会山行紀行文 2021年
8/16(月)
晴れ後曇り
(しょうがだけ)
笙ヶ岳

1635.3m
参加者 (紀行文) 2070 S/F
4名
(男性2名・女性2名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
新潟(4:45)=鉾立登山口(7:45-8:00)…賽の河原(9:10)…御浜小屋(9:40-9:55)…笙ヶ岳山頂(10:45-11:30)…河原宿…賽の河原
…登山口(13:15)=十六羅漢=新潟(17:30)
≪紀行文≫
〜〜〜素晴らしい草原山歩(さんぽ)と花々との出会い〜〜〜
 西日本での集中豪雨のニュースを聴きながら新潟県に隣接する県の山々の天気予報を調べると、山形県の北部なら大丈夫と判明。ならば鳥海山…、日帰りピストンはきついなと思いつつ、会の大先輩Hさんが投稿されたFFを思い出し笙が岳に行こうと決めた。

 早速インターネットでコース情報を検索し調べるとその多くが大平登山口からとなっていたので、大平登山口に向かった。
 しかし、到着すると一水の余地も無いほど満車状態。止む得ず、その先にある鉾立駐車場へ、此処もまた満車。少し下がった道路わきに空きスペースがあり何とか駐車。

 早速準備をするも、予定したコースではないので昔歩いた象潟口コースを上がり御浜小屋から笙ヶ岳を目指すことにした。

 入山届を提出し、長い階段と石畳を登った。登り始めてしばらくすると左側に奈曽渓谷のダイナミックな景観にいきなりの感動。
今回歩いたコース(クリックで拡大)
鉾立登山口近くから日本海を望む 鉾立登山口 奈曽渓谷が美しい

 このコースは殆ど石畳の登りで土の登山道は皆無。やがて低木帯も過ぎ行く手を遮るものは何も無い場所へと変化していく。
 ニッコウキスゲが目立つところが賽の河原で、ここで思案。未経験のショートカット道なら早いと思いつつも脇道が不明朗なのと、鳥海湖を観たいこともあり御浜小屋を目指した。
このような石畳が続く 一気に行く手が広がる 賽の河原

 広く草原のような石畳が続き、広い為斜度は緩く観えてしまうが、結構な斜度が続く。
 やがて最初の目的地御浜小屋に到着。このころから一致面のガスは覆い始め視界が狭くなってきた。
 小屋の裏から辛うじて鳥海湖を望むことが出来た。ここから鳥海山ルートと分かれ笙ヶ岳を目指した。
もう少しで御浜小屋かな 御浜小屋 眼下に鳥海湖

 鳥海湖を左手に望みながら草原のような登山道を登って行くが登山道らしい道かと言える。
 石峰、三峰、二峰とアップダウンを繰り返し登って行くと、広く山頂らしくない笙ヶ岳に到着。山頂標は少し右に降りたところに設置してあり広場もあり休憩ポイント言える。
広い草原のような登山道 山頂が見えてきた 笙ヶ岳山頂

 山頂で昼食をとっていると急に雲が切れ日本海側が望め歓声が上がった。
 他の登山者もカメラ片手に広い山頂を歩き撮影ポイントを探していた。
突然雲が切れた山頂からの眺め

 山頂での景色を楽しんだ後、下山開始。
 石峰まで下山した時、河原宿まで折り、ショートカット道で賽の河原に戻ろうと決めた。万が一分からなくなっても時間があるので戻れると判断したから。実際に降りてみると所々に赤いテープが打ってあり見落とさなければ大丈夫だった。
河原宿に向かう登山道 河原宿。ショートカット道を探す ショートカット道に咲くニッコウキスゲ
 心配したショートカット道も僅かな時間で通過し、朝通過した賽の河原に出た。
 後は往路を下り予定より随分と早く下山できた。

 そのころは駐車場空きがあったので、トイレ休憩を兼ねて車を移動した。
 帰る準備をしていたら地元FMラジオの生放送の取材を受けると言うハプニングがあった。

 帰路時間があったので、麓遊佐のの一つである“十六羅漢”に寄ってみた。
 それでも、自宅には17:30に戻ることが出来た。
 やはり、山は“早出”に限りますね。

 追記:来年の会山候補にしたいと思います。
十六羅漢

≪今回出逢えた花々の一部≫