会山行紀行文 2022年
7/16(土)
晴れ後曇り
(しょうがだけ)
笙ガ岳

1635m
参加者 (紀行文) 2232 S/K
2名
(男性2名) (写真) 2232 S/K
≪コースタイム≫
吹浦口大平登山口(8:05)…見晴台(8:35)…河原宿(9:25)…長坂道T字分岐(9:50)
…笙ガ岳(10:25-11:00)…御浜小屋(11:50)…河原宿(12:15)…見晴台(12:50)…大平登山口(13:20)
≪紀行文≫
~~~期待通りの沢山のお花とキスゲの大群落を楽しみました~~~

 7月は各地の山でニッコウキスゲが咲き誇ります。まだ行く機会に恵まれませんが、大群落の一番は雄国沼でしょうか?他には朳差岳や笙ガ岳も素晴らしいと思います。ほぼ恒例になりつつある笙ガ岳にキスゲの群落を求めて登ってきました。期待通りの沢山のお花とキスゲの大群落を楽しみました。

 大平登山口を8:05に出発。心配した天気も晴れていて風も無く、大丈夫そうです。登山口は標高1000m有りますが、歩き出すと結構暑く汗を絞られます。見晴台で一息。ここの展望は素晴らしく、庄内平野が一望出来て大好きな景色です。眼下には酒田港やそこに注ぎ込む最上川、海には粟島が浮かんでいます。反対側は秋田の男鹿半島が遠くに望めました。
見晴台からの庄内平野(酒田港、最上川)、奥は粟島 見晴台から秋田方面の展望、遠くは男鹿半島

 見晴台から少し登るとヤマハハコの大きな株があって、今年も我々を出迎えてくれました。まだ咲き始めの様で少しお花が小さいです。登山道の脇には沢山の種類のお花が咲いていて、チングルマも盛りの様です。チョウカイアザミやニッコウキスゲ、コバイケイソウ、イワカガミ、イワイチョウ等々流石にお花の鳥海山、種類が沢山あって、名前の分からないお花も沢山。今日はお花の先生がいないのが残念です。
 河原宿で雪渓を横断しその脇を歩きます。この辺りからヒナザクラとアオノツガザクラが咲いていました。ヒナザクラは上手く写真が撮れませんでした。

 9:50、長坂道T字分岐に到着。ここのキスゲの群落はすごいです。御浜小屋に向かう登山道の脇に、キスゲの黄色い帯がずーっと続いています。写真では分かりにくいのがとても残念です。
 すごいのはキスゲばかりではありませんでした。稜線はすごい爆風で台風並みでしょうか?帽子を飛ばされない様にして笙ガ岳に向かいます。

       
分岐から御浜小屋方面、キスゲが黄色い帯状に 分岐から、キスゲの向こうに鳥海山を望む

 T字分岐から右に折れて、三つ目のピークが笙ガ岳です。稜線に入るといつもの所にリンドウが咲いていました。種類は分りませんが小さなお花です。他にチングルマと良く似ているハクサンイチゲやコバイケイソウが目につきます。今年はコバイケイソウの当たり年でしょうか?これだけ沢山の数を見ることはそう無いと思います。
三峰から笙ガ岳(先端のピーク)を望む 笙ガ岳山頂からの庄内平野、左奥は雲に隠れた月山

 歩き始めてから2時間20分で笙ガ岳の山頂に到着。相変わらずの爆風です。岩陰に風を避けてお昼を頂く事にしました。庄内平野を見下ろす山頂からの展望は、その高度感と浮遊感があって大好きです。今日は少し雲に覆われているのが残念でした。風が強いのでそれ程ゆっくりもしていられません。11:00丁度に笙ガ岳山頂を後にしました。歩きだす頃には雲行きが怪しくなって、次第にガスに覆われてきました。
今年はコバイケイソウの当たり年か? 残念ですが鳥海湖はガスの中でした

 御浜小屋に着いてもガスは晴れません。残念ながら来る途中で一瞬見えた鳥海湖も、ここではガスの中でした。爆風に混じって小雨も落ちてきました。早々に御浜小屋を後にしました。
 小雨はカッパを着る程ではありませんでしたが、少し濡れた岩の登山道を慎重に下りました。無事に大平登山口に到着。帰路、酒田の日帰り温泉で汗を流して帰りました。

 今日の活動時間=5時間20分、歩行距離=9.4km、累積標高差=824m