会山行紀行文 2021年
6/6(日)
曇り後晴れ
(すもんおおだけ)
守門大岳
(塩入川コース)
1432m
参加者 (紀行文) 2232 S/K
単独
(男性1名) (写真) 2232 S/K
≪コースタイム≫
入塩川登山口(8:30)…三角点(9:45)…雨晴清水(11:00)…中津又岳(12:10)…守門大岳(12:25-13:05)…中津又岳(13:20)…三角点(14:50)
…入塩川登山口(16:00)
≪紀行文≫
〜〜〜きれいなブナ林や、お花が沢山咲いていました〜〜〜

 一週間前の日曜日に、会友3人と守門大岳の入塩川コースを登る予定で計画しましたが、小雨模様の天気予報が直前で更に悪化したのと雷注意報の発令から、当日の朝4:00に中止を決めました。会友の皆さんにはご迷惑をかけました。ごめんなさい。

 やむなく次の機会を窺っていたのですが、生憎と今度の土日の都合もあまり良くありませんでした。日曜日は朝の7時に用事が終わるので、その後すぐに自宅を出れば夕方6〜7時頃には帰宅できそうなので、この日登る事にしました。単独です。

 予定通り8時過ぎに登山口に到着。既に10数台が駐車していて、2カ所ある駐車場はほぼ一杯です。来る途中の林道で猿の集団に出くわしました。単独の時は、先行者がいたほうが助かります。
 8:30丁度に登山口を出発。砂防ダムを越えるとすぐに最初の渡渉です。簡単な木の橋が有りますが、橋が有るのはここだけで、あとはすべて石の上を渡ります。石の上は滑ってバランスを崩すことも考えられ、慎重な行動と細心の注意が必要です。下流は沢幅も広く少し難儀です。大小さまざまな渡渉がありますが、上流に行くに従って沢幅も狭くなり渡渉も容易になります。数えはしませんでしたが20数か所の渡渉がある様です。
8:30遅めですが入塩川登山口出発 最初の渡渉、橋が有るのはここだけ こんな渡渉を繰り返します
山の神にご挨拶 ナメ滝っぽいのもありました 沢を抜けて尾根(三角点)に出ます

 沢沿いの登山道を1時間強程歩くと尾根に出ます。休憩にはいい所で、沢を挟んで向かい側に網張山から派生する尾根が見えます。三角点の標柱はありますが、1/25000地形図には、三角点の印はありません。
 しばらく尾根伝いの緩い登りが続き、〆掛小屋を過ぎて、826mを過ぎた辺りからきれいなブナ林が、網張山への分岐辺りまで続きます。それ程太くはないのですが、まっすぐに伸びた沢山のブナの木があって、若さを感じます。一見の価値はあると思います。
     
 
 登山道の脇には、ツバメオモトの可憐な白い花が咲いています。丁度今が見頃の様で、稜線に至るまであちこちに沢山咲いていました。去年教えて貰ったユキザサも見つけました。小さな沢山の花が可愛いです。
去年教えてもらったユキザサ ツバメオモト、沢山ありました 蕾、まだしばらく楽しめます

 網張山への分岐を過ぎると、少しの間ですが残雪があります。これを越えると稜線に出て、ようやく守門岳の雄姿を見ることが出来ます。稜線から先はショウジョウバカマやイワカガミ等の春の花がまだ咲いていて楽しませてくれます。初夏に咲くイワハゼはまだ準備中で、小さな蕾が沢山ありました。
稜線着、守門が見えてきました 春のイワカガミが沢山咲いています イワハゼ、只今準備中です

中津又岳まで来ると守門大岳はすぐそこです。大岳から袴岳、袴腰、烏帽子山迄が一望できます。昨秋歩いた八十里越の時は、反対側から烏帽子山、袴腰、黒姫を眺めた事を思い出しました。
12:10中津又岳着 中津又からの守門岳 中津又からの守門大岳

 登山口から約4時間で守門大岳に到着。山頂標と鐘が新しくなっていました。少し先に行くと守門の素晴らしい展望が広がっています。守門右肩の網張の向こうには、薄っすらと尾瀬の燧岳が見えていて、そこから右手に毛猛山塊、奥に荒沢岳、越後駒ヶ岳、八海山が見えています。袴岳からの展望にはかないませんが、この素晴らしい景色を楽しみながらお昼を頂きました。
 残雪もあり、この時期は虫がうるさいです。防虫ネットを被ってのお昼となりました。気になる方は、他には虫よけスプレーやハッカ水があると良さそうです。
 12:25守門大岳着
巣守神社、山頂標と鐘が新しい 山頂からの守門岳、右から青雲岳(1490m)、袴岳(1537m)、袴腰(1527m)

 40分程でお昼を済ませ、13:05に山頂を後にしました。単独の時は怪我などに一層の注意が必要です。疲れてからの渡渉も、慎重に渡りました。16:00丁度、無事に登山口に到着しました。

 今日の成果は、活動時間=7時間30分、距離=15.8km、累積標高差=1170m。

 きれいなブナ林や、お花が沢山有ってとてもいい山行でした。6/20(日)もこんな天気に恵まれることを願っております。

《出迎えてくれたお花達》