≪紀行文≫
〜〜〜ブナ林の懐に包まれた感動の登山道〜〜〜
日本海東北道荒川胎内ICで113号線に入る。
天気予報では晴れてくるはずなのに小雨がワイパーを湿らせる。少し不安になる。
「グリーンパークあらかわ総合運動公園」の駐車場で山の支度を整えて再び車に乗り込む。
蔵王・虚空蔵コースの広い駐車場を通り過ぎて荒島城コースの駐車場で車から降りる。
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(クリックで拡大) |
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まだ、小雨が止まない。雨の身支度を整えていよいよ登山開始。
荒島城コースはあまり人が入っていないので自然がいっぱい。蕨もあちらこちらに。
しかし、それもつかの間でいきなり急登の道。脇見もしないでゆっくり登る。
紫のツツジ(ムラサキヤツオツツジもしくはユキグニミツバツツジ)に癒されてさらに進むと荒島城址に至る。
1本の標識しかないが、いくつかの空堀跡に戦いの厳しさを偲ぶ。 |
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出発前のミィーティング |
花に励まされて、キツイ登り |
荒島城跡の標識 |
一息ついてから進み始めると、一面のブナ林に囲まれる。
おりしもガスがかかってきて神秘さが増す。
ブナの大木がいたる所にある。こんな低山なのにとても深い森。
眼下には雪椿の群生も見える。本当に美しい山である。
ブナ・ブナ・ブナの林を満喫した頃、虚空蔵コースと荒島城コースの分岐点に至る。
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ガスの中のブナ林 |
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新緑に包まれたブナの巨木 |
可憐なユキツバキ |
虚空蔵コースと荒島城コースの分岐点 |
ここから虚空蔵コースの登山道を進む。こちらのコースはよく整備されて更に歩きやすい道である。
高坪山全体の標識や登山道がよく整備されていて敬意を表したくなる。
こちらのコースもブナ林で気持ちが良い。チゴユリやシラネアオイも所々に見られる。
山の切れ目から水を張ったばかりの水田が光って見える。 |
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ブナ林は続く |
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歩きやすい新緑の道 |
チゴユリの群生 |
眼下の水田 |
更に進むと飯豊連峰見晴らし台に着く。晴れていたら飯豊連峰が望めるのに少し残念。
しかし、雨は上がっているので良しとしよう。
2つの反射台を後に山頂を目指す。
最後の急登をがんばって登ると高坪山の山頂に到着。 |
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かすんで見えた飯豊連峰見晴らし台 |
若ブナ林を過ぎれば山頂 |
高坪の鐘 |
高坪の鐘を鳴らし、お地蔵様に無事を祈る。
山頂の看板を背に、みんなで記念写真を撮る。 |
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お地蔵様 |
山頂での集合写真 |
お昼にはまだ早いので、先程の見晴らし台まで下りる。
見晴らしの良い場所で仲良くお弁当を広げる。帰り際に秋田の山行グループに出会う。
秋田から来ていただいたことに驚く。「ようこそ新潟へ。」 秋田御一行様に別れを告げ、荒島城コースの分岐点に至る。
下りは荒島城には行かず、虚空蔵コースを下りる。こちらもやはりブナ林が美しい。 |
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脚も心も清々しく下山します |
荒島城コースの分岐点 |
やはり美しいブナ林 |
「奥の院」の案内板を見て更に下る。歩きやすい道なのでどんどん進む。
石碑や虚空蔵山荘を過ぎたらもう登山口に着いていた。 |
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奥の院標識 |
虚空蔵山荘 |
高坪山登山口 |
まだ、1時30分。後はのんびりお風呂に入るだけ。
胎内のクアハウスの温泉に立ち寄り体の疲れをとる。
今回の山行は、8人なのでジャンボタクシーを使った。少人数でゆったりしたリッチな気分。
お風呂の後で、一口感想を言ってもらった。 |
≪一口感想≫
・ブナ林にこんもり包まれている感じ
・ブナのオゾンが素敵
・樹齢を感じるブナ林が最高
・所々の急登がトレーニングになった。
・手が加えられていない山らしい静かな山
・低い割には雄大なゆったりした気分
・落ち葉を踏むのが気持ち良い
・飯豊が見られなくて残念 |
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