会山行紀行文 2022年
6/16(木)
曇り
(きりがみね)
霧ヶ峰

1925m(車山)
参加者 (紀行文) 2162 H/M
No−60 グレード:C 14名
 担当リーダー 2198 H/W (男性4名・女性10名) (写真) 2162 H/M
≪コースタイム≫
新潟駅南口(5:00)=(北陸道)=車山の肩(10:00)…車山山頂(10:40/昼食11:45)…車山乗越/蝶々深山12:30
…物見岩13:05奥霧小屋…13:20…八島ビジターセンター14:10…ヒュッテ御射山・・沢渡15:10…車山肩16:00=(北陸道)=新潟駅南口(21;00)
≪紀行文≫
〜〜〜標高2000mで「高原のお嬢様」の花の出会いを楽しんだトレッキング〜〜〜

 長野県は山岳と渓谷と川のエリア、地図上で高原とつく地名を数えてみると48の高原があった。
 その中央にあるのが車山高原と霧ヶ峰高原。
 最北端はなべくら高原、南は茶臼山高原、西は御嶽高原、東は志賀高原。
 著名な高原名が並んでいるので避暑地にもなり首都圏方面の人は「高原のお嬢様」のいわれもある。
 最高標高1925mの車山山頂、最低が1620m御射山の高低差300mの周回コースの登山。
 駐車場登山口地点の車山の肩1805mそんな登山だから楽勝と思いきや結構きつかったというのが感想。
 まず距離があること、20分単位で上り下りの連続、ガレバあり、木道あり、森がありの変化の多い登山道でしたが、ほとんど直射日光が当たるので真夏は大変なコースのように感じます。
 コースタイムで230分が標準。歩数計によると24000歩だった。

 朝5時出発だったが車窓の山並みハイウエイからは白樺湖と別荘が調和されて見え高原のドライブ気分。
 登山口駐車場の20m先にはバイオトイレが整備され気持ちあれば有料、高校生のハイカーが賑やか山頂にある車山神社。 
 神社の隣の展望スカイテラス中央 風除けの気象観測レーダー前でランチタイム 
 車窓から白樺湖と別荘が眼下に  車山お肩駐車場 バイオトイレに並ぶ高校生
車山山頂を目指す
 気象観測レーダー前でランチタイム 山頂到着、集合写真 
山頂にある車山神社 展望スカイテラス(天気が良ければ) 山頂の鐘

 ここからは下りとのぼりの連続で高原を楽しむハイクになる。高原の花たちはつつじ以外まだ早い。
 いたる分岐点には標識が立ち距離や方向が分かるようになっていて目安が立ちやすい。
 高原になっているので 花の時期は歩くのがもったいない状態になるかも。
周回開始 後方が車山 つつじが鮮やか
 分かりやすい道標  比較的穏やかな道  何でしょう?
 
 花を楽しむのはやはり八島湿原の登山道が最高。尾瀬のように木道からは車山山頂がはるかに見える。
 湿原の木道周辺には多数の花が咲いている。親切なのは木道沿いの花々に花の名称の看板がいくつも立てられ素人でもわかりやすいことだ。花に疎い私でも「ふ〜ん」、これが有名な花かとわかる。
  親切な、木道沿いの花々に花の名称看板

 楽山会のメンバーは山菜には目ざとい。手の届くところに立派でおいしそうなウドがあちこちに満載。
 おなかもすく頃だったのでさぞかしのどから手が出ていた人もいたのではないでしょうか。もったいない。
 この時期はニッコウキスゲやヤナギランにはまだ早く、圧巻だったのは山つつじとレンゲつつじの見事な咲きっぷり。私が知っている山でレンゲつつじが見事なのは隣の四阿山と日光男体の隣の女峰山コース(あまり知られていない)途中にある。登山道のわきにはまだ植樹して5〜10年くらいのカラマツが今がピークようで新緑が際立ってきれいだ。コースの後半にもグリーンシャワーの森があり吸い込まれる 
開けた草原の木道歩きの様 グリーンシャワーの森 物見石手前付近
つつじ撮影に夢中 物見石で集合写真

 八島湿原からは、はるか車山山頂の気象観測レーダ-のドームが見える。雄大な景色は心に残る
 また、湿原の高山草花を守るために動物(鹿害?)の侵入を防御するネットが張られてある。
 湿原の入り口にはおなじみの「あざみの歌」の石碑がありここが舞台になったらしい。
「あざみの歌」の石碑 八島湿原の木道

 楽山会のメンバーは山菜には目ざとい。八島湿原の林道には山菜ウドやわらびがわんさかあり、手の届くところに立派でおいしそうなウドがあちこちに満載。
 おなかもすく頃だったのでさぞかしのどから手が出ていた人もいたのではないでしょうか。もったいない。花だけなら八島湿原だけのトレッキングでよいかもしれないが楽山会は自然と山と花を楽しむ会。
 中盤・後半コースにこの湿原を入れたリーダーのコース選定は素晴らしい。ありがとう。
 クライマックスは最後のつつじで群落は圧巻だった。空が青かったらと思うが次の楽しみに残す
 コースは逆時計回りで周回。が出発点であり終着点。
明確な標柱 八島湿原脇の木道 八島湿原
半時計回りの周回コース 網戸の防護柵 クリン草
クライマックスは圧巻のつつじ群落