≪紀行文≫ |
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〜〜〜たくさんの花々に出会えた未知のルート〜〜〜 |
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4月8日に予定していた今回の山行、天候悪化の予報により延期し、本日になりました。降水確率0%、朝から太陽の光がふりそそぎ、絶好の登山日和でした。
シーサイドラインの間瀬〜野積間が、落石のため通行止めで、焦りましたが、集合場所である田ノ浦温泉の駐車場までは入場可能でほっとしました。
多宝山へは、岩室温泉側からか、弥彦山経由で登るのが一般的ですが、今回は、海側からの地図にも載っていない、未知のルート。期待が高まります。急登が続くとのことで、準備体操は念入りに行います。
まずは、弥彦山登山道田ノ浦ルートの、砂防ダム工事用道路。これから向かう多宝山方面の山や、咲き残っている山桜を眺めながら、気持ちの良いハイキング気分でゆるい坂道を登ります。途中、銅山道分岐で左折し、林道開ノ木線に入ります。もうそろそろ、林道も終わりかと思い始めた、40分ほど歩いた所で、休憩です。 |
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今回のコース(クリックで拡大) |
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念入りに準備体操 |
山も桜も輝いている |
結構急坂で長かった林道の終わりかな? |
さて、ここからが本番。赤いリボンが無ければ、ただの山の斜面と思われる登山道の入り口が右側にあります。見るからに急登です。細いですが、しっかりと道がついています。初めての道に踏み込む時は、とても気分が高まります。
急登を20分位登ると、三角点があり、2回目の休憩。ここから、日当たりの良い尾根道を登っては下り、登っては下りを三回ほど繰り返すと、弥彦スカイラインに合流します。
この尾根道では、イカリソウ、カタクリ、キジムシロ、雪割草など、たくさんの春の花たちが咲いていて、あちこちでお花の名前が飛び交い、割とたいへんなアップダウンにも関わらず、楽しみながら登ることができました。 |
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長い林道歩きも漸く終わりました |
いよいよ激登り開始です |
木々を掴みながら登ります |
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三角点到着 |
山頂が観えてきました |
やっと出た(スカイライン) |
車道をちょっとだけ歩いて渡ると、すぐに佐渡見台。大きな坂井銅山碑 があります。この銅山が、現在の新潟の金属加工産業振興につながっているそうです。また多宝山は、そこから宝の山として、名付けられたそうです。ありがたい山ですね。今日の佐渡は、くっきりとよく見えて、とても近く見えました。
ここで、リーダーさんからの一言。「ストックはできるだけしまうか、一本にしてください。」ここから、いよいよ藪が濃くなるのか、はたまた、急登の角度が増すのか。緊張が走りました。しばらく車道を歩くのかと思いきや、すぐ近くのガードレールの切れ目から藪に入っていきました。ぱっと見たところ、歩ける道とは思えません。しかし、尾根道になっているので、ごく細い急な道を外れないように登れば大丈夫。藪の下や斜面のショウジョウバカマとカタクリがすばらしく、大変でしたが、楽しい道が続きました。 |
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佐渡見台(坂井銅山碑) |
ガードレールの切れ目が入り口 |
ショウジョウバカマとカタクリのコラボ |
30分ほどの急登の後、たどり着いたのは、多宝山山頂付近の建物の真裏。
上から見ると、ここが道だなんて、誰も分からない。ここから人が突然出てきたら、驚くだろう、そんな道。ここに出るのか、知らなかった〜と、驚きの声が続出でした。 |
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ここに出るの〜びっくり |
多宝山頂上に到着 |
三角点 |
山頂で記念写真を撮って、お昼ご飯は太平園地。広すぎて、密になれません。
海や遠くの山並みを眺め、ゆっくりとすごしました。
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1,2班 集合写真 |
3.4班 集合写真 |
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密を避け、太平園地で昼食 |
あの山は何? |
登ってきた稜線が観えます |
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大平園地より遠く村松白山や粟ヶ岳、守門岳等が望めました |
下山は、多宝山方面に戻り、左側の藪の切れ目から。見た感じでは絶対に分からない入り口です。ここからはずっと尾根道の急坂を下りていきます。藪が混んでいて、滑りやすく、ラクも起きやすく、私は枝につかまりつかまりしながら、慎重に下りましたが、皆さん足慣れた感じですいすいと降りて行きます。
シュンランの大きな株が次から次へと現れて、下山に集中したくても、気になって危ないです。とても立派のシュンラン、もっと写真を撮りたかったですが、急登すぎて、一番大きいのだけを撮影しました。少し下ると、フデリンドウらしき、紫色の小さい花が現れ、下山の疲れを癒やしてくれました。川を渡るあたりには、ニリンソウの大きな群生があちこちにあり、最初から最後まで、目を楽しませてくれた下山ルートでした。 |
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大平園地より下り開始 |
突然左折し薮の激下り開始 |
こんな渡渉もあります |
多宝山、田ノ浦からの直登、リーダーさんがいなければ、出会えなかったコースでした。 たくさんの花がちりばめられた素敵なルートでした。今回の山行を企画してくださって、本当にありがとうございました。楽しい一日でした。
≪多宝山の花たち≫ |
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