≪紀行文≫ |
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〜〜〜皆さんの声は「待ち遠しかった!」〜〜〜 |
新型コロナ禍の為に、新潟楽山会の会山行はほぼ1年間に亘って中止せざるを得ませんでしたが、この4月より対コロナの対策を採りながら会山行を再開することとなり、今回はトレッキング山行の第1号でした。
21名乗りのバスに16名乗車、乗り降りには手指の消毒を実行し、窓を少し開いて換気を良くしながらの走行、もちろん歩行中以外はマスク着用、間隔を空けての会話など、およそ考えられる全ての対策を採りながらの山行でした。
また、本日参加の最高齢・557/ T・Kさんから俳句を詠んで戴きました。
夏を思わせる暖かさ、雲一つない真っ青な空、晴天を衝け!の言葉がピッタリの日となりました。
(俳句)満開の花右左北越後 (俳句)残雪の飯豊きらきら山日和
まずは村上市平林の国指定遺跡「平林城跡」からの出発です。この城跡は、古く南北時代から戦国時代にかけて村上市と粟島を支配していた色部氏の居城とされます。
資料室とトイレのある新しい登山口より出発。
今は杉林となっている曲輪跡や空堀・土塁・虎口を見ながら前進しました。
(俳句)一年余ぶりの山道芽吹き急 (俳句)空堀に土筆一面お城跡
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新しくなったトイレ付駐車場。 |
平林城跡はよく手入れされた杉林の中。 |
かっての武士たちが、大きな土塁や空堀で屋敷を護った様子がよく解ります。地元の方々によってしっかり手入れされ、歩き易くなっています。 |
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大きな土塁を横目に |
城跡最後には、古城要害山登山口の標識 |
空堀跡を横切って進みます。 |
門跡を過ぎて、いよいよ山道へと入りますが、大変歩き易く手入れされていて有難い。
馬洗場の湿地には水芭蕉も咲いています、ここで休憩。
(俳句)馬洗ひ場に水芭蕉二つほど |
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かって門があった城戸門跡。 |
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汚れた馬を洗った馬洗場、足の速い粟島の馬が珍重されたらしい。 |
花はあまり多くはなかったけど、ショウジョウバカマやスミレ、イチゲなどが所々で見られました。 |
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ジョウジョウバカマ、水芭蕉が咲く道を登ります。 |
「首切り清水」という残酷な名前だけど気持良い広場となっており、小休止。果たして何人の首が刎ねられたんだろう?、せめて墓碑とか建ててやれなかったんだろうか? |
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罪人の首を切った首切り清水、湧き出る水は冷たく旨かった。 |
夏を思わせる陽気、風も吹いて汗の身体に心地良い。やや急坂を登って分岐を右に分けて空堀を越えれば物見山。展望良く、攻めてくる敵を見張るには絶好の場所です。ここで展望を楽しみつつ小休止です。 |
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気温も上がり心地良い風が吹きます。 |
道を右に折れて空堀を越えればベンチのある物見山です。 |
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展望抜群の物見山。 |
珍しい色の蝶が出迎えてくれます。 |
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更に登って山頂に到着。
飯豊連峰や下界の風景を楽しみながら昼食としました。コロナ対策として、おかずの交換や声高の会話は出来ませんが、優しい微風と風景が補ってくれました。
(俳句)山桜見おろす昼餉曲輪跡
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歩き易い道をルンルンと登って山頂に到着! |
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山頂からの飯豊連峰の展望が素晴らしい! |
山頂での集合写真 |
下山後は、桜公園に回って桜見物。各地から取り寄せの桜なので、満開・開花したばかり・芽吹き・つぼみなど、いろいろな桜の状態を楽しむことが出来ました。
(俳句)下山道しょうじょうばかま次々に (俳句)青空のさくら公園花ふぶき
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順調に下って城跡へ戻りました。 |
桜公園は満開!、爽やかな桜と共に、暫しの時間を楽しみました。 |
一年ぶりの会山行、参加の皆さんの声は「待ち遠しかった!、やはり仲間と登る会山行は楽しい」との声がたくさん聴かれました。
まだまだコロナは油断できませんが、出来るだけの処置を講じれば開放感一杯の外気の元で、楽しい山行ができると思います。
今後も、きちんとした対策の元で会山行が実行され、安全安心の会山行が実行されることを望みたいと思います。 (おわり)
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