≪紀行文≫ |
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〜〜〜ヒメサユリ復活を思い描いて〜〜〜 |
本来は翌日の6月22日(火)に会山行として計画していた山行でしたが、私の都合がつかなくなり、一日前に繰り上げて個人山行で実施しました。 日程繰り上げの為にスケジュールが取れず、参加が出来なくなった皆さんには大変申し訳ありませんでした。
この時期に粟ヶ岳に登る大方の人達は“ヒメサユリ”が目当てです。私達もヒメサユリの回廊を歩くことを楽しみに粟ヶ岳に登りました。しかし、残念ながらヒメサユリは思い描いていたイメージとは違っていました。
毎年この時期に粟ヶ岳に登っていますが、近年では年々ヒメサユリの咲くエリアが小さくなってきていました。それでも今年は復活しているのではないかと期待して登りましたが、花咲くエリアは昨年に比べてさらに小さくなっていました。
私自身はそうした現場を見ていないので、本当かどうかは確信がありませんが、一説にはツボミの段階で猿に食われてしまうとの話があります。 また、それらしい食いちぎられたツボミの残骸も残っていたりしています。
登った時は多少のガッカリ感がありますが、でも懲りずにヒメサユリ復活を思い描いて来年も登るんだろうなと思います。 |
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登山口の第二水源地 |
上り始めの尾根道は快適な道です |
3合目が近づくとハシゴ場が出てきます |
3合目はベンチ場と呼ばれていて、ベンチが設置され一息入れるには丁度良い頃合いで、良い休み場になっています。
4合目と5合目の間の大栃平に出ると展望が広く開けていて、北峰、中岳、粟ヶ岳本峰を見ることができます。 |
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ベンチ場(3合目) |
4合目に向かう尾根道 |
大栃平 |
5合目を過ぎると登山道は急傾斜になり、ハシゴやくさり等にすがってよじ登ることになります。圧巻は“くさり場”の通過です。 |
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ハシゴ場の通過 |
岩場をよじ登る |
くさり場の通過 |
くさり場を越えれば程なく6合目です。粟ヶ岳山頂が眼前に広がります。周囲が良く開けていて眼下には水源池も望めます。
登山道最後のハシゴを登り上がれば間もなく標高1049mに建つ粟ヶ岳ヒュッテです。 |
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6合目、眼前に粟ヶ岳山頂 |
広く展望が開けています、眼下の風景 |
水源池ルート最後のハシゴ |
粟ヶ岳ヒュッテに到着です。ヒュッテに向かって左脇にヒメサユリが咲いています。毎年この時期にこの場所にこのヒメサユリが咲いています。
ここまでは近年毎年変わりない風景です。
小屋の前で一休みして、ヒメサユリの回廊を思い描いて北峰に向かいました。本来ならば8合目の手前から咲いているはずです。 |
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粟ヶ岳ヒュッテ |
ヒュッテ脇のヒメサユリ |
北峰、もうすぐヒメサユリが咲いているはず |
ヒメサユリが咲いていると想定される場所に到着しましたが、ヒメサユリはありません。正確に言うとヒメサユリは生えているのですが花がありません。本来なら花が付いているはずの枝の先に花が無いのです。中にはツボミの段階で千切られたと思われる残骸を残している枝も在ります。 |
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花のない道 |
先端に花が無い枝 |
千切られたツボミ |
それでも北峰のピーク周辺にはヒメサユリの花が咲いていました。
ヒメサユリが咲くエリアの縮小だけでなく、咲く密度も薄くなっているように感じます。 |
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登山道脇のヒメサユリ |
ヒメサユリ |
ヒメサユリの道 |
粟ヶ岳山頂には楽山会の人達も居て、数組の先客が食事をしていました。
山頂からは360度の展望が開けています。 |
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間もなく山頂、後ろは中岳と北峰 |
粟ヶ岳山頂到着 |
粟ヶ岳山頂から一本岳、その先河内の山々 |
≪良く目に付いた花々≫ |
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ヒメサユリ |
コバイケイソウとウツギ |
ドウダン |
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シロバナニガナとハナニガナ(オオバナニガナ) シロバナニガナの黄色種がハナニガナなのだそうです。 |
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