≪紀行文≫ |
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~~~飯豊の素晴らしい大展望を、頑張ったご褒美に頂きました~~~ |
この時期、恒例の松平山に登ってきました。天候とメンバーに恵まれ、苦労して登った山頂の向こうに飯豊の素晴らしい大展望が待っていました。頑張ったご褒美を頂きました。
昨年は2月末に登りましたが、天候に恵まれず山葵山を過ぎた770mピークで撤退しました。今年は昨年のメンバー4人の都合が良く、好天が期待された先週の金曜日に予定。参加者は新たにSさんを加えて5名となりました。私以外は皆さん超?健脚です。
当日は好天に加え気温も上がり15度越える予報です。冬道は、五頭連峰少年自然の家の先から尾根に取着きます。今年は雪が多い事と、気温が高く朝でも時々潜る事から、最初からワカンを付けました。ピッケルは車に準備しましたが持って行かない事にしました。
歩き出すと最初の340mピークに到着するまでにすでに汗をかいて暑く、1枚脱ぐ必要が有りました。しばらくアップダウンの後、山葵山迄は急登の箇所が2カ所ほどあります。昨年は雪面がクラストした状態で苦労しましたが、今年はそれ程の苦労はせずに登る事が出来ました。ラッセルも大したことは無いのですが、それでも先頭が大疲れする前に5人で交代します。 |
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山葵山山頂から松平山方面 |
山葵山山頂から来た尾根を振り返る |
ノントレースの稜線を快適に歩く |
2時間半ほどで山葵山に到着、一息入れます。風は少し有りますが、天気が良いので気持ちいい位です。
松平山迄は一部ほそ尾根の所が有り、端に寄り過ぎない様に注意が必要です。夏道は稜線から少し下りた所をトラバースするように歩きますが、雪が有る時は忠実に稜線を歩きます。松平山は、沢沿いに歩く事は無いので気温が高くても雪崩の心配はありませんでした。
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松平山山頂から金鉢山方面 |
松平山山頂から奥に菱ヶ岳と手前に五頭山 |
松平山迄はいくつかのだましピークを越えて、山葵山から1時間20分で到着。
山頂からは目の前に飯豊連峰の大展望が広がっていました。大日岳から北股岳、門内岳、地神山に続く真っ白な稜線、鉾立峰と朳差岳は二王子山塊の奥に隠れています。二王子山塊の右手前には赤津山とその隣に焼峰山。大日岳から手前に連なる尾根には、烏帽子山と蒜場山、その手前に俎倉山、馬ノ髪山、棚橋山が確認できます。よく見ると蒜場山の岩岳から烏帽子岩に連なる尾根や、馬ノ髪山のタテガミの稜線まで確認できました。 |
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飯豊連峰の手前に、左から二王子山塊、赤津山、焼峰山。大日岳の手前が、蒜場山、俎倉山、馬ノ髪山、棚橋山 |
飯豊連峰の大展望を楽しみながら、至福の時間を過ごしました。コーヒーもゆっくりです。
名残り惜しいのですが、山頂を後にします。下山の山葵山まではとても早く感じましたが、そこから先が結構長いです。ザクザクの雪に足を取られながらも、全員無事に降りる事が出来ました。
天気とメンバーに恵まれた大満足の山行でした。楽しい一日をありがとうございました。また少し顔が黒くなったようです。
本日の行動時間=7時間12分、歩行距離=11.1km、累積標高差=1096m |
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