会山行紀行文 2022年
7/29(金)
晴れ時々曇り
(かなやま)
金山

2245m
参加者 (紀行文) 1861 K/Y
3名
(男性1名・女性2名) (写真) 1861 K/Y
≪コースタイム≫
登山口(7:10)…水場(8:05)…1741m峰(8:40)…1949m峰(9:45)…天狗原山(10:55)…金山(11:45-12:20)
…天狗原山(13:00)…1949m峰(14:05)…1741m峰(14:40)…水場(15:05)…登山口(15:40)
≪紀行文≫
〜〜〜今回はズバリ花を見るために登りました〜〜〜

 新潟市西区の自宅を午前3時20分に出ました。久しぶりの早起きでした。
 金山は過去3回訪れていますがいずれも金山が目的地ではなく、通過地点でした。しかも花とはあまり縁がない時期での通過で、たとえ花があったとしても横目でチラリとみる程度、さっさかと通り過ぎていただろうと思うので、金山で花を見たという記憶はありませんでした。でも金山や天狗原山が花の山として有名なことは知っていました。
 後期高齢者となった今、さっさか歩く山行は出来なくなり、花を見たり、その山を有名にしている物や場所を訪れたり、風景を楽しんだり、そうした山行形態に移行してきています。今回の金山はズバリ花を見るために登りました。時期も花の盛りにぴったりで、素晴らしい花園を堪能しました。

 思いのほか早い時間に登山口の駐車場に到着出来ました。駐車場は登山口の手前左側と右側に2か所あり、合計10台程度は駐車できます。
 水場までは九十九折の歩き易い道です。道脇には大きなブナの木が生えています。
登山口手前左側の駐車場 登山口 登山道の様子

 水場では50o唐ルどの塩ビのパイプから水が滴っていました。水量が少なくほんの滴り程度です。近々枯れるのではないでしょうか。
 水場から1741m峰に向かっては道の傾斜は多少きつくなります。道脇にちらほら花が出てきます。
水場 ホツツジ ツリガネニンジン

 1741m峰を越えると道は沢の中を通ります。雨が降ったら即谷川の流れになるでしょう。
1741m峰直下(斜面には花が咲いています) 沢の中を歩きます 沢の中には残雪もあります

 沢の中を抜けて尾根に出ると“ガンバレ”のプレートが置かれていました。プレートから少し先に進むとキヌガサソウとサンカヨウが群生していました。
 サンカヨウの花は露で濡れていて、花びらが透明になり、とても愛らしい様子でした。
ガンバレのプレート キヌガサソウの群生 キヌガサソウの花
花期の終わりが近いキヌガサソウ サンカヨウ

 1949m峰直下の斜面が色とりどり、多様な花に彩られていました。
色々な花が咲いている斜面 カワラナデシコ? クガイソウ

1949m峰を過ぎると道脇の木は広葉樹林から針葉樹林に変わります。道脇にはいろんな花が咲いています。
1949m峰を過ぎると針葉樹林に ハクサンチドリ シナノキンバイ

 天狗原山の山頂直下の斜面はシナノキンバイが群生し、黄色い花に覆われています。また平坦地の道脇にはチングルマが群生して、穂先を風になびかせています。
 チングルマは穂先だけでなく、場所によってはまだ花の状態で群生している個所もあります。
斜面を覆うシナノキンバイ 穂先のチングルマ 花のチングルマ

 天狗原山の山頂そのものからの眺望は望めません。山頂付近から眺望を楽しめます。この日は妙高方面は雲が垂れて山々の山頂部は隠れていました。
天狗原山山頂 笹ヶ峰の乙見湖方面 これから向かう金山

 金山山頂直下のハクサンコザクラの群生
 キアゲハとハクサンコザクラ
池塘脇のハクサンコザクラ  ハクサンコザクラの群生

 金山に到着したら丁度お昼時、ゆっくりと食事を摂りました。金山の山頂周辺にはキスゲとフウロが花の盛りでした。
 妙高方面の山々は山頂部が雲に覆われていましたが、一瞬焼山の山頂部が見えたので素早くシャッターを切りました。
 金山山頂  金山山頂部のトンボ  山頂部が一瞬見えた焼山