会山行紀行文 2014年
 02.12(日)
快晴
(にいつきゅうりょう)
新津丘陵
278m(太平山)
参加者 (紀行文) 1862 Y/I
25名
(男性9名・女性16名) (写真) 1862 Y/I
大平山 278.5m、高立山 276 m、菩提寺山 248.4m
≪コースタイム≫
矢代田駅(8:20)…登山口(8:32)…大沢公園(9:10)…大平山(10:20)…高立山(10:38−11:23)…菩提寺山(12:19−12:36)…登山口(13:28)…矢代田駅(13:40)
≪紀行文≫
                                〜〜〜雪と青空、これぞ冬のトレッキング〜〜〜

 眩しいくらいの晴天に恵まれました。その分、朝は冷気が身に沁みます。
 新潟駅一番ホームには通勤・通学ラッシュ時刻には似つかわしくない山女、山男の姿が次々に集まって来ました。
 みんなニコニコ、明るい笑顔です。矢代田駅で降りますと点呼とコースの説明があり、ゆっくりと歩き始めました。
 ところがどっこい、市街地の道、うっかり道を間違えてしまいました。これもご愛嬌。

 「追立地蔵に向かう旧街道を経由して大沢公園に行き高立山に登る。
 高立山から林道を進み菩提寺山に登り、高山ブドウ園登山口に下山する。
 復路も旧街道を経由する。」これは、トレッキング計画書に書いてあったコースの説明文です。
 
 新津丘陵には沢山の遊歩道、登山道、林道が網の目のように張り巡らされています。

 今日のトレッキングがどこをどう歩くのか自分にはチンプンカンプンでした。
 これでも、昨年、3回も新津丘陵のトレッキングに参加しているのです。
 また、今年に入ってからも1月24日に別のリーダーのトレッキングにも参加しています。
 新人研修会で高立山にも登っています。それなのにこの山域は自分一人で歩く自信が全くありません。

 大勢の後をただついて行くだけではさっぱり道は覚えられませんね。いずれ、単独でじっくりと歩いてみましょう。

 大沢公園からはかなりの急登、これがトレッキングかなと思いましたが、皆さんすこぶる元気、難なくこなします。
(歩いた軌跡です。今度は1人で歩けるかな?)
矢代田駅前の交差点、信号が変わるのを待ちます。誰ですか、皆で渡れば怖くないなどと言ってるのは。 大沢公園の橋を渡って進みます。高立山への直登ルートはいきなりの急勾配でした ラッセルするほどの雪ではなく、わずかに新雪が被った歩き易い山道でした。

  どんどん歩を進め、新津丘陵最高点の大平三角点にまずはタッチ、予定よりかなり早いペースでした。
 「周囲の景観を眺めながら、ゆっくり・のんびり歩行する。連続歩行時間は30分以内とし、30分につき5分程度の小休止を取る。」これも計画書に書いてあった歩行計画です。
 この他にも1頁に渡る「連絡事項及び注意事項」が添付されていました。
 勿論、歩く道を色づけした地図も各自に配布されていました。本当に懇切丁寧なリーダーさんです。

 そこから少し戻って右折すると、すぐに高立山に着きました。
きれいな角田山に思わずうっとり!向こうからもこっちが見えているかな。 大平山に着きました。ここが新津丘陵の最高点なのだそうです。三角点がありました。 ひと登りで高立山の山頂です。銘々景色の良く見える場所に陣取ります。少し早かったですが、ここで昼食。

 山頂の小屋には5、6人の方がくつろいでいましたが、恐らく常連さん達なのでしょう。
 新潟の冬には珍しい素晴らしい天気でしたので、我々は、外のベンチで景色をおかずにのんびりと昼食を摂りました。
 目の前に菅名山塊、右に白山・粟ケ岳、奥には川内の山並み、左に五頭山塊、その後ろには真っ白な飯豊連峰、まるで屏風絵を見るような圧巻の展望でした。朝日連峰もくっきり見えました。
五頭連峰の後ろには真っ白に輝く飯豊の山並み、思わずため息が出ます。 景色をおかずに、皆さん楽しそうにランチタイムを過ごしていました。 蒲原平野の向こうには西蒲三山が横に延びています。3月下旬には大勢であそこを縦走するのです。楽しみです。

 午後からは菩提寺山を経由してゆっくりと元の道に戻りました。
 適度に雪もあり、風も無い素晴らしい天気、こんな日に仲間と一緒に歩ける幸せを感じました。楽しい1日でした。
                                                                      おわり 
山道を降りて林道歩き、林道をうまく絡み合わせた周回コースです。 高立山が見えます。標高の割には立派な山です。 菩提寺山への登りにかかりました。最後の登りです。暖かいせいか木の上からしきりに雪が落ちてきます。首を縮めてやり過ごします。
お地蔵さんもこの通り、さぞやお寒いことでしょう。 菩提寺山からは飯豊がさらに近く見えます。こんな日はあっちの山の方が良かったかな。 追立(おたて)の地蔵様。「野仏の耳にささやく風の音」と書いてありました。