当日、50人を乗せた大型バスは絶好の青空の中、登山口の榛名湖畔に着いた。
窓から見た雪景色、その雪が締まっているのを見て安堵した。
これならワカンはいらないのでは。準備をして歩き出す。
50人の大所帯、他の登山者がいないと予想して大集団そのまま。
みやげ物屋のおばさんがびっくりした顔で「なにごとですか。」と。「帰りに寄ってくださいね。」と。
自動車道を10分ほど、そして山道を5分ほど歩き休憩、実はその先は天目山山頂まで大人数で休憩する場所がない。
そこからは雪の上を、そして雪から顔を出した階段の上を、急な登り下りが続くのでゆっくりでいいからと。
雪は硬く締まっているのでピン付長靴、軽アイゼンで充分だった。
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登山準備 除雪が不完全なのでバスは路上駐車 |
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青空の下の榛名山 |
落葉した広葉樹と雪の中から出た木の階段 |
天目山山頂、まだ雪がたっぷり |
大集団なのでスピードは遅くなったが、左下に榛名湖を眺めながら、関東の強い陽ざしを浴びながら、葉のない広葉樹の樹林帯、反対側には関東平野を見ながら尾根道の雪の上を歩いたのです。 |
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踏み跡のない登山道も50人の大集団で道ができる |
雪原の大移動 |
林の中から榛名山と榛名湖 |
何人かは日焼けをしないように顔をショールで覆い、新潟なら雪吹雪に顔を覆うように。
天目山山麓からはなだらかな登り下り、遠くに相馬山を見ながら順調に足を進める。 |
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振り返れば右手に天目山 |
日焼け防止、直射日光が強くて汗が出る |
目の前にせまる相馬山 |
スルス峠まではすれ違う登山者には一人も会わなかった。そのスルス峠でランチタイム、東屋には先客二名がいた。
この日もまた前回と同じく、なんでこんなに暖かいのかと。
雪の上に座ったのに陽ざしの暑ささえ感じられる。45分のランチタイムは日光浴のよう。
それから相馬山登山口まで10分の登り。
希望者のみ、無理しないでと忠告したのに、ほぼ全員が登るという。ザックを登山口に置いて登りだす。 |
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榛名湖方面を見下ろす |
スルス峠の東屋 |
相馬山の登山口 |
目当ての鉄ハシゴは半分が雪の下、ところどころ凍ったところがあり慎重に、慎重に登り、山頂は狭いのでみんなの到着を待たず下り始める。 登ってくるメンバーに下で待っているからゆっくり登ってと。
そして下りはより慎重にと。それでも全員の登り下りに要した時間は1時間10分。後はヤセオネ峠まで下りバスに乗る。 |
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半分雪に埋まった鉄ハシゴ |
急登を空身で登る |
相馬山山頂の黒髪神社 |
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相馬山の下りは慎重に |
この鳥居を潜れば終点 |
バスの待つヤセオネ峠はすぐそこ |
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榛名湖温泉には1時間の入浴休憩で一路新潟へ、帰りのバスの中で見た赤城山は実に雄大だった。
そして高速から見た榛名山塊、「ああ、あんな高いところに登ったのですね。」と。
「そうです。バスで標高1000Mまで登ってから歩いたのですよ。」と。
みんなは登りきった満足感、コンビニで調達した酒やジュースを美味しそうに飲んで長いバスの旅を楽しんだのでした。 |
ヤセオネ峠で集合写真 |
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