会山行紀行文 2020年
10/26(月)
曇り
(まやさん)
摩耶山

1019.7m
参加者 (紀行文) 2232 S/K
5名
(男性1名・女性4名) (写真) 2232 S/K
≪コースタイム≫
越沢登山口(8:05)…分岐(8:25)…弁財天滝(8:40)…摩耶山山頂(10:10-11:00)…摩耶山避難小屋(11:30)…追分(11:45)…分岐(12:25)
…越沢登山口(12:50)
≪紀行文≫
〜〜〜期待以上の素晴らしい紅葉で、大満足の山行でした〜〜〜

 同行するIさんから摩耶山のリクエストがあり、登って来ました。天気は今一つでしたが、山頂では今が盛りの素晴らしい紅葉を見ることが出来ました。

 当初は土曜日の山行を計画していましたが、天候が思わしくありませんでした。日曜日はL会議なので、月曜日に順延しての山行となりました。
 今年は例年以上に熊が出没しているようです。山行前日も、村上市の国道345号線で熊と車の事故が起きていました。345号線は摩耶山の登山口に向かう国道なので、少しビビリました。ザックにホイッスルと熊鈴をもう1個追加しました。

 登山口の駐車場には、松本ナンバーの車が1台ありました。熊の件も有、先行者がいるとなんとなく安心します。
 越沢登山口で準備をしていると、西の空が暗く今にも雨が降りそうな雲行きなので、カッパを着込んで歩き出しました。
 歩き始めて10分程で沢の渡渉があります。今朝までの雨で増水しているのと、アルミの梯子が渡されているのですが、これが太鼓状になっていて滑りやすい事から慎重に渡りました。
8:05 越沢登山口発 沢沿いの登山道 渡渉、太鼓状の梯子が渡りにくい

 程なく分岐に到着です。右「初心者コース」、左は「滝登りベテランコース」となっていて、今日の予定は左のベテランコース(弁財天滝コース=中尾根)を登り、山頂から初心者コース(追分コース)を下りこの分岐まで戻る予定です。
 分岐から先の沢沿いの登山道も、小沢を渡ったり高巻したりで気が抜けません。分岐から15分程で弁財天滝に到着。滝も迫力があるのですが、その左側に据えられたほぼ垂直の梯子も相当で、今日一番の難所です。慎重に梯子を登りました。
8:25 分岐をベテランコースへ 弁財天滝、あの梯子を登るの〜? ほぼ垂直、それなりに緊張します

 弁財天滝から山頂までは標高差600m程の急登が続きます。登るに従って紅葉はどんどん深まって行き、中腹では黄色が目立つ黄葉でしたが、山頂付近ではまさしく紅葉です。途中、コシアブラの透き通った独特の紅葉を教えてもらいました。よく見ると確かに枝の先の方はコシアブラで見覚えがありました。
独特なコシアブラの紅葉 黄葉の中を歩きます 10:10 稜線着、右手は摩耶山山頂

 10:10、急登を登り切り稜線に到着です。摩耶山山頂はすぐ右手です。標高差600mの急登を1時間30分で登り切りました。皆さん健脚です。
10:10 摩耶山山頂着 どうです、この紅葉!! 奥に荒沢ダムが見えます

 摩耶山山頂からは、独特な岩峰が目の前にあり、奥が鑓ヶ峰で手前が鉾ヶ峰です。山頂辺りの紅葉は今が盛りで、山肌が赤と黄色に染まっています。摩耶山は期待以上の素晴らしい紅葉を見せてくれました。
 残念ながら展望は今一つです。鳥海山34°、月山90°、以東岳160°と、角度を合わせてコンパスを向けるのですがいずれも雲の中です。初冠雪した月山が見られたら最高でしたが、少し残念です。
摩耶山山頂からの鑓ヶ峰(左)と右手前に鉾ヶ峰 鑓ヶ峰の下の方もきれいです

 風も無く寒くも無く、紅葉と展望と沢山のご馳走を頂き、至福の時間を過ごしました。
 11:00、下山を開始。追分コースを下り予定通り周回します。すぐに倉沢下山口の分岐です。今年は登山道に鎖や梯子を設置していない為、倉沢口へは下山できないとの事です。
倉沢下山口、今年は下山不可 六体地蔵尊 摩耶山避難小屋

 摩耶山避難小屋に到着した頃から、ようやく青空が見えるようになりました。ブナの黄葉に日が差し込み、こちらもきれいです。         
 ブナの黄葉の中を下る  追分と呼ばれている分岐を右です  七つ滝が遠望できました
 分岐にある滝  沢の渡渉、慎重に渡ります カジ倉?ウノスノ倉? 

 12:50、アルミの梯子の渡渉を慎重に渡り、登山口に無事到着しました。

 今日の成果は、行動時間=4時間50分、歩行距離=6.1km、累積標高差=796m。

 帰路、国道345号線から県道52号線を通り、日本国の登山口を経由して、勝木ゆり花温泉に向かいました。こちらの県道の方が国道よりも道幅が広く、走りやすい様に思いました。

 摩耶山は期待以上の素晴らしい紅葉を見せてくれ、大満足の山行でした。