会山行紀行文 2021年
3/11(木)
晴れ
(かなばちやま)
金鉢山

888.4m
参加者 (紀行文) 1861
単独
(男性1名) (写真)1234A/B 4567C/D
≪コースタイム≫
田家集落はずれ(7:00)…剣龍峡登山口(7:20)…焼山(8:45)…荒川山(コマタ)(9:35)…金鉢山(10:55-11:50)…荒川山(コマタ)(13:35)
…焼山(14:15)…剣龍峡登山口(15:25)…田家集落はずれ(15:45)
≪紀行文≫
〜〜〜周囲の眺望を楽しみながら〜〜〜

 従来、金鉢山へは折居集落から林道を進んで、799m峰に上がる尾根から行っていました。ちなみに剣龍峡ルートの焼山から南側の谷越えにどでかく見える山が799m峰です。金鉢山からドームを越え松平山〜山葵山〜折居集落の林道と周回するのが定番でした。今はそんな元気が無いので剣龍峡から荒川山を経由して往復するルートで行きました。

 剣龍峡登山口に向かう林道は雪はほとんどありませんが、入り口付近で大きな倒木が道を塞いでいて通れません。田家集落外れの車寄せ様に道幅が広くなっている場所に車を駐車しました。駐車場所から剣龍峡登山口までは1.5q程度かと思います。
駐車場所、田家集落外れ 倒木が林道を塞いでいる 剣龍峡登山口

 剣龍峡の登山道は良く整備されていて、こんな良い天気の日はとても持ち良く歩けます。尾根途中の「山の神の奥の院」に立寄って登山の安全をお願いしました。
尾根道は綺麗で気持ち良く歩けます 山の神の奥の院 マンサクの花

 標高350m程に登ると雪に覆われた広い緩斜面になります。こうした緩斜面をゆるゆる歩くのはとても気持ちが和みます。尾根筋に出ると周囲の展望が開け、広く見渡せ、爽快な気分になります。
標高350m付近 緩やかな緩斜面が広がっています 尾根筋からの眺望

 焼山は荒川山までの間では一番難儀な場所だと思います。でも眺望は随一です。南側の谷越えにはでっかい山が座っています。一番奥の高い所が標高799mのピークだと思います。金鉢山はその奥です。
 また目指す荒川山も良く見えています。黒いこんもりした個所の手前、茶色の部分が荒川山です。黒いこんもりした所は荒川山より40m程高い南東隣のピークです。金鉢山へはこのピークを越えて行きます。
焼山から金鉢山方面の峰々 焼山から荒川山 荒川山山頂

 荒川山の南東隣のピークはてっぺんに上がらず、直下をトラバースして金鉢山への尾根筋に出ました。
 尾根筋に出ると左側に金鉢山が見晴らせます。でも見えるのは金鉢山山頂手前の台地の部分で、金鉢山の山頂は台地部から200m程奥になります。
 台地部の右側のピークは799m峰です。
荒川山から南東隣のピークへ向かう尾根 左が金鉢山の台地、山頂はその奥 荒川山南東隣のピークを振返る
尾根の様子1 尾根の様子2 尾根途中から荒川山方面を見下ろす
尾根を振返る1 尾根を振返る2 山頂手前の台地への登り

 金鉢山山頂手前の台地へ登り上がる斜面は、写真では傾斜のほどを映ことが出来ませんが、とても急傾斜です。しかもこの日は放射冷却で雪面がガチガチにクラストしていました。
台地に登る斜面  台地に登り上がってホッとしました ホッとして下方を振返りました

 台地部に登り上がると200m程先に山頂が見えます。
山頂は200m程先 山頂を見上げる 金鉢山の山頂です

 金鉢山山頂の少し先には、金鉢山名物の「ドーム」があり、その先は松平山です。
 てっぺんの直下に筋が入っていますが、時期が少し遅くなるとここが雪割れします。雪割れの状態によってはてっぺんの雪がキノコの傘状になり、状態によっては越えることが大変になります。何度かドームを越えていますが、傘状の雪がどうにもならず、引き返したことが一度あります。
 今回は雪割れは問題ないのですが、雪面が硬くクラストしています。上りは問題ありませんが、下りはバランス力が衰えた後期高齢者に近い年寄りには危険です。はた迷惑なことにならぬよう鞍部近くまでで引き返しました。
金鉢山の山頂に戻り、周囲の眺望を楽しみながら食事し、まったりとお茶のみをしました。
山頂からドームと松平山 鞍部付近からドームを見上げる ドーム側から金鉢山山頂