会山行紀行文 2014年
 2/8(土)

マンダロク山
609m地点
参加者 (紀行文) 2011 Y/O
14名
(男性8名・女性6名) (写真) 2011 Y/O
≪コースタイム≫
新潟駅南口(7:00)=高石(8:20)…渡渉点(8:50)…第一鉄塔(9:10)…第二鉄塔(9:25)…稜線出合(10:55)…昼食(11:00−11:20)…高石へ下山(13:20)=新潟駅南口(14:40)
≪紀行文≫
                          〜〜〜なかなか歯ごたえのある雪中行軍〜〜〜
 
 今年最強の寒波襲来で今朝は冷え込みました。今日は終日雪予報です。

 村松公園の辺りはまだ雪はありません。笹目の県道沿いは例年ですと1bの除雪壁が続くのですが今年は全くありません。

 高石集落に到着しました。高石は日本平山、日倉山登山の起点になる所です。

 マンダロク山は五十島のくり園ルートから登るのが一般的ですが冬場はアプローチ使えないため、高石集落から大沢沿いに登るいわばクラシックルートなのです。
 ワカンを装着したら出発です。

歩いた軌跡(GPS)
国土地理院背景地図等データ利用許諾番号1011−005号
クラシックルートです 山奥の集落は雰囲気のある所です ワカンの装着に懸命です
 
 民家の軒先を通って棚田のある山道に入ります。
 大沢の堰堤が見えたら一旦沢床に下って渡渉します。行く手の高みに送電線が見えます。
 今日のルートはあの送電線の鉄塔を目指して途中まで夏道を上るのです。 
民家の軒先を通らせてもらいました 沢に下りて渡渉します 第一鉄塔を目指します
 
 杉林の急登が始まりました。暗い植林団地の中に第一鉄塔の保守道を示す黄色標識が立っていました。
 間もなく杉林を抜けると巨大な第二鉄塔が姿を現しました。
 リーダーの指示で2.5万地図とコンパスでルート確認をしました。
杉の植林団地を上ります 第二鉄塔が姿を現しました 立ち位置とルートを確認しました
 
 東方向の日倉山に至る大沢沿いの夏道ルートを右に分けて、北東に伸びる冬道の尾根に取り付きます。
 今年は少雪です。例年だとすっかり埋まっている筈のブッシュが中途半端に顔を出しているし、ガチガチに凍った根雪の上にうっすらと新雪が載っている状態なので歩き憎いこと、この上なしです。
 細尾根の廊下に出ました。雪庇が発達仕掛かっていますね。
 大沢を挟んで眺める日倉山の山肌が墨絵のようです。
 細尾根の岩稜帯に差し掛かりました。今日一の難所です。両脇は崖。通れるのは真ん中の松の根方だけなのです。ワカンを履いたままで岩稜の登りは難儀です。
雪質も何のその。果敢に上ります 眺望は墨絵のようです I岩場の通過は難儀です
  
 岩稜帯を越すと尾根は広くなって傾斜も緩んできました。シュカブラも出て来ました。風が強いのです。609b峰に続く緩やかな尾根の一端に上り着きました。
 主稜線は609b峰から東南に方向を転じてマンダロク山に続きますが、今はガスの中です。
 「ここで引き返す。」とリーダーの指示が出ました。風を避けてランチタイムの適所まで下るのです。
 依然雪は降り続いています。「長居はしない。」とリーダーの指示で手早くランチを切り上げて下山に掛かりました。
 上りに通った岩稜帯を避けて別尾根を下るのです。
指差す先は609m峰です リーダーの指示を聞きます ランチも早々に下山に掛かりました
 
 でも、こちら尾根も急坂の連続に加えてバックステップが上手く利かないほどガチガチの雪質で気が抜けません。
 細尾根の通過は緊張のしっぱなしです。
慎重に一歩一歩ですよ ヤブ枝がうるさくなってきました 難所の急坂です
 
 送電線が頭上を横切る所まで下って来ました。小沢を渡ると杉団地に入って、途中で朝のトレースに合流しました。やれやれです。
 堰堤の渡渉点まで下って来ました。今朝よりも増水した感じですね。無事渡渉も終えて、全員無事に高石集落に戻って来ました。
 なかなか歯ごたえのある雪中行軍でした。
 一日ご尽力いただいたリーダーさん、LLさん、SLさん、会計さんありがとうございました。思い出に残るいい山行が出来ました。
                                                                    (おわり) 
小沢を渡ります
ごくろうさん。ご褒美です 集合写真