会山行紀行文 2022年
10/3(月)-4(火)
両日共晴れ
(なすさんざん・さんどこや)
那須三山縦走と三斗小屋温泉

1917m(三本槍岳)
参加者 (紀行文) 2070 S/F
No−95 グレード:C上  24名
 担当リーダー 2070 S/F (男性4名・女性20名) (写真) 2070 S/F
三本槍(1917m)・朝日岳(1896m)・隠居倉(1819m)・茶臼岳(1915m)
≪コースタイム≫
≪10/3≫
新潟駅南口(6:10)=新鶴ETC=MTジーンズ山麓駅(9:30-9:50)≒山頂駅(9:50-10:00)…新展望台コース
…中の大倉尾根…北温泉分岐…三本槍岳山頂(12:00-12:35)…北温泉分岐…清水平…熊見曽根
…朝日岳山頂(13:50)…熊見曽根…隠居倉(14:35)…三斗小屋温泉煙草屋(15:30)
≪10/4≫
三斗小屋温泉煙草屋(7:05)…沼原分岐…沼原三斗小屋分岐(7:55)…姥ヶ原、ひょうたん池(8:30-8:50)
…牛ヶ首(9:15)…鉢巻道…茶臼岳山頂(10:30-10:45)…峰の茶屋跡避難小屋(11:20)…峰の茶屋県営P(12:00-12:20)
=道の駅(13:00-13:40)=新潟駅南口(17:05)
≪紀行文≫
〜〜〜素晴らしい天気と景色と温泉とメンバーに恵まれて〜〜〜
 初めて、この山域に入って20年近く、毎年のように通っているお気に入りのコースです。
 残雪で道が分からなくなったり、強風で飛ばされそうになったり等様々な想い出が詰まった山域ですが、何と言っても景観の素晴らしさ、そしてお気に入りの三斗小屋温泉煙草屋旅館が目的で幾度も足を運んで来ました。

 今年は会山行として、会の皆さんをご案内しました。
 ただ、毎度の事ですが一週間前から天気予報で気がもめる日が続きます。

≪10/3≫
 新潟を予定通りに出発し、登山口のMTジーンズ駐車場にほぼ予定通りに到着、手際よく準備を終え、ゴンドラへ。ゴンドラ終点は家族向けの遊歩道コースになっており、その分暫くは穏やかな樹林帯を進みます。
歩いたコース(クリック拡大)
MTジーンズ駐車場で準備 ゴンドラを降りて出発 暫くは穏やかで明るい樹林帯

 遊歩道の最高点にある展望台を過ぎると、中の大蔵尾根の登山道になり、間もなく樹林帯を抜け展望が陽理がります。緩やかそうに観えますが結構きついのですが、茶臼岳や朝日岳の展望に癒されます。
 登り切って暫く進と、北湯温泉分岐に到着、此処から三本槍岳に向かいます。
穏やかに観える中の大倉尾根(でもキツイ) 尾根上部(スダレ山)から朝日岳・茶臼岳 北温泉分岐

 直ぐに紅葉混じりの山肌が美しい三本槍岳が観えてきて、ひと踏ん張りで山頂に到着です。
 360度の大展望をおかずに昼食タイムとなりました。
三本槍岳までもう少し
三本槍岳到着  三本槍岳にて集合写真 

 休憩後、来た道を北温泉分岐まで戻り、清水平に向かいます。
 清水平には木道が設置されており紅葉が美しいです。しかし、此処から朝日岳へ道は厳しく、特に熊見曽根迄は頑張りポイントです。
眼下の紅葉を観ながら下山 清水平 熊見曽根分岐

 熊見曽根を過ぎますと、先に朝日岳がそそり立っています。
 リュックを途中でデポし、空荷で山頂を目指しました。山頂直下はやや慎重さが必要ですが全体としては楽に山頂に立てます。
 此処からの展望も素晴らしいです。
朝日岳が近くなりました
山頂直下の岩場を上がります  朝日岳山頂での集合写真

 朝日岳を後にして熊見曽根に戻り、隠居倉を目指します。途中から観る茶臼岳や朝日岳の姿は荒らしく見応えが有ります。
 到着した隠居倉からは午前中歩いた稜線や三本槍岳を望むことが出来ます。
i隠居倉手前の稜線から観る茶臼岳 隠居倉 隠居倉から観る三本槍岳

 隠居倉からは激下りの連続で、少しずつ硫黄の匂いがしてきます。
 やがて湯けむりが観えてくると三斗小屋温泉の源泉、此処まくればあと少し。
 更に足を進めると温泉神社、もうすぐ今日のゴール三斗小屋温泉です。
隠居倉から激下り 三斗小屋温泉源泉 三斗小屋温泉神社

 三斗小屋温泉煙草屋旅館に略予定通りに到着。丁度名物露天風呂の女性専用時間なのです。男性は屋内の温泉で我慢。
 女性タイムが終わると男性も露天風呂へ丁度夕焼けタイムが間近で期待が膨らみますが食事タイムが迫り、入浴しながらの夕日をる事は叶いませんでした。夕食は山深い宿にも関わらず那須牛のステーキが頂けました。
三斗小屋温泉「煙草屋旅館」到着  早速名物露天風呂へ  山奥なのにステーキが

≪10/4≫
 まだ暗い早朝星空を観ながら露天風呂楽しみ、温泉卵が美味しい朝食を頂き登山準備。
 宿は嘗ての西会津中街道の三斗小屋宿にある為、暫くは街道を歩きます。谷あいにある為暫くして漸く木々の間から御来光を観る事が出来ました。
いにしえの会津中街道を歩く
煙草屋旅館にて集合写真  まぶしい御来光です

 少し街道を歩き、無限谷谷底迄降ります。途中の橋が最下点で、此処から降りた分きつい登りが待っています。
 何とか登り切ったところが沼原分岐で、此処から姥ヶ平迄は一登りです。
無限谷迄降りました 登り返して沼原分岐 姥ヶ平て前で空が広がります

 登りきると大きく空が開け、目の前に茶臼岳が観え、間もなく怖いかをした婆さんの石像が建つ姥ヶ平到着。此処にリュックをデポし瓢箪池に向かいます。瓢箪池には逆さ茶臼岳が綺麗に映っいました。
姥ヶ平から茶臼岳を見上げます 姥ヶ平のシンボル 瓢箪池の逆さ茶臼岳

 姥ヶ平を後に牛ヶ首への急登です。時折振り返り素晴らしい眺望を楽しみながら牛が首に到着。此処からは茶臼岳に登為に鉢巻道を進みます。やがてロープウェイで上がってきた多くの登山者が歩く表登山道が観えてきます。
牛ヶ首に登る途中で振り返ります 牛ヶ首 鉢巻道を進み表登山道が観えてきます

 多くの登山者と共に登りきると茶臼岳の三角点に到着、雲海が広がっていて思わず歓声が聴こえます。
 この三角点より18m登るとお社が建つ山頂に到着しましたが大混雑、何とか集合写真を撮る事が出来ました。
山頂三角点と雲海
山頂の鳥居が観えてきました 大混雑の山頂で何とか集合写真 

 山頂から少し下がったところでコーヒータイム休憩。ここでハプニング発生、背後から男性が石につまずき転んできました。幸い大きなけがは無かったのですが仲間に言い訳がましく「こいつらが登山道を塞いだから転んだ」と言うのが聴こえました。自分のミスを他人のせいにして欲しくないですね。山頂での休憩を楽しんだ後、峠の茶屋跡避難小屋に向かって下山、旧噴火口等を楽しみながら。  
山頂直下で休憩 下山時眼下に峠茶屋跡避難小屋  峠茶屋跡避難小屋

 峠の茶屋跡避難小屋からはバスが待つ峠の茶屋駐車場へ、到着したバスにはドライバーが美味しいドリンクを用意して待っていてくれました。
茶臼岳を見上げながら下山  山の神の鳥居(峠の茶屋下山口)  峠の茶屋駐車場に無事下山

 バスに乗り途中道の駅「しもごう」に立ち寄りオープンテラスで昼食としました。
 この二日間、素晴らしい天気と景色と温泉とメンバーに恵まれ、最高の山旅が出来ました。