≪紀行文≫ |
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〜〜〜色づくモミジの遊歩道を周遊する〜〜〜 |
山口家は明治時代の当主が様々な殖産事業を起こし人材育成に力を注ぎ、現在は学生への奨学金貸与や学術研究への助成、資料館や庭園・山林遊歩道整備をしている。
事務所受付の人からの山口家の概要説明を聞いた後、資料館脇から裏山の遊歩道を上がると近年改築された観音堂に着いた。
ガラス扉から3体の観音像を見ることができた。続いて山口家が建物を建造するに永劫安泰祈願した松山社を経由しイワカガミの群生地を眺めながら尾根伝いにモミジの紅葉が混在する雑木林の中を歩き、馬の背小道から杉の奨学林を経由し展望台に着いた。
展望できる山の表示板が設置してあり、眼下に小国町の集落と遠く目の前に八海山、右手に巻機山の山容がうっすらと確認された。 |
(俳句)石油王残せる広き紅葉山
新しき観音堂や散り紅葉
松のなき松山社へと木の実降る
冬晴れに越後三山うっすらと |
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奨学会の説明を聞く |
観音堂を見る |
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登りで小休止 |
モミジの紅葉 |
引き続き緩やかな下りを落葉したホウノキの葉を踏み、黄や紅に色づいたモミジを眺めながらブナノキ山から庭園を見おろし、モミジの葉が落ちた遊歩道を踏みしめて庭園に着いた。 |
敷地内の東屋で昼食後、資料館見学は全体で1時間半要するため、特に教育や殖産事業の功績が分かる「敬山閣」と「和紙館」を説明してもらい見学した。
(俳句) 朴落葉踏みつつ巡る大庭園
和紙の里見おろす園の秋あかね
庭園の野点紅葉のひらひらと |
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ホオノキ山へ下る |
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ナラノキ山へ向かう |
ブナノキ山へ下る |
庭園へ向かう |
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庭園に出る |
山口育英奨学会を後にして途中に、越路もみじ園に寄ったところ観光する人が多く駐車場の規制があり、少し歩いてもみじ園内を散策したが今年のモミジの紅葉はあまり良い色になっていないように感じた。
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資料館前で集合写真 |
幸い天気にも恵まれて、山口育英奨学会と越路もみじ園のモミジの紅葉を満喫して、概ね予定した時間に新潟駅南口に到着した。
(俳句) 青空へ紅極まり紅葉園 |
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越路もみじ園散策 |
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