会山行紀行文 2022年
10/25(火)-26(水)
晴れ
(だいぼさつれい)
大菩薩嶺

2057m
参加者 (紀行文) 2044 S/H
No−139 グレード:C 16名
 担当リーダー 2044 S/H (男性7名・女性9名) (写真) 2055M/K 2044S/H  
≪コースタイム≫
≪一日目≫
新潟駅(6:10)=関越、圏央、中央道=上日川峠(12:30-12:45)…福ちゃん荘(13:10)…介山荘(14:00)
≪二日目≫
介山荘(7:25)…大菩薩嶺(8:30)…雷岩(8:45-9:00)…福ちゃん荘(10:00)…上日川峠(10:30-10:45)
=大菩薩の湯(11:10-12:00)=勝沼IC=談合坂SA(昼食タイム)=新潟駅(18:20)
≪紀行文≫
〜〜〜大菩薩の雪景色を充分堪能〜〜〜

  紅葉の大菩薩、例年10月下旬が時期だった。それで10月25日出発と設定した。そして天気が快晴の予報でバスは予定通り新潟駅を出発した。ところがバスが越後湯沢を通過する頃宿泊予定の介山荘から電話があった。前日の夜、介山荘では5センチの雪が積もって今日は解けそうもないとのことだった。アイゼンは必要ないだろうが気を付けて来てもらいたいと。
 まだ10月、いくら標高1900Mとはいえ大菩薩に雪が降ったとはにわかに信じがたい。我々は石丸峠経由で行くことを話すと、熊沢山からの下りが雪で滑りやすいと、我々の通過は夕方4時頃なので、それまでには解けるのではと、そんなやりとりをしてバスは進んだ。
 談合坂SAで昼食タイム、再び介山荘から電話があった。なかなか雪が解けないとのこと熊沢山からの下りは心配だと、数人のメンバーと相談して、その日は直接介山荘に行くルートに変更した。安全安心の登山に変更したのです。

 バスは予定よりだいぶ早く上日川峠に到着した。準備をして山道を歩き出した。
 晴れているのに笹の葉は濡れていて道もぬかるんでいた。前日の夜の雨のせいで歩きにくい。途中で車道に降り、そこを歩く。
 すれ違った登山者に山頂までの雪の状況を聞く。雪はあるがアイゼンは必要ないと、何人かに聞いたがみんな同じ答え、それで安心した。

 福ちゃん荘で休憩、そこからは広い山道、雪が少しずつ多くなり、真冬の大菩薩に変わった。見晴らしのいいベンチで休憩をと考えていたが、ベンチは雪が10センチほど積もっていた。
 大きな富士山がカラマツ林の間から見えてきた。かまわず前に進むと介山荘に到着してしまった。
 上日川峠 ロッジ長兵衛 登山口
 少しずつ雪が出てきた。  雪化粧 零下1度 登山開始直後  福ちゃん荘 前
介山荘見えた 介山荘 到着

  まだ時間も早いので介山荘の隣の大菩薩峠で富士山の絶景を楽しむことにした。すると介山荘の主人が出てきて「あれが甲斐駒ヶ岳、そして仙丈、北岳、塩見、荒川三山、そして赤石、聖、光」と完璧に見える南アルプスの絶景を説明してくれた。
 反対側には筑波山、男体山、そして雲取山もよく見えた。新宿のビル群もスカイツリーは肉眼では見えなかったが、反対側は少し、薄くではあるが、ガスがかかっていて、それがないと東京湾や房総半島も見えるらしい。でもよく見えた。特に南アルプスの雄姿は完璧だった。
 集合写真を撮り、部屋に入った。
 大菩薩峠
 大菩薩峠より富士山  大菩薩峠 集合写真 

 全国旅行支援の手続きを済ませ、買い物クーポンを一人3000円分受け取り夕食まで自由時間とした。
 夕食は大盛りサラダのプレートとカレーがお替り自由と山小屋にしては豪華な夕食だった。
 部屋は3人部屋が二つ、後はすべて2人部屋、布団も暖かく、みんな十分な睡眠をとることができたと思う。
介山荘から夕焼け 南アルプス展望
 
 翌日は朝食まで外で朝日の出るのを待ったが、そのところだけ雲がかかり朝日の出るのは見えなかった。でも反対側の赤く染まった南アルプスは昨日と同じ完全な姿を見せてくれた。豪華な朝食のあと、準備をして雪の中を出発した。青空に下は雪、周りの景色は雪景色、雪が少ないので登山靴でも心配ない。
 青空と富士山と雪  雪景色の中を歩く 親不知の頭近辺から
富士山と大菩薩湖・上日川ダム

 景色のいいところで何度も休憩を取って、大菩薩嶺に到着、そこは樹林に囲まれ景色を望めないので、集合写真を撮って雷岩まで戻る。そこで大休憩、コーヒーを飲む人、富士山の絶景を楽しむ人、大菩薩の雪景色を堪能したのでした。
 さて、ここから唐松尾根の急下りに入ります。ゆっくりでいいからと、慎重に下ります。大きな石が多く、石の雪は消えて、滑るようなところはない。時々登ってくる登山者とすれ違い、福ちゃん荘まで下りた。そこでトイレタイム、そこからは昨日と違って乾いた登山道をバスの待つ上日川峠まで下ったのです。
大菩薩嶺でカメラタイム
こんな所も(神部岩)2000mピーク付近 大菩薩嶺山頂にて集合写真
雷岩で休憩 雷岩から富士山と大菩薩湖・上日川ダム 下山 福ちゃん荘へ

 二日間共晴れてくれた。参加したメンバーは大菩薩の雪景色を充分堪能したと思う。紅葉を楽しみに来たのに雪景色とは、でも富士山には雪景色がぴったりかもしれない。