会山行紀行文 2020年
11/19(木)
晴れ
下町(しもまち)あるき・
日和山登山

参加者 (紀行文) 2052 M/T
単独
(女性1名) (写真) 2052 M/T
≪コースタイム≫
みなとぴあ(12:00)…湊稲荷神社…金刀比羅神社…願随寺…開運稲荷神社…日和山…日和山展望台…みなとぴあ(13:40)
≪紀行文≫
〜〜〜なかなか面白い「下町(しもまち)あるき・日和山登山」〜〜〜

 朝から予定が無く、外は小春日和のぽかぽか陽気です。こんな時に行ったらよいと用意してあった「新潟町めぐり」の地図を手に出かけました。
 「新潟町めぐり」のマップは4種類ありますが、今回は「下町めぐり編」です。

 新潟島の下町(しもまち)と呼ばれる地域は、開港5港の一つである新潟が、古くから湊町として栄えてきた歴史を今もなお色濃く残す地域です。
 船の荷降ろし場であった旧新潟税関庁舎の門を潜って、下町・日和山登山コースの始まりです。
       

 湊稲荷神社は、江戸時代、船乗りの信仰を集めた神社です。回る「願懸け高麗犬」が有名。女性は左の高麗犬を回しながら祈願すると書いてあります。早速、回してみましたがなかなか重かったです。港が賑わっていた昔、船乗りが遊びに来ることを願う町の女たちは、西風が吹いて船が足止めされるよう高麗犬の頭を西に向け願をかけたことが始まりのようです。 
旧新潟税関庁舎の門を潜り出発 湊稲荷神社 願懸け高麗犬

 金刀比羅神社、新潟の回船問屋が出雲沖で暴風雨に遭った際、金刀比羅大権現が現れて救ってくれたことに感謝して創建されたそうです。ここにも願い事を叶える「足止め狛犬」があります。麻紐で狛犬の足をしっかり縛ると願いが叶うそうです。ご利益の「止め事」は禁酒、禁煙、夜遊びとなかなか粋です。
 神社めぐりが続いた後は、願随寺に到着。願随寺は来航した外国人を応接した場所となったそうです。隣の趣きのある建物がその雰囲気を残しています。
金刀比羅神社 足止め狛犬 願随寺

 次は、開運稲荷神社。保育園の脇の参道をいくつか鳥居をくぐって神社前に出ます。

 思ったより立派な神社です。ここにも、願いを叶える「こんこん様」が祀られています。

 狐の両足をなで、自分の額にいただき祈願するとご利益があるそうです。
開運稲荷神社 願いが叶うこんこん様 日和山登山口

 新潟に住んでいながら、日和山へ来るのは初めてです。日本一低い山とか、素敵な喫茶店があるとか、どんなところなのだろうかと楽しみに来ました。山頂まで階段が続き、きれいに整備されおり、頂には住吉神社が祀ってありました。

 話題の喫茶店は閉館されており、2021年に再開予定と書いてありました。ぐるっと、標高12.3mからの眺めはなかなか良かったです。

 最後は、坂道を登って日和山展望台に到着。
 展望台からは360度の展望、越後の山々に、うっすらですが佐渡も見えました。

 脇には新潟島一周自転車道や西海岸遊歩道が通っており、新たなコースを発見することが出来ました。
五合目標識 山頂の住吉神社
つわぶきが花盛り 日和山展望台 展望台からの日本海

 急ぎ足でぐるっと回りでしたが、少しの時間で町あるきが楽しめました。行ってみるとこれがなかなか面白かったです。これから冬場で、山へはちょっとという時には「町あるき」やってみませんか。お勧めです。

         「町あるき・マップ」の手に入るところ:
             ほんぽーと(新潟市中央図書館)、みなとぴあ(新潟市歴史博物館)、
             クロスパル(中央公民館)、市役所まちづくり推進課(古町ルフル5階)