自然保護活動(2021年)
担当(寄稿)
2052 M/T
          (2020年はこちら

 会員の広場では、毎月第三火曜日にコース説明会等を中心に会員相互の親睦を図っています。
 
  ≪開催日≫    毎月第三火曜日   13:00~15:00
  ≪開催場所≫   新潟市中央公民館(下図参照)
  ≪参加方法≫   自由参加(会員)
  ≪内容≫      ・ミニ講座             ・予定されている会山行の説明
             ・交流会の実施          ・会員の広場主催の忘年登山の実施 
 等
 
開催日 参加者 内容
11月16日   34名  11月の「会員のひろば」は34名の参加がありました。12月に秋葉山で行われる忘年親睦登山の参加呼びかけを行ったあと、2022年1月の山行の案内をT/Yさん、K/Yさん、C/Tさん、M/Tさんに行ってもらいました。
 ミニ講座は1862Y/Iさんに「楽山会と私」と題して次のように話をしていただきました。楽山会の良いところとして、40才以上の中高年を対象、選任リーダー制、年間山行計画が決められていること。そして、毎月のりっぱな会報、資料としてもりっぱな山行コース案内、5年ごとの記念誌。先輩方の努力の賜物の山岳便覧、山の入門書にも参考書にもなる会員のしおり、歌のしおりと歌のCD、楽山会の40年の歩みのCDなどなど、45年の会の歴史が脈々と受け継がれている。会のお陰で今の私がいるなぁ~と実感している。
 2002年、28年ぶりに蒜場山に登り登山を再開した。その翌年、市民探鳥会に参加した折、会社の先輩に当たるH/Nさんに入会を誘われた。会に入会し本格的に登山を始め、どんどん山に行くようになり、山に行かないと物足りなくなった。
 2007年にはリーダーを引き受け、「甘納豆の山歩き」というブロブを始めた。ブログには必ず軌跡、行程を入れ、これが他の人の参考になり自分の記録になった。リーダーになっての初山行は大境山を計画したが大雨で中止、明星山が初山行になった。
 たくさんの山に登ったがその中でも思い出に残った山に、飯豊山のダイグラ尾根の日帰り、矢筈岳に登りたくて3年かけ下見を繰り返し山頂に立てたこと、単独で籔の村杉岳に挑戦し雪原に出たとたん熊の唸り声にゾッとしたことなどがある。
 楽山会は良い山の会、良いところに入ったなぁと想っていると語ってくださいました。会場のみなさんも同じ想いを抱かれたものと思います。もっと、お話をお聞きしたかったのですが、時間が無くなってしまいました。次回を期待しています。Y/Iさん、ありがとうございました。

【12月度ミニ講座の案内】
  12月度は忘年登山の為ミニ講座は開催されません。
10月19日  27名   10月の「会員のひろば」は27名の参加がありました。12月に秋葉山で行われる忘年親睦登山とトレッキングの説明を行ったあと、ミニ講座は1394R/Oさんに「山を思えば人恋し…」と題して話をしていただきました。
 コロナが始まった頃に入院の経験をされたR/Oさん、山に行けないので「山が恋しい、人が恋しい」と思われたことが、今回の講座のタイトルのきっかけになりました。
 R/Oさんは山登りと同じくらいに、山でスケッチ絵を描くことを楽しまれています。今回も10数枚の絵を披露してくださいました。パネルに貼られた頼母木山や越後駒ヶ岳の絵に説明を交えながら、両山小屋の管理人さんとの交流話をしてくださいました。
 スケッチを描きたいために一人で山を歩いているが、山小屋の人が恋しくて会いたくなり、会うために登っている。頼母木小屋の管理人さん達は、個性豊かで良い人ばかりである。小屋に行くと「よ~!来たなぁ~!」の挨拶が嬉しい。そして冷や麦を出しくれるが、それがまた美味い。そんなことで良く通った。  中でも亀山東剛さんとの付き合いは長い。亀山さんとは袖朝日岳に挑戦した時に、藪の中に落としてきた物を拾ってもらったことが縁で、付き合いが始まった。こうした縁で2017年8月には頼母木小屋でスケッチ展を開催することができた。しかし、コロナ禍の2020年、飯豊の山小屋は全部閉鎖されてしまった。管理人の部屋にパネルが釘付けされているのを見た時は、涙が出そうなほど悲しかった。
 そしてもう1人の思い出の管理人は、建て替え前の越後駒ヶ岳山荘の管理をされていた米山孝志さん。 米山さんは流木を彫るのが上手だったが、文章も絵もきれいで、新潟日報に「山小屋つれづれ」を書いていた。R/Oさんが描いた米山さんの似顔絵は、頭がもじゃもじゃの髭面ですが、面白い人で優しい人の言葉通り、とても優しく描かれていました。
 いつもながらR/Oさんの皆さんを引き込む話術に、時間はあっという間に過ぎてしまいました。
最後は「人みな花に酔うときも…」と坊がつる賛歌を歌ってくださいました。2番の歌詞を飯豊に替えての歌は、皆さんの心に染み渡ったことと思われます。R/Oさんありがとうございました。

【11月度ミニ講座の案内】
11月16日 講師:1862 Y/I  テーマ:楽山会と私
9月21日  40名   9月の「会員のひろば」は40名の参加がありました。ミニ講座は飯豊・胎内の会会長の亀山東剛さんをお迎えして「北越後の山々と人との関わり」と題して話をしていただきました。
 亀山さんは中条町生まれ78才。高校3年生の時に登山同好会を作り、初めて飯豊連峰に登った。石転び沢から上り、道のない胎内尾根を3日かけて藪漕ぎをした。それが病みつきになり、飯豊に登った回数は昨日で439回になった。
 25才の頃、登山グループを作った。登山ブームもあって、沢、冬山、より厳しい所、より高い所を目指した。しかし、39才の時、飯豊で相方が亡くなる事故があり世間から叩かれた。それから12年位、登山は止めていた。
 52才の時、中学の同期生が厳冬期の飯豊を単独で縦走し、その報告に来た。彼の話に感銘し、もう一度山をやろうと思い立ち、藪山に突っ込んでいった。
 加治川から北に135の山がある。全て登ってやろうと始めた。頼りは地図だけ、地図を眺めて突っ込んで行く。自分の思惑通りにはならないことにぶつかって行くことが楽しかった。三面の山々には何百年間も人々が入っており、人の気配を探りながら歩くのも楽しみの一つであった。
 これらの体験から「山は学ぶ場所、遊ぶ場所」との想いを本にし、2004年に「山の遊学道」を出版した。 その後、胎内市の方から山小屋の管理の話があった。山小屋管理人は山屋の一つの憧れ、こちらの方へ舵を切ることにした。飯豊・胎内の会は会員約30人、平均年齢約60才、昔は職人だった人が多く、山小屋を管理するのに役立っている。
 2017年8月、1394O/Rさんのスケッチ展を頼母木小屋にて企画・開催。管理人を行っているといろんなことがある。雨の中、引き返しを拒否する母娘づれを無事下山させたり、道迷いの捜索、中にはフイルム探しの依頼もある。長年の管理人としての苦労や喜びを語っていただきました。
 亀山さんの山への深い想い、山の魅力や厳しさの話は、参加者の皆さんに大変好評でした。そして、クマの対処方や遭難時のホイッスル合図は、とても良い学びになりました。
 「登山は人生を豊かにしてくれる」という亀山さんの想いは、皆さん同じ想いを持たれたことと思います。亀山さん、ありがとうございました。

【10月度ミニ講座の案内】
10月19日 講師:1394 R/O  テーマ:山思えば人恋し
8月17日   27名  8月の「会員のひろば」は、秋雨前線の影響で足元の悪い中でしたが27名の参加がありました。役員会の報告事項の説明の後、10月度のトレッキング山行について、担当リーダーの2048Y/Nさん、2298A/Iさん、2052M/Tさんより説明がありました。
 ミニ講座は970I/Sさんに「中国の残留日本人孤児」について、ビデオ映像を使い話をしていただきました。通っていた公民館の中国語教室の友人に勧められ、1996年に中国残留孤児の身元引受人に登録し、その翌年、新発田市出身の藤間さん兄弟と弟の妻である中国人の身元を引き受けました。開拓団として移民した藤間一家は、ソ連侵攻で父親はシベリヤに抑留、母親は生きるため幼い3人の子供を連れて中国人と再婚。成長した3人の子供は日本に帰った父親に会いたく一時帰国をするが、2ヶ月前に父親は亡くなっていました。その後、母親と長男が亡くなり、次男と三男は日本へ永住帰国を希望したが、日本の親族に反対を受けたため、島倉さんが身元引受人となって帰国することになりました。
 所沢市の帰国者定着促進センターに3人を迎えに行き、市営住宅を借り、生活必需品を用意し自立ができるように支援を続けました。しかし、日本語の習得がうまく行かず、仕事探しも難航し日本の社会には溶け込むことができませんでした。帰国して2年がたった頃、三男は癌を発症して入退院を繰り返し、3人は突然中国へ帰ってしまいました。戦争に翻弄され、中国も日本も故郷にはならなかった藤間兄弟でした。
 I/Sさんは満州で兄弟が経験したであろう恐怖や悲劇を想像し、「戦争は愚かなり!」の曲を作りました。そのCDを会場の皆さんと一緒に聴きました。「再び戦争を繰り返してはいけない!」そして「故郷とは、幸せとは?」の問いかけを皆さんはしっかり受け止められたようでした。
 講座は大変好評で「I/Sさんのお話には引き込まれました。もっと大勢の方に聞いてもらいたい話でした。」と感想をいただきました。そして、細かく切った新聞を元に戻した手品にはびっくり!楽しませていただきました。I/Sさん有難うございました。


【9月度ミニ講座の案内】
9月21日 講師:飯豊胎内の会会長亀山東剛さん テーマ:北越後の山々との関わり
 7月20日 25名   7月の「会員のひろば」は、梅雨が明け暑い日が続く中でしたが25名の参加がありました。9月度のトレッキング山行について、担当リーダーのS/Tさん、M/Tさん、H/Hさんより説明をしていただきました。
 ミニ講座は2242K/Aさんより「腰・膝の痛みを和らげるストレッチ」について、その原因と対処方法について会場の皆さんと実際にやりながら指導をしていただきました。

 腰痛は正しい姿勢でないことから起こる。頭の重さは約5㎏あり、この重さの衝撃を背骨のS字カーブが和らげてくれているが、正しい姿勢でないと腰への負担が大きくなる。正しい姿勢とは耳・肩・股関節・踝が一直線になる立ち位置になる。正しい姿勢が腰の負担を減らすことを、図説を交え分かりやすく説明してくださいました。

 膝の慢性痛は、膝関節周囲の筋肉や腱が固くなり痛みが増すことで起こる。膝が痛いと動かさない、動かさないと固くなり痛みが増す。この連鎖を断ち切ることが大切。減量、保温も効果がある。歩く時、足を真っ直ぐに下すと膝への衝撃が大きいので、膝を15度曲げて下すようにすると膝への衝撃が小さくなる。このためには太ももの筋力を付けることが大切になるなど、膝痛対策の重要なポイントを教えて頂きました。

 腰痛と膝痛の原因と対策について分かりやすく教えて頂いた後に、各自持参のマットの上でストレッチと筋トレの実践を行いました。マットに横になり阿部さんの指導に従って、腰痛対策の片膝抱え、両膝かかえ、腰ひねり、もも裏伸ばし、お尻ほぐし、腰伸ばしを行いました。腰やお尻の周りの筋肉が伸びたようです。膝痛対策には風呂の中で温めてから正座を行い、可動域を正常化する方法と、膝蓋骨や膝関節周囲を押す痛点ストレッチについて学びました。

 時間の関係で、腰と膝を支える筋トレの方法については急ぎ足になってしまいましたが、理論から実践まで分かりやすいK/Aさんの講座は大変好評でした。
 教えて頂いた腰や膝の関節をいたわる方法を実践して、これからもずっと山を楽しんで行きたいと思います。
 K/Aさん、ありがとうございました。

【8月度ミニ講座】
 8月17日 講師:970I/S テーマ:中国残留孤児の話し
6月15日   24名  6月の「会員のひろば」は24名の参加者がありました。8月度のトレッキング山行について、担当リーダーのM/Tさんより説明をしていただきました。
 ミニ講座は石井スポーツ・山里寿裕店長をお迎えして「らくに楽しく登れる登山用品」と題して話をしていただきました。講座の前半は科学的な数値や資料を基に「らくらく登山術!」について次のように説明してくださいました。

 登山の運動量は他のスポーツに比べ予想以上に激しいスポーツ。準備運動は動的ストレッチ(慣れ親しんだラジオ体操程度)で体にこれからがんばるぞと伝える。静的ストレッチは登山終了後、疲労取るために行う。静的ストレッチを登山前にした場合、筋が伸びて危険。歩くスピードはゆっくり、自分のイメージよりもう少し抑える。息が切れなく楽しむ余裕を持つことがベスト。登り始めは意識的にゆっくり歩き、10~15分程度歩いた時点で給水や体調確認、衣類・靴紐の調節を行う。その後は一時間に一回10分程度の休みをとることが原則。この時、必ず座って休み、足を休める。急な登りの場合は30~40分で短い休憩をはさみ、疲れないように楽しく歩く。

 水分、カロリー補給は山の行動で一番大切。お腹が減った、のどが渇いたと感じた時はタイミングがすでに遅い、休憩のたびに積極的に摂ることが必要。山で起こる身体的なトラブルを防ぐには、山に登るのが一番。ちょっと時間を見つけて、低い山でよいので2週間に一回は登る。特に、下りの筋肉は山で鍛えられる。
 山では普段の生活では起きない危険が沢山ある。それに備える十分な用具と準備が必要になる。

 講座の後半は、これらの問題に対処できる最新の登山用具の説明を、製品の見本を提示しながら説明してくださいました。特に、事前に会員さんから質問のあったインソールについて分かりやすい説明もありました。参加された方々は品物を手に取り、たくさんの質問が出るなど積極的に聴いていられました。
 本格的な夏山登山が始まる前に、実際に役に立つ良い学習になりました。山里さん、ありがとうございました。

【7月度ミニ講座案内】
7月20日 講師:2242 K/A テーマ:越、膝の痛みを和らげるストレッチ   
5月18日   38名  5月の「会員のひろば」は38名の参加者がありました。7月度のトレッキング山行について、担当リーダーのM/Tさん、A/Iさん、S/Fより説明をしていただきました。
 ミニ講座はK/Yさんより「山での危険回避と応急手当」と題して、配布資料を基に次のように話をしていただきました。山での危険回避の基本は、体力、知識、使いこなせる装備、技術を自分の体力で推し量り、身の丈に合い余裕のある計画をたてることが必要。4~5時間、歩いた時に1時間にどのくらい歩けるかで自分の体力を知ることが大切。無理な計画は、遭難を招き転倒や道迷いの原因になる。
 山での行動では歩き方の基本を守る。骨盤を回転させない、足をべったり地面に置く、足先を開きつま先から着地する。斜面では谷側の足のつま先を谷側に向けることで足の引っ掛かりを防ぐことができる。そして行動中は自分の位置を把握しておくこと。その為にはスマホの地図を必ずインストールしておく。

 山でよく起きる有害生物対策、スズメバチは刺激せず巣から離れること。刺されたらポイズンリムーバーで毒を吸引し、医院でアナフラキシーの対応を行う。ヒル、アブ、カ、ブヨは防虫スプレーが有効。刺された場合はポイズンリムーバーで吸うと治りが早い。マダニは防虫スプレーを靴、ズボンに噴霧し防御する。スピロヘーターの害を防ぐためには皮膚と一緒に抉り取るか、48時間以内に医院に行く。

 身体ケアでは熱中症、足つり、握力低下に注意する。高齢者になると渇き感覚が希薄になるので、定期的に水分補給する。足つりには芍薬甘草系の薬を携行、吊りそうになったら飲み、痛くても筋肉を伸ばす。握力低下は意外と感じにくいので鎖場ではチェックする。

 山中で自己解決できない事象が起きた時は、「迷うことなく110番」。ヘリコプターはGPSで飛んでくるのでスマホに地図のソフトを入れておくことが大切。よくある捻挫、骨折、止血の応急手当について説明をしていただきました。
 救命救急対応には消防署で講習会があるので、ぜひ参加したらよいとのアドバイスがありました。
 山で一番起きやすい事象への対応を教えて頂き、夏山登山に備えることができました。 
 K/Yさん有難うございました。 

【6月度ミニ講座の案内】
6月15日 講師:石井スポーツ テーマ:楽に楽しく登れる登山用具
4月20日  41名   4月の「会員のひろば」は風の強い天候でしたが、41名の参加者がありました。6月度のトレッキング山行について、担当リーダーのM/Nさん、S/Tさん、A/Aさん、A/Sさん、M/Tさんより説明をしていただきました。
 ミニ講座は2203K/Hさんより「登山でのスマホ活用術(実践編)~道迷い、転ばぬ先のGPS~」と題して話をしていただきました。YAMAPを利用者する方が増えているので、その活用方法についてです。K/Hさんはスマホを実際に操作しながら、それをスクリーンに映し、配布資料と合わせYAMAPの使い方を分かりやすく説明してくださいました。
 YAMAPを使うにはアプリのダウンロードを行い、IDとパスワードを登録して使えるようにする。次に地図のダウンロード、アプリの「山マーク・のぼる」を開き山名を入れ地図をダウンロードする。注意点として、アプリと地図のダウンロードは、データ量や電池の消耗を防ぐために自宅で行った方が良い。
 登山にYAMAPを使用する時は、登山口で「保存した地図」を選択し、「地図を見る」、次に「活動開始」をクリックする。行動中は機内モードにして電池の消耗を防ぐことが大切。下山後は活動終了し、活動記録の保存を行い「おつかれ山!」の画面を閉じる。
 YAMAPは無料の場合は、月に2回しか地図のダウンロードができない。それ以上の地図を使う場合には有料にしなければならない。有料にした場合は地図の枚数制限がなくなり、他の人のルートもダウンロードができるなどメリットがある。しかし、「YAMAPは有料になり余計なものが多くなった。アプリはシンプルな方が良い。」とコメントしてくださいました。そして、お勧めのアプリはジオグラフィカだそうです。その他、登山時の健康状態をチェックするスマートウオッチの紹介もありました。もっとお聞きしたかったのですが、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
 日時は未定ですが、K/Hさんお勧めの「ジオグラフィカの使い方」についての講座を開催することになりました。K/Hさん有難うございました。

[5月ミニ講座の案内]
 5月18日 講師1861K/Y テーマ:山での危険回避と応急手当
 
 3月16日 49名    3月の「会員のひろば」は雨天候でしたが、49名とたくさんの方が参加してくださいました。会長より4月から山行を再開するにあたり、コロナに対する注意事項の説明がありました。  
 その後、5月度のトレッキング山行について、担当リーダーの皆さんより説明をしていただきました。
 ミニ講座は1914E/Sさんより「高立山の花々」と題して話していただきました。E/Sさんは健康のために 山歩きをしようと、定年一年前から菩提寺山や高立山を登ること始められたそうです。そして昨年までの16年間で菩提寺山に1,595回、高立山に1,472回登っていられます。こうした山の記録はブロブやヤマップに報告されており、そのネタを探すために花の写真を撮るようになったそうです。四季折々に撮られた花の写真で素晴らしい資料を作って下さり、それを基に話してくださいました。
 春一番のマンサクに始まりアズマイチゲ、イワウチワ、アズマシロガネソウ、夏になるとアクシバ、ヤマユリ、クサアジサイ、秋にはジャコウソウ、キバナアオギリ、ツリフネソウ。珍しい花ではスズムシソウやトンボソウ、次々と可憐な花々の写真が続きます。ギンリョウソウの仲間のシャクジョウソウは歩くコースによって形が違っていること、金津層コースのミョウガの赤花、盗掘が多くキンランは柵を作り、クマガイソウは高立山の山頂に移植し保護していることなど山を知り尽くしたE/Sさんならではの説明もしていただきました。
 最後に花ばかりではなく、中央コースの秋の紅葉も素晴らしいので「ぜひ、気楽に出かけてください。」と締めくくってくださいました。
 菩提寺山や高立山の魅力をたっぷりと聞くことができた講座でした。E/Sさん有難うございました。

≪4月度のミニ講座≫
 4月20日 講師:2203K/H テーマ:登山でのスマホ活用術
 2月16日 40名  2月の「会員のひろば」は悪天候にもかかわらず、40名の参加がありました。役員会での検討事項の報告後、文書で行われた定期総会の結果について会長から説明がありました。その後、4月から再開されるトレッキング山行について、担当リーダーのみなさんより説明をして頂きました。
 ミニ講座は1630S/Oさんより「角田山の魅力(続編)」と題して話して頂きました。S/Oさんは腰痛治療の一つに登山を始められました。角田山は訓練にちょうどよく、登っているうちにすっかりその魅力に取り込まれ、週に1~2回、年間80回位登っていられます。角田山のことは隅々まで知り尽くされ、その貴重な資料を用意し写真を投影しながら、130種にものぼる花の説明をして下さいました。       
 角田山は田中澄江著「花の百名山」の一つ、そこではスカシユリが紹介されている。スカシユリは灯台コースに咲くイワユリのこと。花は上を向いて咲き、花弁の根本がスカスカになるのでその名が付いている。下を向いて咲くのはコオニユリになる。カタクリやユキワリソウは多年草で、何十年も同じ場所に咲き続け、生命の力強さをいつも感じさせられる。ニリンソウは群生しイチリンソウよりも1~2週間早く咲き、イチリンソウは群生せずニリンソウの2~3倍大きな花が咲く。
 コブシは花と同時に葉が1~2枚付くが、モクレンとタムシバは花が終わってから葉が出てくる。角田山にはコブシしか咲かない。ゴールデンウイークの頃、山頂で咲くエドヒガンザクラは見事。シラユキゲシは珍しい花、ツバキ谷のちょっと下に咲く。次々と続く詳しい花の説明と美しい写真に、参加者の方々は角田山の魅力にすっかり取り込まれてしまいました。もっと話をお聞きしたかったのですが、残念なことに時間が無くなってしまいました。皆さん、この続きを期待して盛会裏に終わりました。S/Oさん有難うございました。

≪3月度のミニ講座≫
 3月16日 講師:1914E/S テーマ:高立山の花々
 
1月19日 19名  1月の「会員のひろば」は厳しい冬型の天候でしたが、19名の参加がありました。会の始まる前に12月24日に亡くなられた1996E/Aさんのご冥福を祈り、皆で黙祷を行いました。
 役員会での検討事項を報告後、ミニ講座は温泉ソムリエの資格を持っていられる2376N/Wさんより「山のいで湯」と題して話して頂きました。温泉も山も好きなので、温泉に入れる山行をしたいため温泉ソムリエの資格を取ったというN/Wさんは、温泉について次のように説明をしてくださいました。

 温泉の定義は、源泉温度が25℃以上であること、または19の特定成分のうち1つ以上含むこと。25℃以下でも特定成分が2つ以上あれば温泉になる。種類は温度、浸透圧、水素イオン濃度によって分けられる。温度の高い温泉は交感神経を、低い温度は副交感神経を刺激してくれる。浸透圧の低い温泉は体に優しく、高い温泉は効き目があるが湯あたりしやすい。水素イオン濃度の高い温泉は肌がつるつるになり、酸性度の強い温泉は抗菌力があるなど、温泉の種類によって効果が違ってくる。さらに、泉質によって単純温泉、塩化温泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、二酸化塩泉、含鉄泉、硫黄泉、酸性泉、放射能泉に分かれる。  
 初めに炭酸水素塩泉などクレンジング効果のある温泉に入り、次に硫酸塩泉や硫黄泉でシミ予防や肌を整え、仕上げは塩化物泉でつるつるにする温泉の梯子もお勧め。

 温泉の入り方の質問に「末端から温めるのが良い、温泉ソムリエの人はのぼせ防止に頭にタオルを乗せる」、「酸性の温泉は上がるときにシャワーで流すが、他の泉質の場合は流さない方が良い」とアドバイスをしてくださいました。その他にも会場の方からたくさんの質問が出て、盛会裏に終わりました。N/Wさん有難うございました。

≪2月度のミニ講座≫
 2月16日 講師:1630S/O テーマ:角田山の魅力、続編