≪紀行文≫ |
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〜〜〜盛沢山のメニューと地元ならではのお話で思い出に残るいい旅ができました〜〜〜 |
「天気晴朗なれど波高し」今朝の佐渡航路は結構揺れました。
(俳句)波荒き今朝の島影走り梅雨 |
両津港はどんより梅雨空でしたが、「大丈夫。佐渡はすぐ晴れるよ」とNリーダーの一言のとおり大野亀に到着する頃には快晴になりました。
大野亀を彩る萱草の花は満開でした。大野亀は頂上部に岩くずれが発生して危険というので、途中の肩の辺りまで登り、折り返しました。
卯波洗う藻浦海岸の先には二ツ亀の偉容と萱草の絨毯の絶景をうっとり眺めながら下山しました。
(俳句)北佐渡の波荒き日の青岬
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今朝の佐渡は梅雨空 |
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快晴で登り快調 |
ゆっくりと一歩づつ |
今が見ごろ |
海岸道路を走り、車田植で有名な北鵜島の棚田、大ザレ川にかかる海府大橋を通り通称ゼット坂の頂上に停車してもらいました。
関海岸の知行山とトドの峰の絶景をカメラに収めて、次の目的地岩百合の藻浦崎に向かいました。
(俳句)上り来し車田植の棚田村
(俳句)滝落ちて北佐渡の磯とどろかす
(俳句)牛の子の大きな瞳若葉風
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棚田の下は日本海 |
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大ザレ谷は険し |
嗚呼懐かしの知行山・トドの峰 |
泊川の五段滝 |
強風と荒波が洗う藻浦崎は岬の岩山に八大竜王を祀る明神社が鎮座し、参道の左右は見事な岩百合の群生地でした。岩百合を鑑賞しながら、強風を避けて宮の境内や、大岩の陰で昼食にしました。
藻浦崎から北に見える後尾(うしろお)海岸に圧倒的な「影の神」の巨岩が見えました。二百十日の厄日に金北山の影が「影の神」に差すという古い言伝えが残っています。
(俳句)岩百合の岬竜王祀る宮 (俳句)卯波立つ礁に峙つ(そばだつ)影の神
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絵になります |
神の御前にて |
影の神は巨大岩 |
午後は尖閣湾遊歩道を歩きました。海岸段丘の絶壁に群生する岩百合と萱草と群青色の海は一幅の絵を見るようでした。 |
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おー絶景!パチリ |
リーダーの説明を聞く |
今日一の絶景でした |
最後の目的地佐渡金山へ。良寛さんの母堂の実家と伝わる橘屋の前を通り、道遊の割戸、北沢浮遊選鉱場跡を脇に見て佐渡金山入口付近を周回しました。
(俳句)寂さびと無宿人墓木下闇
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金山郷土資料館 |
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北沢浮遊選鉱場跡 |
I集合写真 |
大佐渡スカイラインをバスが上るにつれて海霧が濃くなりました。スピンカーブをグングン上り白雲台に到着しました。
白雲台に着くと急に海霧は晴れて眼下に国仲平野と両津湾が俯瞰できました。強風と寒さで雲上は別世界でした。
白雲台交流センターのレストランで温かいお蕎麦をいただきました。佐渡の名店「がしま」のシェフが作る味は絶品でした。
運転手さんの話では「がしま」の味が忘れられず、客はわざわざ白雲台まで食べに来るのだとか。折よく今日の締めの一品になりました。
今日は盛沢山のメニューと地元ならではのお話をいろいろ聞かせてもらい、Nリーダーさんのおかげで思い出に残るいい旅ができました。
ありがとうございました。
(俳句)大佐渡の海霧(じり)の道々紅うつぎ
(おわり) |
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海霧(じり)晴れる |
雲上の思い出に |
さらば又来る日まで |
〔出会った花たち〕 |
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