会山行紀行文 2021年
6/7(月)
晴れ
佐渡八十八ヶ所めぐりBと
バラ園
参加者 (紀行文) 2052 M/T
No−T22 グレード:E 19名
 担当リーダー 2052 S/T (男性5名・女性14名) (写真)2052M/T 2051S/T
≪コースタイム≫
新潟港(6:00)〜両津港(8:30-8:40)=【33番】秋津・萬福寺(8:50-9:10)=【34番】立野・光輪寺(9:18-9:36)=【36番】安養寺・安養寺(9:41-10:00)
=【35番】吉井・大聖院(10:05-10:22)=【37番】吉井・医福寺=(10:30-10:47)=【38番】大和・善積寺(10:50-11:12)
=【39番】金井新保・大慶寺(11:18-11:40)=椿屋陶芸館・昼食(11:45-12:30)=【40番】千種・正覚坊(12:35-12:50)
=【41番】千種・宝蔵坊(12:55-13:18)=三太郎農園(バラ園)(13:30-14:15)=両津港(14:50-16:05)〜新潟港(18:35)
≪紀行文≫
〜〜〜ようやく41の煩悩を消すことができたようです〜〜〜

 コロナ禍で一年間休んだ佐渡八十八ヶ所めぐりの再開です。ときわ丸が両津港に近づくにつれ佐渡の山並みが見えてきました。佐渡に詳しいOさんに山の名前の説明を受けました。港では先達の梶井住職さんと見習いの関口住職さんが出迎えてくだいました。早速出発です。
 国仲平野から北の山間地に点在する第33番札所から第41番札所までのめぐりです。早速、2羽のトキが空に舞い私たちを出迎えてくれました。

 さっそく、第33番札所・萬福寺で遍路のお勤め。先達さんに寺の説明とお勤めの作法していただく。久しぶりの般若心経、スピードについてゆけず、次からもう少しゆっくりとでお願いする。
入港前に佐渡の山並みの説明 第33番札所・萬福寺 写真を使っての説明
庭のカキツバタ 般若心経を唱和 第34番札所・光輪寺

 第34番札所・光輪寺、350年前に建てられた二階建の山門は彫刻も素晴らしい。庭の大きな木にはスイカズラの金銀木が咲いていました。

 奈良の長谷寺を模して造られたという第35番札所・大聖院、山門は苔むし風情がありました。山門の仁王像はその股を潜ると感染症が治ると言われています。このコロナ禍にはご利益がありそうです。

 第36番札所・安養寺の境内には八十八ヶ所めぐりの石仏があり、そこを一巡することで八十八ヶ所めぐりの完結になります。往時の人々の信仰の深さが伺えました。
二階建の山門 金銀木 第36番札所・安養寺
一気に八十八ヶ所めぐり 第35番札所・大聖院の山門 股くぐりで伝染病が治る仁王像

 山深い細道を行くと第37番札所・医福寺です。門前に安産祈願の弁財天が祀られ、境内には三十三観音めぐり石仏が安置されています。
第37番札所・医福寺 安産祈願の弁財天 一気に三十三観音めぐりの石仏
 第38番札所・善積寺には高さ23m、幹回り5mのお薬師杉があります。大きく張り出した枝々の力強さは何やらご利益がありそうです。

 第39番札所・大慶寺の本尊は阿弥陀如来。民衆に一番近い如来様。そこから大慶寺は解放されコンサートや、長屋門を利用したギャラリーがありあます。

 立派な鐘撞堂は、戦時中に供出させられ今は蜘蛛の巣城と名がついていました。佐渡のお寺は鉄砲の玉のために鐘を供出し、鐘のないところが多いです。 
お薬師杉 第38番札所・善積寺 第39番札所・大慶寺
 長屋門ギャラリー  蜘蛛の巣城となった鐘撞堂  「山麓の梅花」襖絵

 昼食はコロナ対策の行われた椿屋陶芸館で、椿油を繋ぎにしたそば定食を食べました。佐渡のNリーダーも来てくださり、昼食を一緒に食べることができました。
 昼食後は第40番札所・正覚坊へ。土田麦僊が子供の頃に過ごしたと言われているお寺です。横向き地蔵は金北山の方を向いています。この地蔵を拝むことで神住む峰、金北山を拝んだことになるそうです。
 300年以上の歴史を誇る第41番札所・宝蔵坊には色彩豊かな天井絵、天井を支える天邪鬼の彫刻など見どころが一杯です。
 昼食のそば定食  第40番札所・正覚坊  横向き地蔵
 第41番札所・宝蔵坊  素晴らしい天井絵  天井を支える天邪鬼


 お遍路終了後は三太郎農園のバラを鑑賞しました。山間地にあるバラ園は香りに満ち、今は盛りと咲くバラは素晴らしかったです。

 佐渡八十八ヶ所めぐりも41番まで回ることができました。

 人間の88の煩悩は、88の寺院を巡ることによって消え、願いがかなうそうです。
 ようやく41の煩悩を消すことができたようです。


                   ≪三太郎農園のバラ≫