会山行紀行文
北海道道央の山A
2013年
 07.23(火)
晴れ
(とかちだけ)
十勝岳
2077m
参加者 (紀行文) 2070 S/F
18名
(男性10名・女性8名) (写真)2070 2097 1908
≪コースタイム≫
上ホロ荘(7:10)=望岳台(7:45−7:55)…十勝岳避難小屋(8:55−9:05)…十勝岳山頂(11:10−12:05)…十勝岳避難小屋(13:40)…望岳台(14:45−15:05)=東大雪荘
≪紀行文≫
                              〜〜〜目の前に広がる活きている十勝山頂を目指して〜〜〜
 早朝起きて宿の周辺を散策。見上げると青い空、昨日に引き続き天候には問題がなさそうだ。

 宿を略計画通りに出発し登山口の望岳台に向かう。

 到着した“望岳台”は字の如く、目の前に十勝岳の山並みが素晴らしい姿を見せていた。
 此処はこの眺望目当ての観光客も多いと聞く。

 早速登山準備を済ませ、歩きはじめるが昨日の疲れが残るのか足取りが重い。
 そして、この陽射しの強さ、現役の火山なので大きな木々が無い為陽射しを遮るものは何もないので、尚更足が重くなる。 

歩いたルート(クリックで拡大)
上ホロ荘の朝(今日も天気が良い) 真正面に十勝岳が観える 登山開始(朝から陽射しが強い)

 しばらくは小さな火山岩(砂)を敷き詰めたような緩やかな登山道を登って行くが、結構キツイ。
 やがて十勝岳避難小屋に到着するも、メンバー全員日影に避難。コース唯一の日影なのだ。
 日影で汗を拭きながら登って来た道を観ると、雄大な十勝岳の裾野(上富良野方面)が広がっていた。 
太陽を遮る物がない登山道「暑い!」 コース唯一の日影「涼しい〜い」 小屋から振り返る(登山道と上富良野)

 避難小屋からは急な岩場を登る。
 しばらくは岩の間に僅かな草花もあるが、やがてそれらも消え火山灰を敷きつめた砂礫の尾根筋となる。
 尾根筋に出ると左手に綺麗な三角形の美瑛岳が迫ってくる。そして登山道左手には昭和噴火口がすり鉢状になっていた。
 右手にも噴火口がありこちらは1998年から噴煙活動をしており、やはり現役の火山と認識させられる。 
急な岩の斜面を登っていく 火山灰を敷く詰めたような尾根筋 美瑛岳と昭和噴火口(手前)

 砂礫の尾根筋には山頂に向け、明確に踏み跡が着いている。
 しばらくは緩やかな道を登っていくが、やがて急な大きな岩で歩き辛い登りになりる。山頂は直ぐそこに観える。
 山頂への肩へ登り切ると、後は山頂へ真っ直ぐ登る。急な岩場だが山頂が近付くと足取りも軽くなる。
十勝岳にむけ登山道が続く 肩部までの岩場の斜面を登る 山頂に繋がる肩部(後ひと登り)

 肩から山頂は僅かな岩場を登るだけ、前行くメンバーは既に登頂し「着いたぞ〜!」手を振っている。
 後方のメンバーも次々と登ってきて「バンザ〜イ!!」。全員無事山頂に立てた。 
山頂直下の岩場(山頂に登山者が) 我先頭メンバーも登頂し「バンザ〜イ」 後ろのメンバーも「バンザ〜イ」

 到着した山頂は大きな岩がごろごろし結構狭いが、360度の展望は最高…の筈?。
 徐々に雲が上がってきてきて遠くの山々が見え隠れしていた。特に期待した美瑛岳が半分雲に隠れてしまった。
山頂での昼食休憩 山頂での集合写真

 やがて下山時刻になり、名残り惜しくも下山開始。
 下山しながらも大パノラマの景色を楽しむことが出来た。
 下山口の望岳台で写真を撮っていた若い男性が声をかけてきた「アニハセヨ」。…?…?「ウ?ウン…こんにちは」と返す。
名残り惜しくも山頂を後に 山頂を振り返る 登山口の望岳台に到着

 十勝岳は現役の火山であることから木々は勿論、草花はとても少なかった。
 そのような中でも懸命に咲いていた花を紹介します。
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