会山行紀行文 2022年
7/3(日)
晴れ後雨
(あさくさだけ)
浅草岳

1585m
参加者 (紀行文) 2232 S/K
No−67 グレード:B緩 17名
 担当リーダー 2232 S/K (男性7名・女性10名) (写真) 2232S/K 2216S/K
≪コースタイム≫
新潟駅(5:00)=浅草岳六十里登山口(7:10−25)…六十里越分岐(7:50)…マイクロ中継局(8:25)…南岳(9:25)…鬼が面山(10:00)
…北岳(10:35)…前岳(12:05)…浅草岳(12:25−30)…前岳(12:45−13:05)…カヘヨノボッチ(13:15)…桜ゾネ広場(14:10)
…ネズモチ平登山口(14:30)…ネズモチ平駐車場(14:40−15:00)…新潟駅(17:40)
≪紀行文≫
〜〜〜雨にも負けず、暑さにも負けず、タフなコースを歩き通しました〜〜〜

 特に会山行の時はいつも天候に悩まされます。山行当日は晴天が続いた後の天気の変わり目で、予報もコロコロ変わりました。山行数日前になると「晴れ後曇」の予報で、雨天中止の心配は無くなったものの、連日35℃を越える猛暑日が各地で続いていました。当日も麓で32℃の予報で、暑さ対策、熱中症対策、日焼け対策が必要で、暑さの為に中止の判断もアリか?の状況でした。SCW天気予報では、昼頃から雨雲に覆われる予報で、熱中症対策としては、早い時間から曇ってくれる事を願って当日を迎えました。

 山行当日、予報の通りほぼ快晴で朝から日差しは強烈でした。楽しく歩く事を第一に、そして早めに木陰で休む事とこまめな水分の補給を心掛けました。めったに使わない日焼け止めを塗って準備万端です。
 7:25、ほぼ予定の時間に駐車場を出発。六十里越分岐、マイクロ中継局でそれぞれ早めの休憩です。風もほとんど無く最初から汗が吹き出します。
7:25、駐車場を出発 朝から日差しが強烈(2216) 六十里越分岐、日影で一息

 2週間前の下見の時には稜線に出るまでの間にツバメオモトが沢山咲いていましたが、既に花期は終わって実を付け始めていました。稜線に出ると時折吹く風が気持ちよく、生き返る心地です。
 展望も開けてきて、田子倉湖や遠くに尾瀬の燧岳も望む事が出来ました。
マイクロ中継局の日陰で早めの休憩 田子倉湖が見えてきた 展望を楽しみます

 ほぼ予定通りに南岳に到着。展望が素晴らしく、まだ残雪で白さが残る越後駒ヶ岳、その右手に八海山、左手の中ノ岳には雲がかっています。手前は毛猛山塊と、足元から続く尾根の先端には先程休んだマイクロ中継局も望めました。
9:25、南岳に到着 毛猛山塊の奥に越後三山 浅草岳が見えてきました(2216)

 南岳を過ぎるとヒメサユリのお出迎えです。盛りは少し過ぎた様ですが、それもまだまだ楽しめました。下見の時には登山道の両脇にアカモノが沢山咲いていたのですが、こちらもお花は閉店の様です。ゴゼンタチバナはまだ元気に咲いていて、我々を楽しませてくれました。
ヒメサユリのお出迎え 登山道の脇に沢山(2216) ウラジロヨウラクも
10:00、鬼が面山に到着(2216) ヒメサユリロードを行く(2216)       右手・福島側は崖(2216)

 南岳から鬼が面山、北岳、ムジナ沢カッチ、前岳を歩きますが、その間は登山道の右手・福島側が切れ落ちていて、歩行には充分な注意が必要です。暑さも手伝って、一つ一つのピークの登り下りが結構難儀です。
北岳からの鬼が面山方面 北岳からの急な下り 浅草岳が近づいてきました
ヒメサユリは終盤ですが 代わりにキスゲが咲き始めました       前岳の雪渓の脇に咲いていました

 ムジナ沢カッチを下ったコルから標高差200m弱を登れば前岳に到着ですが、この登りが結構きついです。暑さの為にオーバーヒートしたメンバーもいて、隊列もばらけ出しました。
 12:05、前岳に到着。先程から日差しが陰り、遠雷も聞こえて来ています。ここでお昼頂く事とし、前岳を今日の山頂とする組と浅草岳まで登る組に分かれて、空身で先に進みます。
 浅草岳の山頂手前には池塘があって、トキソウを見つけました。私にとっては初めての出会いで、今日一番の収穫でした。浅草岳山頂で集合写真を撮って、早々に前岳に戻ります。
浅草岳山頂での集合写真、とてもいい笑顔です  トキソウを見つけました、初めてのご対面
山頂から、歩いてきた南岳〜鬼が面山〜北岳の稜線 前岳分岐での集合写真、遠雷と雨がポツポツ

 30分程をお昼の時間としましたが、その間も雷様はゴロゴロ、雲行きも怪しくなってポツポツ雨が落ちてきました。お昼を早々に切り上げ、急いで集合写真を撮りました。

 13:05、前岳から下山開始。ゴロゴロと音がする中を、特に稜線を歩くのは気持ちの良いものではありません。カヘヨノボッチも休憩なしで通過。ポツポツの雨が次第に本降りとなりカッパを着込みます。中から濡れない様に少しゆっくりのペースとしました。
 桜ゾネ広場まで降りると、後は30分程でバスが待つ駐車場に着きます。雨の中を歩くのは久しぶりで、暑さからも解放されて、雨降りも良いものだと思いながら、無事に下山出来た安堵感と満足感に満たされながら林道を歩きました。

 雨にも負けず、暑さにも負けず、タフなコースを歩き通した皆さんに感謝します。楽しい山行をありがとうございました。

本日の活動時間=7時間15分、歩行距離=11.9km、累積登り=1228m、累積下り=1098m。

 ≪追伸≫
1, 暑さの為か、体感は上記の数値以上にタフなコースだったと思いました。
2, すでにトンボが飛び回り、虫がいなくて助かりました。
3, 水分は、経口補水液2本、アクエリアス1本、凍らせた爽健美茶1本、他にお湯を800ml。
4, 短パンが涼しくて良かったです。団扇と日よけの傘も持ちましたが使いませんでした。
5, 塩飴、梅干は有効だったと思います。