≪紀行文≫ |
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〜〜〜長野の山は涼しくていい〜〜〜 |
長野県の奥の山、アルプスの展望台の二座に会山行を選んだ。いずれの山も新潟からは遠く、日帰りではとてもとても。でも3月のリーダー会議で宿泊がOKとなりこの機会にと。
≪一日目≫
新潟駅5時出発は早い。でも登山口まで約5時間もの移動、まして夏山登山は早出が鉄則、久しぶりの宿泊登山にバスの中は大賑わい、「バスの中は静かにしましょう。会の規則です。」と注意をしたが、快晴の下、高速道路を走るバスの中はおとなしくするのは無理なのかも。
連日の猛暑が続いている。戸倉山の登山口は標高1000M、6度ほど下がる計算だが下界が36度では6度下がっても30度、果たして無事に登山がうまくいくだろうかと心配していた。
登山口に着き、みんな日陰の中に入り準備する。でも湿度が低いのかそんなに暑さは気にならない。
ゆっくりとした足取りで車道を進み登山道に入る。急な山だが登山道はジグザグに作られていて登りやすい。
杉林が続き、道には落ち葉が溜まっているのかスポンジ性があり足の負担が少ない。少しずつペースを上げ、後ろを振り返り、遅れが出てきたら、ペースを少し落とす。今日はこのペースで行こうと決めたら後はスピードを一定に保つ。集団登山の鉄則だ。 |
やがてコナラ、ブナなどの木々が現れ、道は急登が続く。約30分に一回の休憩を入れる。夏だというのにブナの葉っぱが青くて若々しい。
ベンチが3台あり見晴らしのいい場所に着くがこの日は生憎中央アルプスが雲の中、素通りして東屋で休憩、ここには金明水という水場もあるが飲料水としてはどうかと。 |
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木陰で登山準備 |
杉林の中を進む |
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足に優しい土の道 |
青くて若々しいブナの葉の下を歩く |
花 |
やがてアカマツ林の急登を進むと戸倉山西峰に着く。ここには南アルプス、中央アルプスの山を説明するカンバンがあるのだが、いずれも雲の中、東峰に進み、そこでランチタイム。仙丈、甲斐駒が見えるのだが完全な姿ではない。でも標高約1700Mの山頂での食事は達成感があったはずだ。 |
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戸倉山山頂 |
山頂でのランチタイム |
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甲斐駒方面 |
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ベンチで休憩 |
集合画像 |
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集合写真を撮り下山にかかる。快調なペースで、また歩きやすい登山道、途中カミナリが遠くで鳴っていたが、雨の降る前に下山、予定より1時間も早い。
後は宿まで車で移動、この日は県民割の適用できる温泉宿、ゆっくり温泉に入って、後は夕食をおとなしく黙食と、そのつもりでいたのだが、このメンバーではなあ。でも宿は検温必須、マスクも館内では着用、安心の宿でした。 |
バスの待つ登山口へ |
≪二日目≫
朝食は7時から、バスに乗り9時10分に守屋山の登山口に、この日も猛暑日だが標高1300Mの登山口はその暑さを感じさせない。
準備をしてカラマツ林の中を歩き出す。 |
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登山口の駐車場 |
守屋山登山口 |
カラマツ林の中を進む |
しばらく急登が続くが、やがて林道に出て、また山道に入る。しばらく平坦な登り下りを繰り返しキャンプ場に着く。ここでトイレ休憩、そしてまた急登が続く。
クマザサの中の道を、さらなる急登を進むと守屋山の東峰に着く。ここも見晴らしがいいのだが、さらに20分ほど進むと西峰に到着。ここが日本展望の山だ。この日は北アルプス、中央アルプス、南アルプスのすべてが丸見えだった。「あれが鑓ヶ岳、あれが甲斐駒ヶ岳」など山頂にある表示板を見ながら景色に見とれている至極の休憩タイムだった。
40分ほどの休憩ののち集合写真を撮り、下山にかかった。朝食を食べ過ぎたためか、ここではみんな軽食だけ。 |
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もうすぐ山頂です |
守屋山山頂、日本展望の山100山 |
諏訪湖方面 |
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下山にかかります |
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集合画像 |
守屋山東峰 |
帰りのSAで昼食タイムを取りますと説明して、歩きやすい登山道をルンルン気分で下山したのでした。県民割のお土産クーポンも途中のSAで使い、みんな笑顔で新潟まで帰ってきたのです。
その新潟は猛暑日だったのです。長野の山は涼しくていいなあ。(終わり) |
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キャンプ場を通過 |
橋を渡る |
登山口到着 |
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