≪紀行文≫ |
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〜〜〜春の使者・セツブンソウに逢いたくて〜〜〜 |
セツブンソウは早春の林床に、白い花が一面に咲く様子や花が短命で散ることから「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」ともいわれ、絶滅危惧種にも指定されています。そのセツブンソウとの出会いを楽しみに千曲市の戸倉へ出発。
途中、県境で小雨が降りだし心配させられましたが、長野県に入るとお日さまが出迎えてくれました。マイクロバスに変更になったために、セツブンソウ群生地入口までバスで入れました。駐車場はすでに一杯、セツブンソウはなかなかの人気です。
(俳句)トンネルを抜け信濃路は風光る
(俳句)一礼をして一歩踏み山笑う |
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バスを降りて準備 |
セツブンソウ群生地の入口 |
出発で〜す! |
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緩やかな林道の登り |
仮設トイレもあり |
親切な案内板 |
雪解けのため林道が泥濘でますよと聞いていましたが、それもなく歩きやすく、仮説トイレやあと何メートルの標識も設置されています。ゆるやかな林道を20分ほど歩いて群生地へ。山の斜面一面に、白く淡くベールを覆ったようにセツブンソウが咲いています。「初めて見た〜!」「可愛い〜!」の声が聞こえます。花は可憐で、まさにスプリング・エフェメラル(春の妖精)です。
戸倉のセツブンソウは守る会の方々によって保護され、周辺には木酢酢の袋を取り付け、イノシシの害を防いでいると説明を受けました。皆さんそれぞれフォームで、セツブンソウを写真に収め一足早い春を楽しみました。
(俳句)北限の節分草は満開に (俳句)節分草ひそと小さく淡き白
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群生地の説明板 |
賑わう群生地 |
けっこうな斜面の登り |
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守る会の方の挨拶 |
イノシシ除けの木酢酢 |
一面のセツブンソウ |
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セツブンソウはまさにスプリング・エフェメラル(春の妖精)!! |
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セツブンソウ群生地をバックに集合写真 |
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セツブンソウに別れを告げ下山。
途中、自在神社の樹齢400年の天狗の松を見てキティパークに戻りました。
オオイヌフグリ、ホトケノザが一面に咲くなか、三々五々のんびりと昼食をとりました。
(俳句)マップには無き犬ふぐり一面に |
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自在神社の鳥居 |
自在神社にお詣り |
樹齢400年の天狗の松 |
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一面のホトケノザ、オオイヌフグリに囲まれ昼食 |
再びバスに乗り、戸倉上山田温泉街の裏にある荒砥城址へ移動。荒砥城は約400年前に築かれた山城で、武田氏と上杉氏による川中島の戦いが繰り広げられた城です。現在は、廃城を中世の史実に基づき復元したものです。二度のNHK大河ドラマの撮影現場にもなっています。急峻な斜面に作られた山城とあって、見張台からの眺めは素晴らしく、戦国武将の気分を少し味わいました。
(俳句)五百年前の城跡草青む (俳句)復元の本郭古り黄水仙
(俳句)一望に霞む上田市見張台 (俳句)雪解水に濁りうねりて千曲川
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荒砥城址入口 |
水仙の花 |
趣のある石垣 |
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敵をくい止める二の郭 |
見張台から一望 |
二の郭の門 |
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山城の館と兵舎 |
展望台からの眺め |
ビデオで山城の学習 |
長野は新潟より暖かく、一足早い春の到来を楽しむことができました。 |