でゆっくりと昼食後、ゲレンデに生えるたくさんのワラビやウドを採取しながら下山。
 乗鞍岳の飛騨側登山口である「朴の木平」で温泉を楽しみ、信州周りで帰新となりました。
下山口の高山スキー場が見えます  乗鞍岳はすぐ近くに望めます  ウド、ワラビ取りに興じながら下山しました 

 数日前から予報が二転三転てヤキモキしましたが、終わってみれば暑さ寒さも丁度良くて最高の天気。
 和気あいあい笑い声の絶えない楽しい山行となりました。
 「いい山だった、トレッキングにちょうどいいコースだった」、「良かった!、こんないい天気なるなんて思わなかった」などと、参加の皆さんも満足の様子。こうした感想を頂けると、企画した身としては、段取りの苦労も吹き飛ぶ思いがします。
 リーダーにとっても、とても楽しい二日間でした。皆さん、ありがとう。                       (おわり)