会山行紀行文 2022年
11/2(火)
晴れ
(くらてやま・ぬくみだいら)
倉手山・温身平

952m
参加者 (紀行文) 2070 S/F
No-111 グレード:C 25名
 担当リーダー 2070 S/F (男性3名・女性22名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
新潟駅(6:10)…登山口(8:15-8:20)…見晴らし…倉手山山頂(10:20-11:05)…往路…登山口(12:45)=温身平湯沢ゲートP(13:10)…温身平周回…P(14:55-15:00)=新潟駅南口(17:15)
≪紀行文≫
~~~会山行2コース分を歩きました~~~
 数日前までの天気予報に傘マーク、今回はダメかなと諦めていたら前日の予報では曇りで夕方から雨、雨が降らなければ良いかとと実施を決定。しかし、登山口に着くころは晴、まぶしいくらいの紅葉を観ながらの登山日和となった。

 登山口近くの駐車場には一台の車も停まっておらず、我々が一番乗り、上手くいけば山頂貸し切りかと思いながら準備を済ませ、登山口に向かう。

 登山口からはいきなりの急登の連続、時には木の枝や根っこを掴む必要がある段差の大きい場所もあり、「この山はあまくないぞ」との忠告を受けたような感じ。
 しかし、様々な色彩を放つ紅葉に、そのきつさも少し和らげてくれそうになる。
倉手山歩いたコース(クリックで拡大) 
登山口駐車場で登山準備 登山口 いきなりの急登がお迎え

 見上げると美しい紅葉が一杯で、余裕のあるメンバーは「わあ、美しい、綺麗!」との歓声を上げていたが、何せ足元が急なため、殆ど足元をみたままの登山となった。
 一登りすると少し開けた展望の良い場所に出、前方に広がるパッチワークのような紅葉と白く冠雪した飯豊の山並みを楽しんだ。
紅葉のトンネルが続きますが依然と急登も続きます 見晴らし付近からの展望(冠雪の飯豊も)

 キツイ急登が収まると、少し穏やかな道となり、少し足休め。少し進むと特徴のある鉾立と朳差の山並みが観え、暫し足を停め眺めを楽しんだ。その後も何か所か展望を楽しむ箇所があった。
漸く穏やかな道が 遠くに朳差岳が 暫し足を止め景観を楽しむ

 コースを馬蹄形に回ると前方に山頂の一角が観えてくる。
 ここから一登りと言いたいところだが、結構難儀な急登が続く。
 しかも、左右が切れ落ちた狭い稜線の為、注要するところも数か所、必然的にメンバーは長い列となった。
 少し進んだ所から振り返る狭い稜線の斜面の紅葉がとても美しく、最後列のメンバーが向かって来る様子が伺えた。
 そこを歩いているメンバーには分からないが、振りかえるとよても美しいところを歩いてきた事が分かる。
山頂が見えてきた 振り返るとメンバーの長い列

 山頂直下の急登、特に直下の難所を踏ん張ると、平坦な山頂の一角に出、そこから僅かで山頂に到着。予想通り山頂には誰もおらず我々の貸し切りとなった。

 山頂に立つと右端に朳差、左端の飯豊本山と飯豊の山並みが連なって見える。早速地図を開いて三座同定、実に素晴らしい大展望。
 メンバー、その大展望をおかずに昼食休憩となった。

 下山直前に後から上がってきた登山者に集合写真のシャッターをお願いしたが、撮った3枚が修正が不可能なほどのピンボケ、極めて残念だった。
山頂目指して登り返し 最後の難所 山頂に到着
山頂から観る飯豊連峰(冠雪も観えます) 展望をおかずに昼食休憩

 昼食後、下山開始。キツイ登りは下りも当然ながら危険だし注意が必要、慎重に足を進めた。
 登る時と目線が変わるのか、また違った紅葉の美しさを楽しみながらメンバー全員無事登山口に降りたつことが出来た。
下山開始(急斜面にメンバーの列) 紅葉を楽しみながら

 下山後、当初の計画にはなったが、折角美しい紅葉時季と言うことで温身平迄足を延ばすことにした。 
 下山口からバスに揺られるkと僅か、玉川に掛かる橋でバスを停め、玉川の素晴らしい渓谷美とそれを取り巻く紅葉を楽しんだ。
 再びバスに揺られ飯豊山荘の先の広場にバスを止め、温身平に向かった。

 広い散策路を進み途中からはなら山歩道に入った。此処はあまり人が入らないが自然樹林の美しさを味わえる。
 その後はブナの雫で喉を潤し、温身平の最深部の砂防ダム迄足を進めた。
温身平歩いたコース(クリックで拡大)
玉川の美しい渓流と紅葉 はなれ山歩道を歩く ブナの雫で一服

 温身平の最深部の砂防ダムでティータイム休憩を取り、写真スポットへ。
 ここで今回唯一となった集合写真を撮る事が出来た。
温身平散策路
温身平最深部の砂防ダムで休憩  飯豊連峰北股岳・石転沢上部をバックに集合写真

 その後は、これもまた人があまり入らないけもの歩道に踏み入った。
 全く誰ともすれ違うことはないが、紅葉を楽しみながら、様々なポイントを経由して温身平散策のまとめとした。
けもの歩道入口 モリアオガエルの生息地「温身の池」 紅葉満載のけもの歩道
休憩ポイント「観音平」 けもの歩道を歩くメンバー 清流展望台からの玉川と紅葉

 今回は嘗て実施された一般山行の倉手山とトレッキングコースの温身平の2コースを回ると言う少し欲張った山歩きとなった。
 天候に恵まれ、紅葉や展望に恵まれ、何よりメンバーに恵まれた山行だった。