会山行紀行文 2022年
3/29(火)
曇り時々晴れ
(にのうじだけ-こうちやま)
二王子岳〜高知山周回

1420m     1024m
参加者 (紀行文) 2232 S/K
5名
(男性2名・女性3名) (写真) 2232 S/K
≪コースタイム≫
南俣集落(5:50)…二王子神社(6:45−50)…定高山(8:45)…二王子岳(10:10−45)…中尾根分岐(11:20)…場割峰(11:40)…鳥居峠(12:15)…高知山(12:45−50)…675m分岐(13:20)…尾根取付き(13:40−50)…南俣集落(15:05)
≪紀行文≫
〜〜〜残雪タップリの二王子岳〜高知山の周回を楽しみました〜〜〜

 晴れ予報の火曜日、Kさんが二王子岳から高知山の周回を計画してくれました。残雪期の二王子岳は定番の山行で断る理由はありません、仕事を休んで登ってきました。
 この時期の二王子岳は何度か登っていますがいずれも二王子神社からのピストンで、一度だけ中尾根を下った事が有ります。今回は二王子岳を登り高知山を周回して下山する初めてのコースです。

 この時期は二王子神社までの林道はまだ開いていません。南俣集落のY字の分岐を右に入った道路が駐車場で、ここから歩きます。6:00集合の予定ですが全員が早く集まり、10分程早く歩き出すことが出来ました。
 二王子神社迄およそ1時間の林道歩き、残雪はまだタップリあって車で行けるようになるまでしばらくかかりそうです。雪の状態は良くて、踏み抜きはほとんどありませんでした。神社で一息入れます。
 二王子神社からはほぼ沢沿いの道を歩きますが、冬道は神子石手前辺りで右手の尾根に上がります。急な所は滑り止めが必要な状況で、軽アイゼンを着けました。
二王子神社、残雪はタップリ 定高山、残雪3.1m位 油コボシ、見た目以上に急です

 足並みも揃い順調に高度を稼ぎます。油コボシは見た目以上に急登で、慎重に登る必要がありました。
 10:10二王子岳山頂着。登りに4時間20分かかりました。雪の状態が良くて、快調に歩く事が出来ました。
 山頂で高知山から登って来た方に逢いました。これから中尾根を下るとの事。高知山へのトレースは期待できそうです。山頂からの飯豊の展望は、いつ見ても素晴らしいです。今年も沢山飯豊に登りたいと思いました。少し早いですが風を避けて小屋でお昼を頂きました。
飯豊の展望、いつ見ても素晴らしい。主稜線の手前に胎内尾根と二ツ峰、右は二本木山〜赤津山〜二ツ峰の稜線

 10:45小屋を後にして高知山に向かいました。高知山へは三王子神社の分岐を左に入り、急な斜面を170m程下ります。気温も上がって雪はザクザクの状態です。中尾根分岐は分らずに通り過ぎてしまいました。地形は分りにくいのでGPSを確認しながら進みます。山頂で出会った単独行のトレースがあるはずですが、時々見失いました。
 最低鞍部から80m程登って場割峰1217mに到着、GPSで間違いない事を確認です。ここから90度右に向きを変えて鳥居峠に向かいます。鳥居峠もただの雪原で、GPSで確認しないと分かりません。
三王子神社辺りから高知山方面、奥は五頭山塊 鳥居峠辺りからの高知山方面

 徐々に高度を下げて、三角のピークが見えてきました。てっきり高知山と思ったのですが、まだ先です。GPSが無ければ通り過ぎてしまうほんの小さなピークが高知山でした。
 高知山からは急な下りが続きます。3カ所ほどの尾根分岐を過ぎて、675mピークに到達。これを右に折れるように尾根を下ります。例年藪コギに悩まされる様ですが、今年は残雪が多く苦労しないで済みました。
 13:40無事に尾根の取り付きに到着。沢には砂防ダムがあってこれが取付きの目印だそうです。
三角ピークの奥が高知山でした 尾根取付き、無事に下山しました 右の尾根から降りてきた

 尾根取付きから南俣集落までは、うわさに聞いていた長〜〜い林道歩きです。下りの林道を1時間15分歩きましたが、時間以上に長く感じました。林道もかなりの部分が残雪で、けっこう難儀でした。

 今日の活動時間=9時間18分、歩行距離=18.8km、累積標高差=1639m

 今日は高知山を下りましたが、これを登って周回する場合は難易度が数段上がると思います。時間も2〜3時間余計に掛かる様で、それなりの覚悟が必要です。
 残雪タップリの二王子岳〜高知山の周回を楽しむことが出来ました。ありがとうございました。