会山行紀行文 2022年
6/4(土)
曇り
(あつみだけ)
温海嶽
(鶴岡市
736m
参加者 (紀行文) 2097 T/Y
No-49 グレード:C 24名
 担当リーダー 2097 T/Y (男性6名・女性18名) (写真) 2097 T/Y
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:04)=ベイシア新潟豊栄店駐車場=聖篭新発田IC下駐車場=(日東道)=朝日まほろばIC=(国道7号)=駐車場(8:36-46)…熊野神社.ばら園(8:50-9:04)…古和清水(9:27)…一の滝(9:39)…遊歩道入口(9:41) …三の滝(10:20) …小菅野代分岐(10:41-52)…ブナの森遊歩道入口(10:53)…温海嶽山頂(12:13-13:04)…大杉(14:13)…旧拝殿跡(14:32)…平清水登山口(14:58)…駐車場(15:06) =(国道7号)=朝日まほろばIC=(日東道)=聖篭新発田IC下駐車場=ベイシア新潟豊栄店駐車場=新潟駅南口(19:05)
≪紀行文≫
~~~苔むした緑濃い沢・滝の幽玄幻想的な雰囲気と新緑で爽やかなブナ林の異なる山道がある温海嶽~~~

 温海嶽はあつみ温泉の北東方約2㎞に位置し、標高736mの山である。山頂に熊野神社を祀り、昔から地元の崇敬をうけ毎年多くの人々が登拝してきた山で、鳥海山や月山などや、時には男鹿から佐渡島までも望むことが出来るとのこと。

 新潟駅から参加者14名を乗せた大型バスは新潟駅6時過ぎ出発、今日は信越線・白新線が朝一部運休なのでベイシア豊栄店で6名、聖篭新発田IC下で4名の多くの方々を乗せ計24名となる。

 朝日まほろばICで下り国道7号線で向かい、途中道の駅朝日でトイレ休憩し、廃業になった温海グランドホテルの駐車場へ8:36到着。
 今回のルート(クリックで拡大)  距離と高低(クリックで拡大)
 駐車場で登山準備  橋を渡り左へ  温海嶽熊野神社境内のバラ園を通り
温海嶽熊野神社脇の登山口から登山開始 古和清水で一杯清水を飲む 一の滝から2分で「せせらぎの遊歩道」入口ここから車道から山道に

 登山準備の後橋を渡り、右に行く県道44号線の角に「温海嶽登山口」の標識が本来の登山口であるが、今日は左に歩きバラ園と雰囲気のある温海嶽熊野神社を経由して神社にある登山口から登山開始。
 一旦本来の道に合流し、車道を登って20分強で「古和清水」に到着。「庄内名水30選」だそうで、車道の脇のフェンスに柄杓があり、それで一杯清水を飲んでさあ登り開始。

 さらに車道を進むと「一の滝」標識がある。橋から下を見ると滝が見えた。一の滝のすぐ先で車道から遊歩道に入る分岐に到着。
 「せせらぎの遊歩道」の歩き開始  沢の清流と濃い緑、苔が癒してくれる 
出会う最初の滝「苔滝」 その後二ノ滝・男滝・女滝・鶴見の滝・大岩の滴など滝が多い

 ここからは、温海川へ流れ込む細い沢伝いに登るが、入口から雰囲気が全く異なる幽玄幻想的な別世界へ来た感じ。中に入ると緑濃い苔むした岩や多くの木の橋、せせらぎの沢やいくつもの滝があり、青々とした緑の中、沢の音を聞きながら済んだ空気の中を気持ちよく歩いた。

 沢沿いに登る道は、多くの苔むした木の橋を渡り、二ノ滝、苔滝、出会いの滝、鶴見の滝、三ノ滝の他数多くの滝が何れも岩壁から流れる見事な滝に出逢うことができた。

 三の滝からは沢から離れ左の山腹をジグザグに登る。「背中燻りの坂」という急坂をゆっくり登りしばらく歩くと車道に出る。ここが「小菅野代分岐」で東北自然歩道の案内図があり、見ながら休憩。
 沢を渡る木橋3本ある  「背中燻りの坂」という急坂をゆっくり登る  小菅野代分岐に到着し休憩
分岐から車道を2分で「ブナの森遊歩道入口」 急登を登り緩やかなぶな林で少し休憩 さすが「ブナの森遊歩道」ブナの新緑が綺麗

 車道を100mほど歩くと「温海嶽橅の森遊歩道入口」標識、ここから入る。
 最初急登であるがすぐに穏やかな登山道になる。尾根近くに出ると、左上にある車道を樹木越しに見ながらなだらかな遊歩道が続く。

 このほぼ平坦なブナの森遊歩道を山頂までは2.5キロ。
 時々陽が差して新緑の葉が輝く爽やかなブナ林の遊歩道の中をゆったりと歩く。木漏れ日の中をゆっくり歩くコースで、心が癒される。

 途中「嗽(ウガイ)場の清水」で休憩、少し歩いて土から水道の管と蛇口があり、不思議。
 
 車道からまた左に登山道に入る
頂上にある熊野神社本殿に到着
温海嶽山頂に到着 温海嶽山頂で集合写真

 ブナ林をかなり歩くと後半に車道に2回出るが、杉林の山道に入り、熊野神社本殿の脇に出る。

 鎮座する熊野神社本殿のすぐ先に山頂がある。晴れていれば眺望が素晴らしく北側に鳥海山、東側に月山、南側に朝日連峰、飯豊連峰が望め、西側は日本海の大海原が広がり、粟島、佐渡ヶ島を見渡すことができる。
しかし、手前の庄内の名だたる山々(湯ノ沢岳・摩耶山など)は見る事ができた。
下山開始で、山頂の下山コース標識 急坂の下山コースもぶな林が綺麗 樹齢800年の大杉(婆杉)
「旧拝殿跡」石碑 「平清水登山口」到着 「大清水」の湧水ある大清水公園で
また一杯清水を飲む

 昼食後の下りでは、熊野神社の前にある「旧拝殿下山コース」の標識から入る。最初はなだらかだがはっきりした尾根になると急になりジグザグに道が付いている。
 急な下りが続き、尾根から山腹をトラバースして沢筋の下りになり「大杉(婆杉)」に着く。樹齢800年という婆杉を見ながら最後の休憩し、なおも杉林を下ると「旧拝殿跡」に到着。古和清水への分岐標識もある。

 拝殿跡には「平清水」という湧水がある。湧水の多い山である。下っていくと沢水を引く施設があり、作業小屋の脇を通る。

 下に県道を見ながらフェンス沿いに下り車道に出る。ここが「平清水登山口」。県道を少し歩くと「大清水」の湧水ある大清水公園でまた一杯清水を飲み、駐車場に到着。
 帰路に、道の駅あつみ、朝日に寄り、一路新潟へ帰る。

≪出逢えた花々の一部≫