会山行紀行文 2014年
 1.3(金)
晴れ
(あわがだけ)
粟ヶ岳
1293m
参加者 (紀行文) 1862 Y/I 
11名
(男性10名・女性1名) (写真) 1862 Y/I
≪コースタイム≫
加茂水源地除雪端P(8:10)…山ノ神(8:45)…3合目(9:35)…砥沢のヒュッテ(11:20-40)…北峰(12:30)…山頂(12:50)…・砥沢のヒュッテ(13:40-14:10)…3合目(15:15)…山ノ神(15:45)…除雪端P(16:10)
≪紀行文≫
                                
         〜〜〜銀色に輝く粟ケ岳初登り〜〜〜

 皆さん、新年おめでとうございます。本年の会山行の一番手として厳冬期の粟ケ岳に登って来ました。

 朝のうちは曇り空でしたが、天気予報に反し、すぐに晴れ渡り、青空が広がりました。素晴らしい新年の登山でした。

 加えて、年末年始に新雪が無かったため、雪が締っていてこの時期としてはすごく歩き易い状態でした。

 勿論、ワカンは履きましたが、新雪のラッセルと覚悟していたのに比べると雲泥の差です。

 この調子だと頂上も夢ではないなと期待が膨らみました。

 ただ、雪の状態は良いとは言え雪道に変わりありませんので、体力的にはかなりきついです。

 それに加えて、年末年始になまった身体はなかなか調子が上がりません。
初登りにふさわしい晴天に恵まれた粟ケ岳
 高度をぐんぐん稼ぐ元気な人と、足にきて喘ぎながら登る人との間にかなり差がついてしまいました。
 それでも、3時間半弱で全員砥沢のヒュッテに到達しました。この時期、小屋まで来れれば上出来なのです。

(クリックで拡大)
歩いた軌跡です。軌跡は北峰までですが、
4人は粟ケ岳まで到達しています。
 
加茂水源地の500m手前が冬季の駐車場です。装備点検を入念に。 山ノ神に到着。30分以上かかりました。
まずは登山の安全を祈願
3合目から仰ぎ見る砥沢峯と粟ケ岳。
雪は思ったほど多くありませんでした。
ピラミダルな袴腰山と蒲原平野。
新雪ラッセルが目的でしたが、今年は雪が締っていて歩き易い。それでもしんどい。 梯子場、鎖場(勿論雪に埋まってますが)
を過ぎ6合目です。
砥沢のヒュッテ(7合目)の屋根が見えました。苦しい登りが続きます。

 この日、自分等のグループを含め30人ほど登りましたが、我々とあと1人だけが頂上を目指しましたが、他のグループは小屋まででした。

 小屋から上の景色は、まるで別世界でした。


 清々しい空気の中で、青空をバックに真っ白い峰々が輝いていました。風も弱く、寒さもほとんど感じませんでした。
振り返り見た登って来た稜線。 砥沢のヒュッテです。全員到達、見事です。山頂はガスっていますが有志で狙います。
 
 北峰まで来ましたが、そろそろ前進限と定めた12時半が近づいてきました。
 判断に迷うところでしたが、天気も上々で安定していますので、健脚の4人にはアタック隊として頂上を目指して貰うことにしました。
砥沢峯を後にぐんぐん登ります。
雪質も軽く、軽快なラッセルでした。 
北峰直下、周囲の景色ががぜん違ってきました。これが冬の粟ケ岳です。 巨大なエビの尻尾。
右奥に見えるのは中峰。
 粟ケ岳本峰(左)に向かって進む仲間達。
頂上アタックは4人に絞られました。
川内の山並み。左に五剣谷岳、中央に青里岳、右に矢筈岳。
左奥は御神楽岳。素晴らしい眺望。
一休みした後下山にかかります。
まずは先発隊がスタート。 
手前から、権ノ神岳、越後白山、菅名山塊。粟から白山までの縦走も面白いですよ。
頂上を極めた4人を含め、少し間をおいて後続隊が出発。 帰路の道も油断はできません。
景色を楽しみながらも慎重に進みます。
思いっきり雪山を楽しんだ1日でした。それにしても相当疲れました。良く頑張った。

 新年早々素晴らしい登山をすることができました。幸先の良いスタートです。
 これからも、皆さんと一緒に沢山の山に登りたいと思います。
                                                    おわり