会山行紀行文 2022年
6/26(日)
晴れ
(ごまどうやま)
護摩堂山

268.3m
参加者 (紀行文・俳句) 2011 Y/O
No−T32  グレード:D 12名
 担当リーダー 2208 A/I (男性2名・女性10名) (写真)2011 Y/O
≪コースタイム≫
JR田上駅(9:26)…ごま堂ゆったり館駐車場・集合、リーダー説明(9:50-10:05)…護摩堂山登山口(10:15-10:20)
…護摩堂山山頂・昼食(11:35-12:30)…(往路を戻る)…護摩堂山登山口(13:30-13:35)…ごま堂ゆったり館駐車場・解散(13:50)
≪紀行文≫
〜〜〜近場の山もいいものだ〜〜〜

(俳句) 涼風の電車の旅も久しぶり (俳句) 十二人紫陽花山に集ひ来し

 梅雨晴れの今日も真夏日。でも土曜の朝の電車は冷房が効いて快適でした。途中新津駅のホームには法被姿の駅弁売りとレトロなSL列車が停車中でした。そんな車窓風景は旅の気分をいや増してくれるものです。

 湯田上温泉は今アジサイ祭の最中でゆったり館の駐車場は既に満車で、混み合っていました。子連れ、犬連れでアジサイ園に向かう家族や下ってる普段着の若いカップルと頻繁にスライドしました。

 護摩堂山の林道コースを登り、一と汗かいたところで一服しました。 
リーダーさんの説明
ストレッチを丁寧に トンネル内はひんやり 先ずは一服

 メインコースが終始林道歩きではいささか登山の趣に欠けるところですが、次は林道を離れて「里山遊歩道」に入りました。

 軽登山の気分を味わえるようにとリーダーさんの心遣いをうれしく思いました。

 右側に断崖の石切場が見えて来ると城郭曲輪の絵看板がありました。

(俳句) 石切場跡茫々と草茂る

(俳句) 十薬の花にうずもれ石切場
林道から遊歩道へ 山道歩きは快適だゾー
コース確認こそ大事 林道は人多し 今日一の急坂

 護摩堂山には昔山城が置かれ、室町時代には戦場になったと伝えられています。「越後応永の大乱」(1423年)には揚北衆の一人中条氏は元鎌倉御家人の三浦党の流として越後守護・上杉氏に味方して、護摩堂山の要害に拠って田上原で守護代の長尾氏と戦いました。
 山頂一帯には実城跡、お屋敷跡、空堀跡などの曲輪遺構が現存します。その一画があじさい園として整備されて、この時期、大いに賑わうのです。
(俳句) 戦国の紫陽花山の城砦碑 (俳句) 紫陽花の一山藍に染まりたる

 山頂に登ると涼風の眼下には新潟平野と弥彦・角田の山脈と、奥には海を隔てて大佐渡小佐渡の青嶺が見渡せました。

(俳句) 青々と涼しき花よ濃紫陽花 (俳句) 黄揚羽の飛んであぢさゐ山といふ (俳句) 一望の越後の青田美しき 

 山頂広場の木陰は家族団らんのシートで埋まりました。梅雨明けを思わせるような晴天の下で会話に癒され、ランチを楽しみました。
 アジサイ見えたー  見事な大玉です 青一色に
アジサイの花歩道
眼下一望 集合写真(山頂広場にて)
 ランチは楽し
 断崖の石切り場 集合写真(展望台) 
 ランチの後は集合写真に収まって往路を下りました。
 参加者を飽きさせないようにと懸命のリーダーさんの心配りがうれしく、近場の山もいいものだと改めて思う一日となりました。

(俳句) 山歩きするも養生とは涼し.

(おわり) 
定刻丁度に戻りました  集合写真(学校林) 

≪出会った花たち≫
夏の蝶 ヒメ小百合に似ているけれど? オカトラノオ