≪紀行文≫ |
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〜〜〜粟島を眺めながら歩き終えた満足感〜〜〜 |
村上市の海岸景勝地「笹川流れ」は、奇岩の並ぶ海岸線がおよそ11km続く新潟県屈指の景勝地であり、国の「名勝天然記念物」、「日本百景」にも登録されています。
今回はその笹川流れに平行して山手に造られた「笹川流れ遊歩道」を46名で歩いてきました。
心配された天候は暑くもなし寒くもなく、これ以上は望めない絶好の天気!
大型バスと中型バスの2台に分乗しての出発、新発田ICで2名の途中乗車を加えて全員が揃いました。
途中の瀬波温泉鮮魚センターでトイレ休憩し、その先の海岸線沿いの国道345号を海岸線の風景を車窓から楽しみつつ進みました。
(俳句)半分は苅田となりし北越後 (俳句)大岩に穂芒揺るる海青し
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瀬波温泉・鮮魚センター前でのバス2台 |
笹川集落でバスを降り、登山口へ。 |
集落外れの橋を渡れば登山口です |
笹川集落の遊歩道出発点の広場で、班分け&点呼などを行い出発!
歩き出しはジグザグの急坂が続き、メンバーの中から「こんな急坂もあったの?」との声も聞こえる坂を登りきれば粟島や佐渡が望める「沖見平」ですが、雑木の刈払いがされていなくて残念ながら展望はありませんでした。
更に進んで、次の急坂を登り切って「松ヶ峰」です。
(俳句)魚影(うおかげ)のついと笹川水澄めり (俳句)川べりの露草今日の登山口
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登山口広場で班ごとに点呼と確認です。 |
登山口に立つ遊歩道の案内看板 |
元気に1班から出発、最後尾は7班 |
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急坂に建つ標識 |
平坦路もあるけど、何ヶ所かは急坂も・・ |
「沖見平」、樹木に遮られて展望なし。 |
この先は感じの良い平行路が多くなって、メンバーの皆さんから明るい会話も弾むようになり快適歩行が続きます。
今回のコースの最高峰であり三角点のある「景浦岳・176m」に到着ですが、以前はあった山頂標識が消えており(以前から半壊状態だった・・・)、うっかりすると見落とすところでした。
(俳句)まつかさの転げ野菊の道けわし (俳句)潮風の吹きくる峰に木の実降る
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気持ちの良い遊歩道、樹陰が嬉しい! |
終点まで残り30分、ガンバロー! |
松ヶ峰に立つ仲間、涼しい! |
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ややキツイ坂道が、何ヶ所かあります。 |
最高所の「景浦岳」、標識もなく無残。 |
暑過ぎず寒過ぎず、感じの良い遊歩道。 |
最高所を過ぎれば下り道が多くなります。ルンルンと下って、「お地蔵清水」を過ぎれば終点の板貝集落に到着!です。
(俳句)どんぐりのころころ急な下山道
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急坂では、少し苦労しました。 |
気持の良い道が続きます。段々と終点が近くなってきました。 |
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何やら謂れのありそうな清水が・・・ |
終点の板貝集落に到着です、全員元気に歩き通しました。 |
全員が元気に完歩しました。12時に国道脇の駐車場に待機していたバスに乗車して、道の駅「笹川流れ」に急ぎました。
日本海に面して造られた階段が粟島も望める絶景の場所、「道の駅」の国道を横断し、広くてきれいな階段に腰を下ろし、粟島を眺めながら順調に予定のコースを歩き終えた満足感とともに昼食を終え、再びバスに戻って帰路につきます。
朝、立寄った鮮魚センターで買い物などを済ませてから、予定時刻よりもやや早めに新潟駅へと帰り着きました。
(俳句)粟島に真向ふ昼餉秋の潮 (俳句)秋鯖を手に笹川の旅果つる |
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道の駅、展望の良い階段で昼食です。 |
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奇岩も多く、粟島もスッキリ見えて
心地よい道の駅です。 |
集合写真、リーダーの段取りミスで全員集まれませんでした。お詫びします。 |
(今回の山行で感じたこと)
コロナ禍の為に外へ出る機会が減って、運動不足などもあるのか?
以前は健脚と思っていた人たちが坂道などで苦労される様子を見て、日ごろのウォーキングなどの運動が足りないのではないかと感じました。
それは自分にも当てはまる事です。高齢者に過激な訓練は危険ですが、あまり負担にならない気軽なウォーキングなどを日常の習慣として脚筋を鍛え、長く山を楽しんで戴きたいと思いました。 |
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