会山行紀行文 2022年
4/28(木)
晴れ
(しらねやま)
白根山

918m
参加者 (紀行文) 1630 S/O
No−30 グレード:C上  26名
 担当リーダー 1630 S/O (男性5名・女性21名) (写真) 1630 S/O
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=親沢ゲ−ト駐車場(7:50-8:15)…登山口(8:30)…熊狩りの眺め場(9:30)…白根山(10:50-11:45)
…熊狩りの眺め場(13:00)…登山口(13:45)…親沢ゲ−ト駐車場(14:00-14:20)=新潟駅南口(16:05)
≪紀行文≫
〜〜〜マイナ−な山だがメジャーの山に負けない〜〜〜

 大勢の参加がありバス2台にして実施した。白根山は何時も気がかりなことがある。それは、「ヒルの山だから」だ。春はヒルが活動する前に登る事にしている。5月の連休前頃、雪が消えて花が咲いているときが一番いい季節だ。花が終わるともう危ない…ヒルがウヨ、ウヨと動き出すから。  秋は10月の末で、紅葉の真っ最中頃からが良い。最高気温が18℃以下でないとヒルに食われてしまう恐れがあるからだ。4月の28日にしたのはヒル対策なのだ。
 天気予報がこの日は1週間前からずっと晴れマ−クが付いていた。
 予定通り旧下田村の親沢林道ゲ−ト前駐車場に着いた。支度をして、熱くなるのではないかと水分補給に注意する事を話してスタートした。

 登山口に私たちを歓迎してくれているように青色したオオルリソウが群生して咲いていた。幸先が良い。テンションが上がる。
親沢林道駐車場にて支度をして出発 白根山の標識 オオルリソウの歓迎を受ける

 途中、山の神が祭ってあった。子孫の繁栄を願ったと思われる男根がユ−モラスにお神酒と一緒に3本も置いてあった。

 580mPの稜線に出るまでの尾根歩きは汗が絞られる。オオバキスミレに癒されながら喘ぎ喘ぎ登ると稜線に出る。ホッと一息入れて左に粟ケ岳、右に守門岳が頭を覗かせる稜線歩きだ。
 ルンルン気分で「熊狩の眺め場」に着いた。ここからは絶景の粟ケ岳が望めた。青空に残雪と新緑のコントラスが素晴らしい。熊狩りの眺め場とは良い名前を付けたもんだ。猟師が休憩をして眺めた場所にふさわしい所だ。いつまでも眺めていたい気分にさせられた。気合を入れて「さぁ〜」これから3つのピ−クをアップダウンを繰り返して行くぞ。
 途中子孫繁栄の山の神が祭ってあった
オオバキスミレに癒される 熊狩りの眺め場から粟ヶ岳を望む 烏帽子山の後ろに守門岳が頭を出した

 山頂であろうピ−クに着くとその先に同じようなピ−クがまた現れる。「騙された」「騙された!」「また騙された!」と急登が続く。目下のイワウチワ、イワナシの花々に癒され、ただ黙々と登る。 小さな残雪の個所を越えるとやっと山頂だった。
新緑の山々を
アップダウンを繰り返して登って行く
イワナシが咲いていた…癒される 残雪を超えると山頂だ

 タムシバやシャクナゲが綺麗。山頂は918mと低いが、ちょうどすり鉢の底に居るようだ。底からすり鉢の周りを眺めると新緑の山山山が素晴らしい。大展望だ。北に粟ヶ岳、東に川内山塊、南に守門岳、西に袴腰山、弥彦山、角田山まで見える。目前の残雪をまとった兄貴分の粟ヶ岳、後ろに弟分の一本槍岳を従えて堂々とした姿には圧倒される。
 白根山はマイナ−な山だがメジャーの山に負けない位の眺めの良い山だ。いやマイナ−な山で良い、私一人の秘密の山にしておきたいくらいだ。感動だ。

 帰りは予定時間通りに同じ道を下った。
山頂にて集合写真1号車 山頂にて集合写真2号車
山頂より守門岳を望む 下山時、熊狩りの眺め場より袴腰山、弥彦山、角田山を望む