会山行紀行文 2021年
10/30(土)
曇り後晴れ
(くらてやま)
倉手山

952.5m
参加者 (紀行文) 1914 E/S
2名
(男性1名・女性1名) (写真) 1914 E/S
≪コースタイム≫
新津(5:40)=登山口駐車場(7:50ー8:50)…見晴らし(8:50)…倉手山々頂(10:27‐12:00)…見晴らし(13:07)…登山口駐車場(13:45)=新津(17:00)
≪紀行文≫
~~~倉手山から見る飯豊連峰、色々な事が懐かしく思い出されました。~~~

 全国的に秋晴れの天気予報なので山形県の倉手山に出掛けて来ました。以前4年間とほんの短い間リーダーを務めその間に3度会山行で倉手山を担当した私にとっては馴染み深い山で今日で倉手山には14度登り紅葉の頃は2度目です。
 飯豊連峰を眺める山で二王子岳や蒜場山、赤津山、大境山、百石山などから飯豊を眺めましたが私的には倉手山から眺める飯豊連峰が好きです。以前は無かったトイレの有る駐車場に着き準備をします。駐車している車は8台、その内新潟ナンバーの車は6台と倉手山は新潟の山見たいです。
 3年ぶりに歩く登山道は出だしから急登、急ぐ事も無いのでユックリ登ります。少し紅葉した木も有りますが必死で登るので紅葉を見る余裕など有りません。見晴らしで休憩、目の前にこれから登る山頂が見えます。
新潟ナンバーの車が多いです 倉手山登山口 少し紅葉しています

 尾根に登り着き痩せ尾根を少し下り急登の始まりです。周りに少し紅葉した木も見えますが登に集中して紅葉は下山の時見る事にしました。山頂すぐ下の少し危険な所を岩や木の根につかまり越して山頂に着きました。
見晴らしから山頂が見えます 山頂が近付いたが未だ急登が 今日1番の危険個所

 期待した飯豊連峰は今日は雲が多く残念ながら山頂は良く見えません。飯豊連峰には楽しかった事、辛かった事や苦い思いだが有ります。
14回目の山頂 山頂でくつろぐ人達 ワイングラスでビールを飲む人
思い出が多い飯豊連峰 中々雲が切れません

 苦い思い出を一言書いて見ます。山を始めたのが60歳と遅く飯豊に初めて登ったのは61歳の時男性5人パーティーで川入の今は通行禁止の作業道を小白布沢の駐車場までジャンボタクシーで入りました。
 時期は7月の終わりから8月の初めで3泊4日で奥胎内ヒユッテー迄歩きました。お天気に恵まれ綺麗な花の咲く中を切合の小屋で泊まり2泊目は御西岳の小屋、3泊目の頼母木の小屋の外で朳差に沈む夕日を見ながら夕ご飯を食べたり酒を飲んだりしました。
 この時酒を飲み過ぎて悪酔いし意識が途切れてしまいました。気が付くと小屋の中で寝かされていました。飲み食いした物を皆吐いてしまいサブリーダーが面倒みてくれたそうです。
 朝水を飲むと吐き、胃薬を飲んでも吐き何も喉を通りません。飲まず食わずで鉾立を越え朳差岳を往復、その後飲まず食わずの二日酔いの身体で足の松尾根の激下りを歩きました。
 リーダーは山で飲む酒は平場の3倍効くと言われましたがそんな事は知らず後の祭りでした。ヒユッテー迄の林道歩きも辛く風呂に入り体重を計ったら4,5キロ減って居ました。風呂上がりに他の人はビールを美味しそうに飲んで居ましたが匂いを嗅ぐのも(その日だけ)嫌になって居ました。
その後百名山巡りも終わり又少しずつ飯豊に行き出し一昨年の会山行の飯豊山で14年間飯豊に行き縦走は4回、飯豊山に11回、大日岳に4回、北股岳に8回、朳差岳に5回登り石転び沢やダイグラ尾根も歩きました。
辛い思いは一生忘れない鉾立と朳差
新雪の飯豊連峰 飯豊本山方面 飯豊は眺める山

 12時まで待っても雲が切れず残念ですが山頂を後にします。下山は登より慎重に紅葉を見ながら下山しました。
 下山します  紅葉 
 紅葉   激下り紅葉を見る余裕無し

 倉手山から見る飯豊連峰、色々な事が懐かしく思い出されました。(おわり)