会山行紀行文 2014年
 05.08(木)
晴れ
(かみかわのがっさん)
上川の月山
337m
参加者 (紀行文) 2070 S/F
22名 (写真) 2011 Y/O
(男性7名・女性15名) (俳句)  557 T/K
≪コースタイム≫
新潟駅南口(7:00)=磐越道津川IC=旧上川支所前(8:20)…月山神社(9:45)…小山集落・下山(10:15)=西山日光寺(10:55-12:15)=たきがしら湿原(13:00-13:30)=大尾不動滝(13:35-13:55)=七福温泉(14:10-15:30)=新潟駅南口(17:00)
≪紀行文≫
                          〜〜〜こんなゆったりとした山遊びも良いもんだ〜〜〜
 今回のトレッキングは盛り沢山です。歩いた順に記しますと。
 ・上川の月山ハイキング
 ・西山日光寺(ご開帳)
 ・たきがしら湿原散策
 ・大尾不動の滝
         となります。以下その順に沿って書かせて頂きました。

 ≪上川の月山≫

 阿賀町のホームページにはハイキングコースとして紹介されています。

 この山は低山なのですが、ブナ、ホウ、ミズナラを中心とする自然木が山頂まで自生し、特にこの季節は淡い緑の若葉に陽が通りとても美しく、素晴らしい森林浴が楽しめます。

 旧役場の駐車場から民家の塀に沿って入山しますが、すぐにまっすぐ伸びた階段が続きます。
 しかし段差が低くまた手入れが行き届いていますのでとても歩きやすいです。

 登り始めて直ぐに古い佇まいの広瀬神社がありましたので今日の安全登山を祈願しました。

  花屑の階(きざはし)二百 古き宮   急登を 小さき蛙の ぴょんぴょんと

山頂に建ててあった月山案内板 
旧上川支所前でリーダー説明   いきなりの急登だ(新緑が美しい) 広瀬神社で今山行の安全祈願

 途中、展望の良い開けた場所で休憩となりましたが、遠く未だ残雪が美しい山並みを見ることができました。方向的には日本平山か日倉山方面と思うのですが。

  残雪の 飯豊きりりと 空青し

 展望を楽しんだ後、山頂を目指します。緑に囲まれた登山道を登って行き、尾根筋に出て左に進むと神社が見えてきます、月山神社です。

  閉ざされし 峰の社や 風涼し

 ここが本日最初の目標ポイント月山山頂です。なかなか雰囲気の良いところです。
 この山は野生動物も豊富と書かれた看板があり“獣類10余”とは熊、タヌキ、キツネ、猿…?わかりません。
 またここに至るまでは春の花々は少し遅かったかなと思いましたが定番のスミレは沢山咲いていました。 
一登りすると素晴らしい展望
月山まで後一登り 月山山頂(月山神社)にて最初の集合写真
月山で出会いえた花々

≪西山日光寺≫ 
 月山山頂を後にし、小気味よいアップダウンを幾度か繰り返しながら、緑美しい放棄田に降ります。

   急な坂 おりてつつじの 紅深く

 やはりこの辺りは奥地所以なのでしょうか放棄田が目立ちます。

   放棄田 畦に蕗伸び 踏まれをり

 ここからはバスに乗り、次の目的地“西山日光寺”を目指します。
 日光寺には10年前に車道が通じましたが、途中から全く民家はありません。「お!第一村人発見」ではなく、お猿が道路を横切りました。

   猿二匹 雑木若葉に 見えかくれ

 西山日光寺は西暦783年に開創され、薬師堂は鎮護国家の祈願道場として建立されたそうです。
 本尊の薬師如来は秘伝となっていますが、今日がご開帳の日とあって多くの人が集まっていました。
   残る花 読経に合わせ ひらひらと

 境内で昼食休憩をとりましたが、その間に秘蔵の薬師如来像を見せて頂けました。

   ご開帳 蝶二匹来て 秘佛みし   祓川 お経に合せ 昼蛙(かわず)

 薬師如来を拝顔した後、山門脇でKさんが点てる“お茶”を頂きました。

   山門の 日影を借りし 野点かな
月山の下山口(のどかだな〜)
日光寺の山門 薬師如来像を見せて頂く 境内で昼食

≪たきがしら湿原≫
 西山日光寺でゆったりとした昼食休憩の後、本日3番目のポイント“たきがしら湿原”に向かいました。

 たきがしら湿原は廃墟化した集落の跡地を再生し人工的に作られた湿原ですが、四季折々に様々な草花が楽しめますし、隣接する遊歩道を加えるとハイキングコースとしても楽しめます。
 今回は時間の関係で湿原だけの散策となりましたが、緑まぶしい湿原と可憐な花々を楽しむことが出来ました。  
たきがしら湿原を歩く
地頭に映える  たきがしら湿原にて集合写真 

  山の辺に  しらねあおいの 束に咲く     水芭蕉 咲く湿原を 一めぐり 

たきがしら湿原で目を楽しませてくれた可憐な花々

≪大尾不動の滝≫ 
 たきがしら湿原を後にし七福温泉に向かう途中に“大尾不動の滝”があります。
 道路わきの数台しか止められない小さな駐車場から、整備された沢沿いの山道を歩くこと6〜7分、清涼感溢れる大きな滝が見えてきます。
 この滝が“大尾不動の滝”です。

  蔦若葉 古木に青葉 不動滝    盛り上り 岩洗いつつ 滝しぶき

 少し冒険心があれば滝壺まで進めると思いますが、今回は少し手前で記念写真を撮って戻ることにしました。無理は禁物ですね。
 大尾不動の滝をバックに集合写真   大尾不動の滝 全景
 
 すべてのコース予定を無事終え、“七福温泉”  に向かい汗を流すことにしました。
 七福温泉は派手さはありませんが、ほんわかとした良い温泉でした。

 今回参加してみてこんなゆったりとした山遊びも良いもんだと思いました。

 計画されたOリーダーはじめ楽しくご一緒させて頂いたメンバーに感謝感謝です。