会山行紀行文 2021年
10/04(月)
晴れ
(おおあさひだけ)
日暮沢から大朝日岳周回

1870.3m
参加者 (紀行文) 2216 S/K
単独
(男性1名) (写真) 2216 S/K
≪コースタイム≫
自宅(2:10)=日暮沢(5:05-5:20)…清太岩山(7:50)…竜門山(8:30)…ユウフン山(9:10)…西朝日岳(10:20)…大朝日小屋、大朝日岳(11:40-12:20)…ハナヌキ尾根分岐(15:00)…日暮沢(16:40-16:55)=自宅(20:40)
≪紀行文≫
〜〜〜10年ぶりの紅葉も鮮やかでした〜〜〜

 10年前に見た美しい紅葉が忘れられない朝日連峰の清太岩山〜ユウフン山〜竜門山のルートを辿る。
 タイミング良く会の先輩が楽山会のホームページにアップされた紀行文(7日前に日暮沢から大朝日岳を周回)によれば紅葉は今が見頃、ヨシLet's go。

 体力的に日帰り周回に不安があるため竜門山の先の西朝日岳を第一目標に、11時に着けば大朝日岳経由で周回、間に合わなければ来たコースを戻ることに。
 夜明け前の5時過ぎに到着した駐車場は平日のため空いていて楽々駐車。
 身支度を整えヘッドライトを点けて出発。

 結構な急坂を2時間程登り続けると展望が開け、朝日連峰の主稜線が現れる。
 ユウフン山と竜門山の紅葉は期待以上の彩り、前方に紅葉、振り返ればそこにも紅葉。
 贅沢な景色に「来てよかった」
 10年前は所々でガスがかかったが、今回は青空の元、その全容を愛でる。

 竜門山から西朝日岳の間は毎回風が強い、今回も強めの西風が体を冷やしてくれる。
 西朝日岳に10時10分到着、大朝日岳へと歩を進める。
樹林帯を抜けて、A.大朝日,B.中岳,C.西朝日,D.ユウフン山,E.竜門山,F.清田岩山
ユウフン西斜面、後方奥は月山 紅葉を纏ったユウフン山、左下は清田岩山
中央奥の竜門山に繋がる登山道を進む 竜門山東側の斜面
竜門山を下った鞍部から、A.大朝日岳 B.第一目標の西朝日岳
西朝日岳の登りから振り返る、A.寒河江山 B.以東岳 C.竜門山

 ところが、西朝日岳の下りから風が止り強い日差しを受けて疲れが出始める。
 へばり気味で大朝日小屋に到着、小屋の日陰で昼食を摂ってから大朝日岳の山頂へ。
 山頂からの視界360度の展望はしばし疲れを忘れさせてくれる。

 眼下に広がる景色の中でひときわ目を引く紅葉見頃サインの赤いエリアが二か所。
 一つは、これから歩く銀冷水から小朝日岳までの登山道。
 二つ目は、平岩山から北大玉山につながる登山道、

 陽が落ちない内にハナヌキ分岐からの急坂を降りたいと12時20分に下山開始。
 しかし、山頂から見た赤いエリアの紅葉が鮮やか過ぎて足が前に進まない。
 少し歩いて立ち止まりカメラを出してパチリ、パチリを繰り返す。

 急がねばと分かっちゃいるが「この紅葉を写真に」という思いがやめられない・止まらない(まるでカルビーかっぱ・・・)
 特に小朝日岳を覆う木々の彩りが素晴らしく、ここが今回の紅葉ランキングNo.1。
大朝日岳山頂 赤く染まる小朝日岳 赤い平岩山と北大玉山
 小朝日岳(中央後方)とそこに繋がる登山道  紅葉を纏った小朝日岳

 古寺山から樹林帯に入りカメラの出番は終了、ここから気持ちを下山集中モードに切り替える。
 ハナヌキ峰の先に待ち構える標高差約500mの急坂、疲れている足を励ましながら下り終えて一息つく。
 しかし、ここから根子川に沿った水平道が長いこと、おまけに崩落した沢の高巻きもあってうんざりする。

 16時40分なんとか明るい内に日暮沢に戻る、歩数計は49,000歩超え、いや〜よく歩いた。
 辿った稜線の景色を思い出しながら「疲れた〜、だけど紅葉は最高〜」と何度も呟きながら帰路についた。