会山行紀行文 2021年
7/3(土)
曇り後晴れ
(いわいがめやま)
祝瓶山

1417m
参加者 (紀行文) 2232 S/K
2名
(男性2名) (写真) 2232 S/K
≪コースタイム≫
針生平駐車場(6:45)…大石橋(6:50)…祝瓶山分岐(7:05)…一ノ塔(9:15)…祝瓶山山頂(10:05-11:05)…一ノ塔(11:30)…祝瓶山分岐(12:50)
…大石橋(13:10)…針生平駐車場(13:15)
≪紀行文≫
〜〜〜天気に翻弄されました、山の天気は難しいです〜〜〜

 飯豊連峰と同様に朝日連峰も登ってみたい山が沢山あります。ただ山が深いのとアプローチが長いのでそう簡単には行けません。同行するKさんが、小国町から入って比較的容易に行ける北大玉山(1469m)を企画してくれました。針生平から角楢小屋、平岩山を経由して大朝日岳に至る途中の山で、ほとんど馴染みはありませんがヒメサユリが沢山ある様です。

 当日の早朝、待合せ場所で作戦会議です。小国町の天気予報は曇り後晴れの予報ですが、朝まで小雨が降り続いている事、12時頃から朝日連峰と飯豊連峰は雨雲におおわれ、5mm/hの雨が予想されている事があり、北大玉山へ行くには吊橋が4カ所あって、特に一本丸太の吊橋は雨の時は危険との判断から、その手前の祝瓶山に急きょ行き先を変更しました。

 針生平駐車場で早速準備に取り掛かります。昨夜からの雨がパラパラ降っていてカッパを着るかどうか迷いましたが、天気は回復傾向に有るのと、この暑さでは中からも濡れる事からザックカバーだけにして出発しました。
 この駐車場にはきれいなトイレが有ってとても助かります。新潟もこのくらい清潔なトイレが揃えばいいなと思います。出発してすぐに荒川に架かる吊橋・大石橋を渡ります。ちょっと揺れて大変ですが両手のワイヤーとの3点支持で渡れば大丈夫。大石沢小屋を過ぎて15分程で分岐に出ます。当初の予定はまっすぐに大朝日岳・北大玉山方面でしたが、予定を変更して右に折れて鈴振尾根を登って祝瓶山に向かいます。
駐車場のすぐ先に大石橋 ワイヤーを離さなければ大丈夫 分岐、祝瓶山は右、北大玉山はまっすぐ

 登りの途中で雨も上がり、徐々に展望も得られるようになってきました。尾根の途中で地図を広げて角楢小屋と北大玉山に登る尾根を確認しますが、判然としません。
角楢小屋は、尾根の向こう側の様です 9:15、漸く一ノ塔に到着 お目当てのヒメサユリ

 一ノ塔まで登っても、展望はまったく得られませんでした。代わりにこの辺りからお花が咲いています。お目当てのヒメサユリも沢山咲いていましたが、既に終盤に近いようです。ゴゼンタチバナも沢山咲いています。こちらのは少し小振りに見えました。岩場の斜面に白い小さな花が咲いていて、多分オノエランの様です。これまで見たものよりもお花が沢山ついています。これ以外には、ウラジロヨウラク、シャクナゲ、ヨツバヒヨドリ、コバイケイソウなど。
ゴゼンタチバナは沢山 雨に濡れたウラジロヨウラク オノエランの様です

 駐車場から3時間20分で祝瓶山山頂に到着。展望はまったく有りません。風が少しありますが、寒くは無いので丁度いい感じです。晴れていれば、北に大玉山、平岩山、大朝日岳、袖朝日岳が見えるのかもしれません。南にはいつも見ている飯豊連峰を反対の山形側から眺められたのに残念です。祝瓶山は2回目ですが、前回も展望は無く、西からの強風を避けて山頂を少し下った所でお昼にしたのを思い出しました。
 今日はゆっくりとお昼を頂きます。1時間ほど至福の時間を過ごして山頂を後にしました。
10:05-11:05 祝瓶山山頂、展望なし 下山途中からの大玉山方面 漸く姿を現した一ノ塔

 下るに従って徐々に展望も得られるようになり、漸く一ノ塔を確認できました。残念ながら大朝日岳方面の展望は最後まで得られませんでした。
大朝日岳方面は雲の中 一ノ塔の上の雲の様子 無事に駐車場に戻りました

 13:15、無事に急登を下り、駐車場に戻りました。

 今日の成果は、活動時間=6時間32分、歩行距離=9.2km、累積標高差=1131m。

 後でYAMAPを確認して分かったのですが、大朝日岳も頼母木山も降雨は無かったようです。天気予報に翻弄された山行でもありました。それにしても山の天気は難しいです。

 《出迎えてくれたお花達》