会山行紀行文 2022年
3/25(金)
曇り時々晴れ
長岡わしま里山歩き 参加者 (紀行文) 2052 M/T
No−T6  グレード:D  39名
 担当リーダー 2052 M/T (男性6名・女性33名) (写真) 2052 M/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(7:45)=巻潟東IC=道の駅良寛の里わしま(9:10-9:20)=大正庵食堂(9:25-9:30)…高森城址登山口(9:50)
…高森城址…和島オートキャンプ場・昼食(11:10-12:20)=妙法寺(12:25)…村岡城址…妙法寺(14:30)
=池浦酒造(14:40-15:00)=巻潟東IC=新潟駅南口(16:30)
≪紀行文≫
〜〜〜フラワーロード歩きと歴史探訪〜〜〜

 長岡市和島には自生の雪割草のやカタクリが群生する里山が連なっています。そればかりではなく日蓮の歩いた道、良寛さんの終焉の地、生活路としての北国街道、戊辰戦争の戦いの跡、鎌倉時代に建立された妙法寺、南北朝時代の村岡城址など歴史の宝庫でもあります。

 雨天予報のため3月22日の山行予定が25日に変更になりましたが、幸いにも当日は晴天に恵まれ温かい一日となり、一気に雪割草が咲きそろい素晴らしいフラワーロード歩きと歴史探訪をすることができました。

 予定通りにバスは和島に到着。雪割草を守る活動をされているKさんが、今回もガイドを務めてくださいます。Kさん、「よろしくお願いします!」。まずは霊泉井戸神様へ、美味しい水が滾々と出ています。名水を味わって浄光寺脇の登山口に向かいます。
Kさんの紹介「よろしくお願いします」 霊泉井戸神様から湧き出る霊泉 浄光寺脇の登山口

 尾根に出るまで少し急登ですが、色とりどりの雪割草に疲れもなんのその。雪割草にキクザキイチゲ、咲き始めのカタクリ、エンレイソウ、ショウジョウバカマと次々とお出迎え。花を踏まないように、足の置き場に苦労の尾根道はまさにフラワーロードです。高森城址、鍋かぶり塚と歴史の跡をたどり和島オートキャンプ場へ。
急登だが花に癒され 鍋かぶり塚 高森城址跡の物見台

 和島オートキャンプ場はオープン前でしたが、Kさんのご配慮で使用することができました。見晴台からは、春霞で佐渡は見えませんでしたが日本海を一望することができました。温かい日差しの中、芝生の上での昼食は、春の到来が嬉しいひと時でした。
キャンプ場の見晴台 出雲崎方面の日本海 昼食は春の陽一杯浴びて!

 午後はバスで妙法寺へ移動。朝、新潟日報の日報抄に雪割草の記事が載ったためか、たいへん込み合っていました。

 ご住職様から挨拶をいただき裏山へ。

 六万部塚、村岡城址に咲くたくさんの雪割草を見ることができました。
 雪割草は陽が当たる所より、笹の葉などに隠れ適度の日当たりと風通しの良いところを好むそうです。笹を刈りすぎてもだめ、雪割草の保護のご苦労を聞かせて頂きました。  
妙法寺の赤門 鮮やかな仁王像 ご住職様の挨拶
眩い千仏堂
花に覆われた六万部塚   集合写真

 池浦酒造は創業1830年、「わしまの里山」の風景にとけ込み風情ある造り酒屋です。
 その100数十年経つ建物を見学しました。中でも、木造の5階建ての建物は珍しいもので、先代の社長が米を5階に上げ、階が下がるごとに清酒ができるように作ったものだそうです。中越地震にも壊れなかったようです。
 帰りに季節限定の「吟醸・雪割草」を買い求め帰路に着きました。

 コロナの影響で3年ぶりの訪れとなりましたが、地元の方々のご努力で雪割草が増えているようです。地元の方々に感謝し、訪れる我々もマナーを守り、この素晴らしい雪割草との出会いを来年も楽しみたいと思います。

 
 地震にも耐えた木造5階建
 ≪フラワーロードで出会った花々≫