会山行紀行文 2022年
5/25(水)
晴れ
(いいたにさん)
飯谷山

782m
参加者 (紀行文) 2195 M/I
No−43 グレード:C 16名
 担当リーダー 2195 M/I (男性4名・女性12名) (写真) 1866 S/T
≪コースタイム≫
新潟駅(7:10)=野老沢集会場(8:45-8:55)…飯谷神社…野老沢登山口(9:40)…奥ノ院(10:32-10:42)…飯谷山山頂(11:20-12:20)
…清水頭ノ滝(13:10-13:15)…野老沢集会場(14:10-14:22)=道の駅会津柳津(14:27-14:50)=円蔵寺=新潟駅(16:40)
≪紀行文≫
〜〜〜ブナの里山は美しかった〜〜〜

 悪天で延期されての25日、快晴の山行となりました。
 西会津の里山飯谷山、うつくしま百名山です。山好きの皆さんも知っている人は少ないのではないでしょうか。低山ですが美しいブナの山です。
 野老沢集会場で下車しここから歩きます。野老沢はところさわと読みます。なかなか読めませんよね。柳津中心地の只見川対岸にある集落です。
 のどかな里道を少し歩くと飯谷神社があります。参道入口から草ぼうぼうで少し驚きです。春祭りの頃手入れするのかなと思いながら、安全登山のお参りをして神社裏の山道に入りました。満開のヒメシャガがお出迎え。鬱蒼とした杉木立の山道に沿って咲く姿は華奢だが花色は鮮やかでひときわ美しい。今この山にはヒメシャガが一番多く咲き見られました。

 30分ほどで登山口。案内看板は飯谷山登山口と書いてありますが、登山口は3か所ありここは野老沢登山口になります。緑・緑の登山道。10分ほど歩くと沢があります。崩れやすく滑りやすいところ。張られたロープを掴みながら慎重に沢に下りました。道は乾いていたし、沢水は少なくて良かったです。
飯谷神社、参道入口 飯谷山登山口 崩れやすく滑りやすいところ

 杉とブナの混成林の中、少しずつ高度が増してきたところで奥ノ院に着きました。本殿跡には小さな石祠があります。そして「頂上まで30分」と激励の表記がありました。
 ここからはブナ・ブナ・ブナの山。落葉を踏みつけて急登を上がると緩やかなブナの道。瑞々しい若葉に木漏れ陽が差し込む明るい道が続きます。素敵でした。 

 山頂は1611年の大地震で山の西側が崩壊し変わった山様になっており、山頂の西側稜線にはロープが張られています。落葉の時期には切り落ちた山肌が不気味に見えます。裏磐梯山のごとく。
 本殿跡には小さな石祠  緩やかなブナの道  標柱の後ろは崩壊した崖

 山頂から少し下の空き地で昼食を摂り、周回路の清水頭ノ滝へ下山しました。
 山頂直下はブナ林で地面を落葉が覆い、且つ急坂で道が分かりにくくなっています。五月連休に地元の方からテープを張り替えておいたから安心して歩きなさいとご連絡いただきました。そのとおり、蛍光色の真紅のテープやリボンがたくさん付いており、お陰で安心して下ることができました。感謝です。
分岐標識  山頂直下を下る  倒木の芸術

 そこを過ぎると少し狭い尾根歩きになり、やがて柳津の町が目に飛び込んできました。蛇行する只見川に赤い橋が印象的です。

 清水頭ノ滝は滝下の道が崩れて近づけないため眺めるだけで戻りました。 
磐梯山 柳津の町 清水頭ノ滝

 もう一つの登山口清水頭口から林道を、山菜や花をめでながらのんびりと賑やかに歩いて野老沢集会場に戻りました。

 時間に余裕があったので、日本三大虚空蔵尊の一つである福満虚空蔵尊霊巌円蔵寺へ寄りました。只見川を眼下に切り立った河岸にそびえ立つ古刹です。こんなところに立派なお寺が、もうびっくりです。
 そしてここから今登ってきた飯谷山が正面に見えて感慨深いものがありました。
のんびり歩いて帰ろう 福満虚空蔵尊霊巌円蔵寺本堂 開運の「撫牛」(赤べこ発祥の地)

≪出逢えた花々≫