会山行紀行文 2022年
3/17(木)
曇り時々
晴れ
(とくら・あらとじょうし)
戸倉セツブン草と荒砥城址

参加者 (紀行文) 2052 M/T
No−T05 グレード:E  20名 (俳句 )557 T/K
 担当リーダー 2052 M/T (男性2名・女性18名) (写真) 2052 M/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(7:10)=更埴IC=戸倉宿キティパーク駐車場(10:40-10:45)…戸倉セツブンソウ群生地(11:05-11:30)…戸倉宿キティパーク・昼食(11:45-12:35)=荒砥城址(13:00-13:40)=更埴IC=新潟駅南口(17:30)  
≪紀行文≫
〜〜〜春の使者・セツブンソウに逢いたくて〜〜〜

 セツブンソウは早春の林床に、白い花が一面に咲く様子や花が短命で散ることから「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」ともいわれ、絶滅危惧種にも指定されています。そのセツブンソウとの出会いを楽しみに千曲市の戸倉へ出発。

 途中、県境で小雨が降りだし心配させられましたが、長野県に入るとお日さまが出迎えてくれました。マイクロバスに変更になったために、セツブンソウ群生地入口までバスで入れました。駐車場はすでに一杯、セツブンソウはなかなかの人気です。
(俳句)トンネルを抜け信濃路は風光る
(俳句)一礼をして一歩踏み山笑う
 バスを降りて準備  セツブンソウ群生地の入口  出発で〜す!
緩やかな林道の登り 仮設トイレもあり 親切な案内板

 雪解けのため林道が泥濘でますよと聞いていましたが、それもなく歩きやすく、仮説トイレやあと何メートルの標識も設置されています。ゆるやかな林道を20分ほど歩いて群生地へ。山の斜面一面に、白く淡くベールを覆ったようにセツブンソウが咲いています。「初めて見た〜!」「可愛い〜!」の声が聞こえます。花は可憐で、まさにスプリング・エフェメラル(春の妖精)です。

 戸倉のセツブンソウは守る会の方々によって保護され、周辺には木酢酢の袋を取り付け、イノシシの害を防いでいると説明を受けました。皆さんそれぞれフォームで、セツブンソウを写真に収め一足早い春を楽しみました。

 (俳句)北限の節分草は満開に   (俳句)節分草ひそと小さく淡き白
 群生地の説明板  賑わう群生地  けっこうな斜面の登り
 守る会の方の挨拶  イノシシ除けの木酢酢 一面のセツブンソウ 
 セツブンソウはまさにスプリング・エフェメラル(春の妖精)!!  
セツブンソウ群生地をバックに集合写真
 セツブンソウに別れを告げ下山。
 途中、自在神社の樹齢400年の天狗の松を見てキティパークに戻りました。
 オオイヌフグリ、ホトケノザが一面に咲くなか、三々五々のんびりと昼食をとりました。

 (俳句)マップには無き犬ふぐり一面に
自在神社の鳥居 自在神社にお詣り 樹齢400年の天狗の松
一面のホトケノザ、オオイヌフグリに囲まれ昼食  

 再びバスに乗り、戸倉上山田温泉街の裏にある荒砥城址へ移動。荒砥城は約400年前に築かれた山城で、武田氏と上杉氏による川中島の戦いが繰り広げられた城です。現在は、廃城を中世の史実に基づき復元したものです。二度のNHK大河ドラマの撮影現場にもなっています。急峻な斜面に作られた山城とあって、見張台からの眺めは素晴らしく、戦国武将の気分を少し味わいました。

  (俳句)五百年前の城跡草青む   (俳句)復元の本郭古り黄水仙
  (俳句)一望に霞む上田市見張台  (俳句)雪解水に濁りうねりて千曲川

 荒砥城址入口  水仙の花  趣のある石垣
 敵をくい止める二の郭  見張台から一望  二の郭の門
山城の館と兵舎 展望台からの眺め ビデオで山城の学習

長野は新潟より暖かく、一足早い春の到来を楽しむことができました。